みつめてナイト考察 ドルファンのモデルは…?


●ドルファン以外の各国のモデル

多分確実

スィーズランド→スイス

英語でSwitzerlandですし、永世中立国で国旗も十字となれば間違いないでしょう。

プロキア→ドイツ(プロシア)

プロキア=プロシアの一字違いという他に、国旗の配色が現在のドイツ(プロシアのではありません)そのものなので、確実でしょう。
プロシアというと鉄血政策しか思い出せませんが、強硬なイメージはありますね。

ハンガリア→ハンガリー

一字違いというだけですが、他に該当国があるとも思えません。

シベリア→ロシア

北の大国。 そのまんまです。

中華皇国→中国

東洋圏の大国。 これもそのまま。

おハシの国=日本国→日本

ミソスープや懐中汁子、春画、仏壇セット、真旅行記の黄金の国記述、プレイヤーを世界観に引き込む意図なんかをあわせて考えると妥当でしょう。
テーマ曲"The Man From Far East"の直訳は"極東から来た男"ですし、用語集にも"東洋圏"に日本国の記述があります。
ただ、キャラクター&ワールドガイド(新紀元社刊)では「主人公は真ん中の大陸(注:ユーラシアに相当)の東部出身である」とあり、
この「東部」が大陸内なのか(普通この表現ではこっちですが)、離島も含むのかでも解釈が分かれると思います。
ちなみにこの世界地図はゲーム中のものと同一であり、極東に明らかに日本の形をした島があります。(正積図法の端なのでかなり歪んでますが)
また、学問必殺技の"シンラボール"と東洋圏の傭兵団"シンラギククルフォン"との関わりも気になります。(偶然似ているだけ?)


確実とはいえない〜不明

ゲルタニア→ゲルマニア→ドイツ

プロシアとあわせてドイツが2つになってしまいますけど…。
ウィークリートピックスによると首都はベルリンだそうで、やはりドイツですね。
東西ドイツのイメージなんでしょうか? (時代的には全然合ってませんが…)

セサ→??

バチカンのような、特殊な位置づけのような気がしますが…。 位置的にはフランス北西部。

ヴァン・トルキア→トラキア?

ファイアーエムブレムのプレミアがついてるあれですね。
調査中。

アルビア→アラビア(のどこか?)

位置は中東ではなく、アルジェリアとチュニジアにかかる地域でした…。


●ドルファンのモデル

とりあえず、地中海に面した南欧の湾岸国家を候補としてみます。

イタリア説

・CMのロケ地(プレスリリースの記事によるとローマは歴代純愛映画の舞台のため選考とある)
・プリシラの出会いイベントの元ネタが「ローマの休日」 (プリシラのキャラ造型もアン王女がベースになっている可能性が高い)
 プリティグラフィック誌によると上記CMはコナミの人に聞いたら『ローマの休日』風にロケをしたんだって!とのこと
・真実(審判)の口がある (ローマの休日関連)
・スペイン広場のアイス(ジェラート)が有名 (ローマの休日関連 ※上記CMのロケ地はここ 撮影のために借り切ったらしい)
・トレンツの泉→トレビの泉 (海の神はいるが男神(ネプトゥーヌス) デンマークの「人魚姫の像」も混じっているかも?)
・セリナ運河→ヴァネツィアの運河がモデル? ちなみに「ゴンドラ」とはヴェネツィアの伝統的手漕ぎボートの呼称らしい
・ロムロ坂→ナポリは坂の多い街として有名
・遺跡:コロッセオ(円形なので微妙)
・地図の位置的には近い
・大きい島(エドワーズ島)がある(サルディーニャ島、シチリア島 ちなみに(プリンス)エドワード島はカナダ、赤毛のアンの舞台)
・公用語はルーマン語 ルーマンはロマンの英語読み (Wikipedia)
・オペラや音楽など芸術が盛ん
・ドルファン生まれのガリレア・ガリネシスの元ネタと思われるガリレオ・ガリレイはイタリア人
・ソフィア、ジーン、レズリーの苗字がそれっぽい

フランス説

・フランス王家の紋章、ドーファンの名前とイルカのデザインが瓜二つ
・地図の位置的には近い
・大きい島がある(コルシカ島:ドルファンに一番近い島がエドワーズ島とすると、位置的にはこれ)
・公用語はルーマン語 ルーマンはロマンの英語読み (Wikipedia)
・アン、ノエルの名前がそれっぽい

スペイン説

・電プレ記事に「スペインを彷彿とさせるよね」とある (理由は不明 プリティグラフィック誌にもスペインとある)
・公用語はルーマン語 ルーマンはロマンの英語読み (Wikipedia)

ギリシャ説 (但し、ドルファンの東側に明らかにギリシャと思われる半島がある)

・遺跡がパルテノン神殿に瓜二つ
・セーラの苗字がそれっぽい


上のドルファン以外でモデルが確実と思われる国は、配置、国境線が滅茶苦茶なのであまり参考には出来ないようです。
実際のヨーロッパ地図とトルキア地方の地図を重ねてみると、
・イタリア半島が消えている
・スペイン、ポルトガル、フランス南西部にかかる半島(イベリア半島)が消えている
・ドイツ、ポーランド北部が大きく削られており、内湾(トルキア内海)になっている
以外は、ほぼぴったり地形が一致します。
問題のドルファンはフランス南部(7割位)と、イタリアの北西部(3割位)にかかっているようです。 ちなみにWikipediaによると、狭義の南欧とは
スペイン、ポルトガル、アンドラ、イタリア、サンマリノ、バチカン、マルタ、ギリシャを指し、広義でフランスの一部が含まれるそうです。

参考:トルキア地方とヨーロッパ(白地図)との比較画像 (Copyright(C) 2007 TUKUI International Inc. All rights Reserved.)
トルキア地方とヨーロッパの比較画像
※微妙にずれているのは、図法の取り方によるものと思われるので、厳密には合わせていません。
 トルキア地方南端の赤色の国がドルファン、その上の3国が左からハンガリア(黄緑)、プロキア(青)、ゲルタニア(黄)、その上の大国がヴァン・トルキア(橙)、
 左上の小国がセサ(紫)で、右側の比較的大きな国がスィーズランド(緑)、ドルファンの対岸がアルビア(灰)です。

まとめると、今の私の印象としてはイタリア・フランスをベースに複数の南欧国家のイメージを重ねたものでは?という感じです。
(歴史、地理関係が弱いので、詳しい方、是非補強をお願いします。)


参考まで、ドルファンがどういう国か、もう一度まとめてみます。

・建国200年の小国(現王の治世は26年) 大トルキア帝国から分離・独立した6つの国家群の一つ
・公用語は新トルキア語(ルーマン語)、通貨単位はゴート
・現国王はデュラン・ドルファン ただ実質は専制ではなく、国王を含めた有力貴族の王室会議(5名?)による合議制
・周辺諸国は既に民主化が始まっており、政治的後進国
・南欧の湾岸国家で、港湾利権を巡る紛争が絶えない
・国土はトルキア地方でセサに次いで小さいが、首都城砦は海などの天険の要害に囲まれ難攻不落を誇っている
・現在は弱体化しているが、かつては強力な陸戦隊があった
・軍部の抵抗により銃火器の導入が遅れた (南欧では全体的に配備が遅れたが、ヴァルファは配備していた)
・海戦力が弱く、アルビア(中東?)と同盟関係を結んで戦力を補強している
・外国人傭兵を導入 外国人の労働力導入にも積極的だったが、3年ほどで外国人排斥法が可決、施行される
・プロキア(プロシア?)と戦争状態にある
・(神)月信仰(国旗の月と銀月の塔)がある


雑多図書館徹底攻略みつめてナイト考察 >ドルファンのモデルは…?

※世界地図のフリー素材は株式会社ツクイ・インターナショナル様からお借りしました。
 転載する事もないと思いますが(笑)、万が一転載する場合はコピーライト表記をお願いします。