ギャラクシーエンジェル 機体特性について

紋章機とエルシオールの性能

ラッキースター

全体的な評価

バランスの取れた機体、というと可もなく不可もなく、SLGでは平凡なユニットになりがちだが、
高いポテンシャルでバランスが取れているなら話は別。ラッキースターはそういう機体。
スペック表によると全ての能力が平均以上でポテンシャルは全紋章機中最高。
特に回避S、防御Aで防御面では最強。
攻撃はBでハッピートリガーに次ぎ、最高速度、加速、旋回能力各A-とカンフーファイターに次ぐ機動力を持つ。
まさにエース機という言葉にふさわしい高スペック。ミルフィーユの搭乗機とは思えない…という評価は酷だろうか?
こういう機体は少数での運用でこそ真価を発揮する。
単独、又はカンフーファイターとの共同作戦で別働隊を任せれば期待以上の戦果を挙げてくれるはず。

単独攻略での感想

くせがなく扱い易い、紋章機の特徴をつかむには最適の機体。
単機で敵集団に突っ込ませても十分な戦果を上げられる機体特性はスペック表の通り。
遠距離攻撃、威力高・追尾攻撃、連発と多彩な武装を持つが、重要なのは自動追尾型ファランクスをいかにして当て、
ハイパーキャノンにつなげるかということに尽きる。


遠距離攻撃:大型レーザー砲

出会い頭の一発。前方にしか撃てない。
威力、SPゲージ増加量はそこそこ、発射間隔は普通であるが、弾速がほぼ0なので命中率は高いはず。
かなり遠距離から撃てるが、ファランクスとの同時攻撃が可能であり、この攻撃の真価はそこにある。
敵の後方から攻撃してこれしか撃てないようなら、移動でファランクスの攻撃範囲まで接近すべき。
カメラビューで見ていると、発射時に回避行動を取るように横方向にずれるのは何故だろう?

中距離攻撃:自動追尾型ファランクス

8ウェイホーミングレーザー。消費エネルギーは多いが、他の武器と比較にならないほど威力が高く、SPゲージのたまりも早い。
弾速は遅めだが、敵への着弾とほぼ同時に次弾が発射可能。優秀な追尾性能があり、命中率も高い。
射角が広くどの方向にも発射可能。ただ、正面以外に発射した場合には命中率がかなり低下するので注意が必要。
ラッキースターの攻撃の主軸。まずこれを出すことを優先すべき。

近距離攻撃:バルカン砲

威力、SPゲージ増加は低いが、発射の間隔は短く弾速は速い。前方にしか撃てない。
追尾性能はなく、命中率は悪いが近距離から出すためそれほど問題とはならないはず。
カンフーファイターのそれと同じで信頼度が高い時の攻撃力はかなりのもの。反面、低いときはほとんど役に立たない。
時間経過で弾切れを起こすのも全く同じ。
近距離で敵をいつまでも追いかけているようなときは弾切れしている可能性が高い。
この場合、ファランクスが使える間合いになるよう移動、待機させることも必要。

必殺技:ハイパーキャノン

大型レーザー砲。射程距離は無限。継続時間中攻撃が持続する。
エネルギー消費は莫大だが複数攻撃可能で当たれば目標以外の敵にも目標と同等のダメージを与えられる優秀な必殺技である。
狙って当てるのは難しいが、それこそ運がよければ7,8機同時撃破も可能。超遠距離の攻撃衛星を知らずに撃破していることもある。
ただ、レーザーの当たり判定はかなり小さいので、マップ上では当たっているように見えても外れてしまうことが多い。
命中率は低めに設定されているようだが、直接目標に対するハイパーキャノンの命中率はかなり高い。
その理由は目標が一瞬攻撃をかわしたとしても攻撃は継続されるからだろう。特に近づきつつの攻撃だと一度回避しても巻き込まれる可能性は高くなる。
信頼度がかなり低く、素早い敵を追いかけつつ攻撃した場合にかわされることがあるがこれは滅多に起こる現象ではない。
それより注意すべきなのはレーザーの「ぶれ」である。
よほど目標と接近していない限り、どのような体勢からでもハイパーキャノンは発射されるが
このとき敵の位置が進行方向からずれていたり、十分に加速がついていない状態、目前に障害物(目標、目標外の敵、味方)がある状態で撃つと
レーザーの「ぶれ」が起こる。
これはラッキースターが敵、味方を含む障害物を避けるためや、攻撃方向の補正のために旋回動作を行うことによる現象である。
レーザーのぶれが起こると、目標を撃破どころか全く当たらないこともある。
敵はHPが0になった後もしばらく消滅しないため、向かってくる敵に撃った場合、かなり遠くから撃ったのでなければぶれは起こってしまう。
同時撃破を狙う場合はこの点も考慮に入れなければならない。
逆に広範囲にレーザーを拡散する特性を利用し、HPの少ない敵が密集しているような状況でぶれを狙って起こすテクニックも存在する。
ハイパーキャノンの使用中は移動速度が極端に下がるため攻撃の回避率も下がる。
ハイパーキャノンのレーザーは敵弾を相殺してくれそうに見えるがそうではない。敵群に突っ込ませるときは大ダメージも覚悟すること。


※ハイパーキャノンの同時撃破数を増やす方法

移動コマンドで敵が並ぶ直線上の位置から敵方向という指示をしてから必殺技コマンドを選択するとまず失敗する。
移動コマンドは慣性を考慮に入れていない移動をするため、指示した位置と実際の位置がずれてしまうためである。
これを解消するためには一度直線上の遠い位置へ向かった後、細かい移動で修正をかけると良い。
更に向きを変えることによって位置がずれるということも考慮に入れて、細かい移動と待機を繰り返し、
軸が合った時点で先頭の敵に攻撃する。(軸が合ったかどうかは最後列の敵に攻撃コマンドを使用してみることである程度確認できる。)
この方法では、必殺技が発動できる状態になってから軸合わせをしても間に合わない。
先頭の敵に最初の攻撃をした時点で必殺技が発動できる状態になっていなければならない。
エルシオールを一直線に追尾している敵の場合は、必殺技の発動が可能になった後でも、
一度エルシオールの方向に向かい、待機で減速してから必殺技を選択すれば成功する確率は大きい。
しかしこれらの方法は思うより大量に時間を消費するため、効率的とはいえない。
同時撃破を期待しつつ進入角度を調整し、撃ち漏らした敵を順次撃破していくのがより実践的だろう。
また、画面端や小惑星帯に沿って移動している敵なら何もしなくても多くの敵を巻き込める可能性が大きい。
但し戦闘評価は細かく攻撃を加えた方が上がりやすく、同時撃破を狙うとかえって評価が低くなりやすいようだ。

カンフーファイター

全体的な評価

機動力は全ユニット中で最高。燃費も良い。その他の能力も普通で、HPの低さを除き特に劣ったところはない。
そのため、総合的なポテンシャルはラッキースターに次ぐ。
機動力、回避は高いが、装甲が薄く、射程距離、攻撃力は普通という特徴から、
接近戦用というよりは一撃離脱型の高速戦闘機と言った方が適切だろう。

SLGにおいて最も重要なのは機動性であるといっても過言ではない。
余程戦闘向きでないユニットでなければ主力になるのが常であり、カンフーファイターもその例に漏れない。
遠い位置のNPC救出、同じく機動性の高いラッキースターと別働隊任務、素早い敵の足止めなど活用法は非常に多い。
信頼度修正が高くなり攻撃力が上がれば、それこそ無人の野を行くような活躍が期待できるはず。
ただ、目標到達が早いとそれだけ敵の攻撃を受けやすくなる。
機動力以外の性能は並だということを忘れると撃墜される危険性が高いので注意が必要。

単独攻略での感想

足が速く燃費が良いため移動面は敵なし。但し運用面に問題があり、実際操作してみるとかなり癖の強いじゃじゃ馬であることが分かる。
武装が2種類と少ないが、いずれも前方にしか撃てない物で、他の機体に比べ攻撃範囲が狭く追尾性にも劣る。
武装の一つ大型ミサイルは射程及びリロード時間に大きな問題を抱え主戦力として期待できるものではない。
もう1つの武装であるバルカン砲及び必殺技のアンカークローは射角が狭く不安定な体勢からだと発射不能。
そのためカメラビューで確認すると分かるが近距離の敵に照準を合わせなおすなどすると全く攻撃していないことが多い。
どの位置で折り返せば効果的に攻撃出来るかを探るにはある程度の試行錯誤が必要であり、
高速折り返しの位置取りやタイミングの難しさは他の機体の比ではない。
そして最大の問題はバルカンの弾切れ。これはかなり深刻。
紋章機は時間経過と共に戦闘力が減退していくが、カンフーファイターの場合、ある時点を境にバルカンが一切出なくなる。
カンフーファイターの場合、バルカンは唯一の武装と言っても良いものであり、これを封印されるとどうなるか…。
敵が多い場合などは攻略の成否にシビアに関わってくる。これをどう克服するかが単独攻略における鍵となる。
おとりシールドとの相性はかなり良いが、高すぎる機動力が災いして二手先を読んで味方機を配置しなければ失敗する。
移動さえしていれば回避力はかなり高く、スペック表以上の能力を発揮する。
戦闘評価に攻撃回数も関係しているためか、まずい戦いをしていても高得点を容易にはじき出す機体でもある。


遠距離攻撃:大型ミサイル

出会い頭の一発。前方向にしか撃てないが射角は広め。一応、機体が安定していなくても撃てる唯一の武器である。
ダメージ、SPゲージ増加は高く追尾性能もあるが、弾速がかなり遅いため(物理法則を無視して)一度本体に追い越される。
このためマップビューでは発射から発射の確認までのタイムラグが大きく厄介。確認にはカメラビューも併用する必要がある。
攻撃可能距離は遠距離の狭い範囲にしかないので狙って発射するのは難しい。
しかしこの攻撃の最大の欠点は発射間隔が約20秒と異常に長いこと(つまり一分間に撃てるのは3発が限界ということ)である。
そのため重要性は低くならざるを得ないのだが、バルカンが弾切れするとこれしか攻撃手段がなくなってしまう。
このような状況は極力避けたいが、信頼度が低い場合や敵の数が多い場合など避けられない場合も多い。

攻撃コマンドで放っておくと折り返しの度に発射されるが、下手に自分で操作すると発射されない。
その理由はカンフーファイターの折り返し間隔と大型ミサイルのリロードに要する時間がほぼ等しく、
発射可能な距離が遠距離のみと狭いためである。(攻撃コマンドで放っておく場合は大回りしようとするため、かえって都合が良い。)
他の機体の操作で忙しいときには、攻撃コマンドで放っておくのもこの攻撃に限って言えば有効な選択肢となる。

遠〜近距離攻撃:バルカン砲

カンフーファイターの主力武器…にも拘らず残り時間が少なくなると簡単に弾切れを起こす。
大型ミサイルは弾切れしないが、これには前述の通り重大な欠陥があるため、バルカンが切れるとカンフーファイターの戦闘力は著しく下がる。
色々実験してみたが、弾数を節約しながら撃っても、補給のタイミングをずらしても弾切れを防ぐ効果が見えなかった。
唯一言えるのは作戦行動を極力短くする事が弾切れを防ぐ最善の方法という事だけである。
そのため機動力の高さで作戦時間には十分余裕があるにも関わらず、行動時間に余裕が無いというジレンマを抱えている。

遠距離から至近距離までと攻撃範囲は広く連射可能だが、威力とSPゲージ増加量は低い。前方にしか撃てない。
弾速は速いが追尾性能はなく命中率は低い。
信頼度の低いときは敵の撃墜にとにかく時間がかかり、SPゲージの増加も殆ど望めない。
敵の攻撃を受けると回避行動のため命中率が格段に落ちてしまう。戦闘機のような回避力の高い敵も苦手。
反面、信頼度の高い時の攻撃力には目を見張るものがあり、特に敵の攻撃を回避できるおとりシールドとの相性は最高である。
敵の横や斜めから撃つと命中率が下がるので効率的に攻撃するには敵の真後ろから攻撃するのを徹底しなければならない。
(斜め前方から撃つと大ダメージを与えられることがあるが、この理由は不明)
射角が狭く発射態勢に入るまでに時間がかかるので細かい目標変更には対応出来ない。
攻撃は敵の十分離れた後方に移動を指示してから。結局はそうした方がタイムロスを最小限に抑えることが出来る。
標的との間に味方機などがいて回避動作に入った場合も同様に攻撃が止まるので、おとりシールドを行っている味方機の位置取りにも注意すること。
マップビューではグラフィックが小さすぎてバルカンを撃っているか、いないかの判断が難しいので、カメラビューも駆使して確認しなければならない。
このためカンフーファイターの操作は元々の高い機動性も相まって非常に忙しいものになる。

必殺技:アンカークロー

機体左右の同名武器を敵に向けて射出。エネルギー消費は少なそうに見えるが、他の必殺技とほとんど変わりはない印象。
命中率は高く、発射さえすれば外れる事はないと思われる。単体攻撃。攻撃力は他の必殺技と比べると低めだが、信頼度が十分なら攻撃衛星も撃墜可。
発動中自機のスピードが落ちないためか継続時間、移動距離がかなり長く感じる。敵の吹き飛ばし効果もあるらしいが活用法は不明。
アンカークロー発射中でも発射条件にあれば通常兵器も発射している。大型ミサイルはリロードが長いためバルカンが弾切れしている場合には問題。
この場合は攻撃コマンドで先にミサイルを撃っておいてから必殺技を別の敵に使用すると良い。この場合必殺技コマンドの継続時間にも注意が必要。
射角が狭いため敵を正面に捕らえ(直さ)なければ発射されず、近接用兵器にもかかわらず近距離からの発射は不可。
(ハイパーキャノンなどよりよっぽど条件が厳しい)
バルカンと同じく細かい目標変更をするとただ突っ込んで終わりということになりやすい。
結論として使いにくい部類に入る必殺技といえる。

トリックマスター

全体的な評価

唯一射程Bを持つ機体。
射程の長さ、全方位に継続して攻撃できる特性、広範囲攻撃の必殺技と、攻撃面は武装が少ないことを除けば隙がなく優秀。
反面、回避、防御といった防御面は全機種中最低であり、真っ先にピンチに陥ることも多い。
直線的な加速力はラッキースターに次ぐが、旋回能力は低い。
ただ、旋回能力の低さは長射程を生かし、防御力の不足を補う上ではプラスに働いているともいえるので悪いことばかりではない。

単独攻略での感想

意外な攻撃力の高さにまず驚く。
目標到達は1,2番機に及ばないが、敵機の撃破が早いのでかえって作戦行動に余裕が出るほど。
(5番機より遅いような気もするが、それでも攻略は一番楽。)
全方向攻撃のフライヤーのお陰で折り返しのタイミングを気にせずに済み気持ちも楽。
更に必殺技のフライヤーダンスは遠距離から厄介な固まった敵集団をまとめて消してくれる優れもの。
カンフーファイターの苦労が嘘のようだ。
ちなみに防御力の低さはおとりシールドで、旋回能力の低さは高速折り返しで十分フォロー可能なので攻略の容易さは全紋章機中No.1。
但し攻撃回数が少ないためか戦闘評価がかなり低めなのが唯一残念な点。


遠距離攻撃:3連装ミサイル

出会い頭の一発。特性はカンフーファイターの大型ミサイルとほぼ同じと思われるが、フライヤーが優秀なため重要性は低め。
ただ攻撃力、SP増加は高いので有効に活用するに越したことは無い。

遠〜近距離攻撃:フライヤー

自機の周囲に配置した3基のフライヤーが同時にレーザーで攻撃を行う、トリックマスターの主要攻撃。
超遠距離から至近距離までという非常に広い射程範囲で全方位に攻撃が可能。
レーザーは弾速がほぼ0なので命中率が高く、攻撃力、SPゲージ増加率も高い。
弾切れもなく、発射間隔がやや長めなのを除きこれといった欠点のない優秀な攻撃である。
フライヤーダンス後はフライヤーが本体から離れた位置から攻撃し発射のタイミングも各フライヤーでずれる。
これが吉と出ているのか凶と出ているのかは不明。

必殺技:フライヤーダンス

フライヤーで攻撃を行う。目標を中心とした範囲攻撃。継続してダメージを与えるタイプで攻撃が外れることもなく信頼性は随一。
ハイパーキャノンと同じダメージ蓄積型のため直接目標への攻撃力は高く、
信頼度さえ高ければ直接目的でなくても攻撃衛星クラスを一撃で撃墜可。
継続時間が切れて行動可能になった後も攻撃は続いていて、その時通常攻撃を生き残った敵を目標にすると直後に撃墜することが多い。
使い勝手の良さは文句無しで全機種中最高。
攻撃の効果が強すぎるため、目標と同時に勝利条件の旗艦を撃墜してしまうことがあるが、
他の機体からすれば贅沢すぎる悩み。

ハッピートリガー

全体的な評価

攻撃力、防御力、HP、ENは最強、それ以外は最弱というクセのある機体。
機動力が無いので味方の撃ち漏らした敵に止めを刺す、固くて遅い敵を攻撃する、エルシオールの護衛あたりが有効な運用法だろうか。
防御力があるとはいえ、回避性能が低いので断続的に攻撃を受けると案外もろい。
HPが高いため、自機のHP減少のみで必殺技を発動することも可能であるのが強みといえば強み。

単独攻略での感想

攻撃力が最強のはずがそんな感じがしない。 むしろ最弱の印象。 (攻撃力のパラメータをミスしたとさえ思える)
攻撃がクリーンヒットした時のダメージも同じ信頼度の他の紋章機と比べて1段階低いが、何といっても命中率が低いのが致命的。
攻撃の核となるファランクスの弾速が1、5番機と比べても明らかに遅いので、突撃艦クラスの敵にも良く振り切られる。
必殺技のストライクバーストにしても事情は同じで、当て方によってはかすりダメージになる事も多い。
更に深刻なのが移動面。 目標到達が異様に遅いので単独攻略では頭が痛い。
完了に数秒を要する回頭速度も細かい指示変更に不向きである。
燃費も悪く、補給のタイミングも他の紋章機以上に難しい。


遠距離攻撃:大口径ビーム砲

出会い頭の一発。前方にしか撃てない。ラッキースターのものと特性はほぼ同じと思われる。

遠〜中距離攻撃:自動追尾型ファランクス

ミサイル掃射。 ハッピートリガーの主要攻撃。
発射間隔は長め。 前弾が敵に着弾する前に次弾が発射可能だが、弾速が遅く、命中率が低い。
他に横方向に大きく広がらない(発射の確認が難しい)など、1、5番機とは特性が大きく異なる。
発射レンジが遠距離のみと狭く、4番機自体鈍重で取り回しの悪い機体なので、位置取りが難しい。
素早い敵に横から撃つと全弾かわされる他、後ろから撃つと着弾前に有効射程が尽きて消えるなど、結構厄介な武器である。
単独攻略だと近すぎて出ない、動きが鈍く距離調整に手間取る、遠すぎて今度は敵に追いつけないなどという事も良く起こる。

中〜近距離攻撃:レールガン×2

近距離攻撃だが発射間隔は長い。前方にしか撃てない。
1発当たりの攻撃力は高めのようだが、連射できない分命中率が低く、総合的な攻撃力はかなり低い。

必殺技:ストライクバースト

全装備兵器による単体攻撃。 やはりEN消費はかなり大きい。
最強の攻撃力を誇る…はずだが、そんな感じはしない。 むしろ弱い印象。
敵の後ろから攻撃する場合など、通常攻撃の方が燃費が良くて攻撃力も殆ど差が無いと言う事も多い。
ファランクスの特性から命中率がかなり悪く、良く外れる。
位置取りが重要になるが、ハッピートリガーの回頭速度の遅さにより、いつまでも発動しないという現象が良く起きる。
囮シールドなしだと、回避行動が原因と見られる発動不発、命中率低下も顕著。
射出条件もアンカークローと大差ない印象。 近距離だとただ通り過ぎて終わる事も多く、
発動しても距離が近いとすれ違いつつの攻撃となり、ファランクスしか発射されなくなるので、これはこれで問題。
継続時間も異様に長く、長い距離を移動する事になるので配慮が必要。 必殺技の中で最も使いにくいものといえる。

ハーベスター

某攻略本にはどうしようもなく弱いので後方に控えさせておくようにというようなことが書かれているが、
行動不能になると修理が出来なくなるからといって戦闘に参加させないというのはどうだろうか?
行動不能のユニットを出さないためには数少ないユニットを最大限活用すべきである。
ハーベスターが弱いという理由は攻撃力が最低のDレベルだからと思われるが、戦闘力は決して低くは無い。
その理由は以下の通り。

1 高い防御能力

ハーベスターの防御力はCと低いが、回避能力はSである。
防御が低いにもかかわらず、攻撃衛星に突っ込ませても最小限の被害ですむのは、この回避能力によるものである。
(多数の敵に囲まれている状況では防御能力が効いてくるのだが、それ以外なら回避能力の方が重要のようだ。)

また、ハーベスターにはリペアウェーヴによる自己修復能力がある。
ハーベスターを攻撃に参加させていれば攻撃を当てる、攻撃を受ける、味方機の修理をするのいずれの行動によっても
ゲージが溜まり、大抵の場合、自機のHPが0になる前に必殺技を発動できるので撃墜されるリスクが非常に小さい。
また、ヴァニラの必殺修正が高いので頻繁に使用可能なことも理由に挙げられる。
必殺技をあわせた総合的な防御性能は間違いなくラッキースター以上である。

2 小回りの良さ

ハーベスターは加速が低く旋回能力が高い機体である。
そのため目標への到達には時間がかかるが、一度敵を捕捉すると敵を全方位で発射可能なファランクスの射程内に収め続けることが容易であり、
加速能力がある程度低いことで敵を後方から追い越して折り返すといった無駄が少なくなる。
その結果、敵から離れず断続的に攻撃を加えることが可能であり、攻撃力が低いというデメリットを埋めることができる。


戦略的に言えば仮に攻撃力が無い機体だとしても敵の攻撃を引き付けてくれる可能性はあるので攻撃に参加させる意義はある。
防御力が高い機体だというのであればなおさらのこと。
万が一、それで行動不能になる機体があったとしてもそれはハーベスターではないし、危ない機体がいれば修理するのも近くにいるので簡単である。
もし後方の敵のいない位置まで下がっていたなら修理のタイミングは非常に難しくなるはずである。
また、「回避能力」が複数攻撃でキャンセルされるのなら、仮に攻撃力0だったとしても攻撃に参加させる意義はあるだろう。


遠〜中距離攻撃:自動追尾型ファランクス

左翼から多方向レーザーを発射する、ハーベスターの主要攻撃。全方位に発射可能。旋回中も攻撃可能な強力な攻撃。

中〜近距離攻撃:中距離ビーム砲

ファランクスとレンジが重なりかなり長い時間同時攻撃が可能。前方にしか撃てない。

必殺技:リペアウェーヴ

ナノマシンを全方位に拡散し、自分を含む全紋章機を修理する。
他の紋章機と違い、修理用の必殺技。必殺技コマンドを使用するとその場で発動し、継続時間も他の必殺技と比較してかなり短い。
ヴァニラの気力修正が高く、ハーベスターは味方機の修理によってもゲージが増加するので発動の機会が非常に多い。
その反面、必殺技が攻撃用でないことによる決定力不足は同機の最大の欠点でもある。

エルシオール

敵の的で味方のガソリンスタンド。
HPはかなりのものだが柔らかすぎるので減るのはあっという間。攻撃力もないに等しい。
一方、紋章機は圧倒的に強いので、よほど無理をしない限り沈められることは無い。
つまり、ひたすら弱いエルシオールをいかに逃がしつつ、時期を見て補給を受けるかというのがSLGパートの肝である。
そのような訳で、手ごわい敵というのは、エルシオールと交戦する可能性のある、
「エルシオールより速い敵(最高速度(エ)<最高速度(敵))」ということになる。

敵ユニットの性能

エオニア旗艦ゼル

一言で言って強い。足は遅いが受けるダメージが半端でないのでゲージが溜まり次第必殺技で撃沈すべき。
ただ、護衛の戦闘母艦との同時攻撃は強烈なので単独で突っ込むのは危険。

ゼム級戦闘母艦

とても足が遅いのでエルシオールに追いつくことは殆どない。というか、いつも前線から遥か遠い所でうろうろしている印象が強い。
ただ、攻撃力、防御力共にかなりのものなので紋章機でも油断できない。必殺技の最有力候補。

ステノ級高速戦艦

強敵だが旋回能力に劣り、エルシオールが敵の攻撃射程内に入る前に回頭を始めていればかなりの回数振り切れる。
高い最高速度が仇となって振られ方が大きいため。そこを紋章機に攻撃させれば、さらに回頭に手間取ることになる。

ザーフ級戦艦

戦闘母艦より若干攻撃力に優れ、若干防御力に劣るが機体特性はほぼ同じ。
足が遅くエルシオールに追いつくことはまずないが、うっかり攻撃圏内に入ると危険な相手。
射程と攻撃力が高く、紋章機へのダメージも見逃せないレベル。必殺技の最有力候補。
終盤、NPCで出て来ると異常な足の遅さのため敵を引き付け易く、
待機だろうと移動だろうとがんがん敵のHPを減らしてくれる。
敵であっても味方であってもいやな艦。

バーメル級巡洋艦

足も遅いし、さほどの能力もないが、結構固いので序盤では必殺技の有力候補。
味方NPCで出た場合は足の遅さが厄介。

セラク級突撃艦

真っ先にエルシオールに取り付いてくるのがこれ。
足が速い上に結構装甲が硬く、攻撃すると反転してくるのでとにかく撃墜に時間がかかる。
機動力が災いして折り返しの振れが大きいためエルシオールに取り付かれても一隻なら意外に長い時間持ちこたえられるが、複数だときつい。
これの撃退に手間取っている間にミサイル艦に追いつかれるというのが最悪のパターン。

ジゼル級ミサイル艦

射程、攻撃力、スピードに優れた難敵。加速に時間がかかるのが救いといえば救い。
とはいえ、わき目も振らずにエルシオールに突進してくるのであまり意味はないか?
エルシオールがこれに取り付かれるとあっという間にHPが減らされる。
防御力はそれほどでもないので、真っ先に撃墜しておきたい。

スパード級駆逐艦

信頼度の高い機体なら、すれ違っただけで撃墜できるいわゆるザコ。
移動中のエルシオール、NPCからの攻撃でも簡単に撃墜されてしまうので逆に困る場合もあり。
しかし、足の速さは突撃艦に次ぎ、エルシオールがデータ以上に被害を受けることもある。
密集隊形で来られると紋章機でもかなりのダメージを受けるので軽視しすぎると危険。
味方NPCの場合は足の速さを利用し、おとり役としても使える。

浮遊衛星ザムレド(ノーマル及び進化型)

ハーベスターを除き、信頼度が十分ならどんな必殺技でも一撃で撃墜可。
逆に通常兵器のみでの撃墜は非常に困難。
最終戦ではこれの撃墜にかかる時間との戦いとなる。

シルス高速戦闘機

取り逃がすとエルシオールに突進してくるので厄介。
柔らかいが、戦闘機は回避力が高いため武装によっては撃墜に時間がかかる。

ダークエンジェル(翼なし)

白き月の紋章機と異なり、特性は全機同じ。
武装はラッキースターのものと非常に良く似ている。(バルカン、ファランクス、レーザー装備)
これが出てくるころには味方も強くなっているので高速戦闘機より多少撃墜しにくくなった程度の印象だが、
1度取り逃がすと追いつくのが大変なので注意が必要。

ダークエンジェル(翼あり)

確実に強くなっている。 攻撃力がBに上がっているので回避、防御力の低い機体は1対1では危険。
最高速度、加速、旋回、回避、装甲もそれぞれ1ランク上がり、HPは3倍以上となっている。
(それでも、HPとEN以外はどの能力もラッキースター以下なのであるが)
ただ、高速戦艦以上に加速力と旋回力がアンバランスなので、振り切るのは比較的容易なはず。


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