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D26年3月〜D29年3月 (全掲載版)

見出し 本文
D26年3月第5週 (掲載は翌週始め)
25日:第一回傭兵徴募始まる  軍部は戦力増強の為、スィーズランド連
邦を通じて、傭兵徴募を開始した。
 戦力増強を歓迎する声があがる一方、諸
外国から傭兵が流入することで、治安の乱
れを懸念する声が少なくない。
27日:プロキア軍ダナンを占領  27日未明、プロキア軍によって国境都
市ダナンが占領され、事実上ドルファン側
はプロキア迎撃の拠点を失う事となった。
 尚、ダナン占領時に、プロキア側との戦
闘は無かったとされている。
28日:ヴァルファ プロキア側に加担  開戦当時より噂されていた、傭兵騎士団
ヴァルファバラハリアンの参戦が27日の
ダナン占領で明らかになった。
ヴァルファバラハリアンは、スィーズラン
ド連邦所属の傭兵部隊で、その実力の高さ
は世界屈指と恐れられている。
28日:プロキアにおいて反乱発生  28日正午、プロキアにてヘルシオ公に
よる反乱が勃発。ダナンを占領されたドル
ファンにとって、まさに天恵と言える出来
事であった。
 侵攻中であったプロキア軍は、侵攻を断
念し、ドルファン領から撤退した。
29日:ヴァルファ ダナンから撤退せず  ヘルシオ公の反乱により内戦状態になっ
たプロキアだが、ヴァルファバラハリアン
は事態を静観。プロキア軍が撤退したにも
拘わらず、依然ダナンを占領し続けている。
 尚、プロキア内戦はヘルシオ公側とフィ
ンセン公側でのにらみあいが続いている。
30日:プロキア内戦終結  30日正午、プロキア側の正式発表によ
ると、フィンセン公とその支持派はゲルタ
ニアへ亡命を遂げた事が明らかになった。
 これによりプロキアはプロキア=フィン
セン公国からプロキア=ヘルシオ公国へと
名称を改める模様。
D26年4月第1週
 1日:徴募兵 ドルファンに入国  第一回傭兵徴募によって雇用された傭兵
が、1日午後ドルファンへ正式入国した。
 今回は海外からの参加者が多い模様。
 2日:プロキア休戦を提言  先の反乱で政権が交代したプロキアから
2日深夜、休戦を求める公式文書が、ドル
ファン側へ届けられた。
 これに対し、ドルファン側は回答を保留
している模様。
 3日:ダナン返還と賠償金要求  王室会議は、プロキア側からの休戦提案
に対し、ダナン返還並びに賠償金の支払い
を大前提とした話し合いに応じると、回答
した。
 これに対しプロキア側は難色を示してい
る模様。
 4日:ヴァルファバラハリアン動かず  ドルファン側とプロキア側の休戦交渉が
続けられている一方、ヴァルファバラハリ
アンは、依然ダナンを占拠し続けている。
 これがプロキア側の意志なのか、かの傭
兵騎士団の独断なのか、王室会議も判断を
しかねている模様。
 5日:プロキア 新体制固まる  ヘルシオ公による新体制が、5日、正式
に決定した。これにより一週間の暫定政権
中の公式見解は全て白紙に戻す模様。
 先の休戦提案が白紙に戻されるのかどう
かが、現在注視されている。
D26年4月第2週
 9日:燐光石価格 再び上昇  ザクロイド財閥による独占が目立つ、灯
火原料「燐光石」の平均価格が、先月中旬
の上昇に引き続き再び上昇した。
 これにより昼間照明を自主規制する傾向
が顕著になると予想される。
11日:オーリマン卿 燐光石輸入拒否  燐光石の値が上昇した事により、商業会
からシベリア産の安価な燐光石の輸入を求
める声が高まる中、輸出入部門を司るベイ
ラム・オーリマン卿は、「シベリアとの交
易はあり得ない」と、王室会議において言
明した。
12日:外商船 エドワーズ島付近で転覆  12日夕刻、アルビアの外商船が、エド
ワーズ島付近で転覆した。
 沿岸管理局によると、船員のミスによる
事故との判断が濃厚とされている。
 乗員は全員無事。
13日:自由騎士の通名に疑問  騎士の称号を持たず、また軍属としての
階級を持たない世襲騎士の通名である「自
由騎士」について、アルベニン准将は、世
襲族の増長につながるとして、強く非難。
形骸化の進む騎士団へ辛い一石を投じた。
D26年4月第3週
15日:森林区北西部にて火事  15日深夜、カミツレ森林区北西部にて
森林火災が発生。火は4時間後に消し止め
られた。
16日:プロキア 再度休戦を提言  16日、プロキア側はドルファンに対し
再度休戦を提言した。これに対しドルファ
ン王室会議は、先に提示した条件が確約さ
れない限り休戦はあり得ないと、かたくな
な姿勢をとり続けている。
18日:シベリア軍 黒竜江沿岸に布陣  中華新報は、黒竜江沿岸に大量のシベリ
ア軍が集結したと報じた。黒竜江は北露圏
と東洋圏の境であり、かねてより噂されて
いたシベリア側の東洋侵攻が予想される。
19日:黒竜江にて武力衝突  19日未明、黒竜江沿岸に駐屯していた
シベリア軍が渡河を開始。牽制の為集結し
つつあった央華軍(中華皇国辺境師団)と
の武力衝突に至った。戦況はシベリア側に
有利の模様。
20日:シベリア軍 黒竜江沿岸より撤退  昨日より続いていた黒竜江での武力衝突
は、20日夕刻、央華側にシンラギククル
フォンの右陣紅東軍団が参戦したことによ
り形勢が逆転。シベリア軍は同日深夜、黒
竜江沿岸よりチャイカまで撤退した。
 央華軍は、再侵攻を懸念し駐屯を続行。
D26年4月第4週
23日:騎士団 王室会議へ上奏  騎士団は、サミュエル卿を通じて王室会
議に、ダナンへの派兵認可を上奏した。
 依然、ヴァルファバラハリアンによる占
拠の続くダナンの問題には、各方面より早
期解決を求める声があがっている。
24日:王室会議 騎士団側要求を却下  昨日、王室会議に上奏されたダナン派兵
について、24日午後「派兵は時期尚早」
と、騎士団側へ回答があった。
 騎士団側は、この回答に対し不服の様子
で、再度上奏が予想される。
26日:ヴァネッサ幹部逮捕  26日深夜、左派組織ヴァネッサの幹部
バイス・ヘッダーマンが逮捕された。ヘッ
ダーマンは、先のダナン派兵が却下された
事で、王室に対するテロを画策していた。
 ヴァネッサ側は不当逮捕であると抗議。
テロによる報復が懸念される。
27日:ドルファン地区で要人襲撃  ドルファン地区城下東において、地区警
備班の長官であるW・コーラル氏が、5人
の暴漢に襲撃された。暴漢5人は逮捕。コ
ーラル氏は全治3ヶ月の重傷を負った。
 尚、この件に関してヴァネッサ側から犯
行声明が出ている。
D26年4月第5週〜5月第1週
29日:ヴァネッサ構成員20人を検挙  ドルファン地区警備班は、同地区の飲食
店の地下にあったヴァネッサ支部を捜索。
20人を検挙、十数点の刀剣、火薬5キロ
を押収した。
30日:五月祭用資材置き場でボヤ  30日深夜、翌日開かれる五月祭用の資
材置き場でボヤ騒ぎがあった。火は直ちに
消し止められ被害はごくわずかであった。
 一時は不審火と推察されたが、原因は作
業員の火の不始末と判明した。
 1日:五月祭の人出減  1日、例年通りサウスドルファン駅を中
心に五月祭が催された。
 昨年に比べると人出は6%減。休戦問題
の停滞化と、ヴァネッサ問題が影響したも
のと思われる。
 3日:ゲルタニア首相選挙  ゲルタニアにて、3日、首相選挙が行わ
れた。前回に引き続きB・コール氏が、次
点のA・カーベラル氏に大差をつけて圧勝
した。コール氏はこれで四期目。
 ゲルタニアは共和制へ移行以来、コール
氏による連勝が続いている。
 5日:コール首相 休戦問題介入を表明  先日、四期目の就任を果たしたコール首
相は、停滞が続いているドルファンとプロ
キアの休戦問題の早期解決を目指し、ゲル
タニアとしても仲介の労をとる意志がある
事を表明した。
D26年5月第2週
 7日:プロキア ダナン返還を検討  7日正午、プロキアのヘルシオ公は、か
ねてより問題となっていたダナン返還を前
向きに検討することを、ゲルタニアのコー
ル首相を通じて、王室会議へ伝えた。
 尚、賠償金については、特に触れられて
いなかった模様。
8日:プロキア ヴァルファへ撤収命令  プロキア側は、先月よりダナンを占拠中
の傭兵騎士団ヴァルファバラハリアンに対
し、今月末までにダナンからプロキア領内
へ撤収するよう通達した。これに対しヴァ
ルファ側は沈黙を守っている。
 9日:イングランドヤード 新式銃開発  イングランド地方のヤードでは、後装式
の新式銃を開発。量産体制確立にむけて準
備を進めている模様。
 西欧・北露・西洋の三圏を中心に銃火器
の実戦配備が進む中、ここ南欧では未だ剣
による白兵戦が主流である。
12日:ヴァルファ プロキアへ使者派遣  12日、ダナンを占拠中のヴァルファバ
ラハリアンは、フィンセン公への使者を派
遣した模様。これは先のプロキアから出さ
れた撤収要求に対するものと見られる。
D26年5月第3週
14日:ヴァルファ=プロキア会談破談  12、13日と行われたヴァルファ側と
プロキア側との会談は、両者の歩み寄りが
みられず物別れに終わった事が、本日正午
プロキア側の発表にて明らかになった。
 尚、発表では、ダナン占拠は、ヴァルファ
の独断によるものと強調されていた。
15日:阿片密輸容疑でヴァネッサ逮捕  15日午後、ドルファン港第三ふ頭にお
いて、ヴァネッサ幹部バル・バレッタが、
阿片密輸の現行犯で逮捕された。
 阿片問題は、ヴァネッサにとどまらず、
騎士団内部での密売がささやかれており、
今回の事件は氷山の一角でしかない。
17日:プロキア ヴァルファと断絶  17日午後、プロキアのヘルシオ公は、
正式な形で、傭兵騎士団ヴァルファバラハ
リアンとの契約を破棄した事を発表した。
 この事により、棚上げになっていた休戦
問題が、前向きに検討されると思われる。
18日:ヴァルファ プロキアに抗議  17日の公式発表を受ける形で、ダナン
を占拠中の傭兵騎士団ヴァルファバラハリ
アンは、プロキアのヘルシオ公に対して、
契約不履行を前面に押し出した抗議声明を
出した。
19日:プロキア ヴァルファを非難  18日のヴァルファ側の抗議声明を返す
形で、プロキアから公式声明があった。
 内容は、ヴァルファとの契約は、フィン
セン公在任時のものであり、現政権におい
ては無効、というものであった。
19日:エリータス卿 死後十周年を忍ぶ  19日、聖騎士の称号を受け、数々の活
躍を遂げたラージン・エリータス卿の死後
十年を忍ぶ会がグレスデンホールにて行わ
れた。
 現在、エリータス家は卿の夫人マリエル
女史によって切り盛りされている。
D26年5月第4週
21日:王室会議 休戦協定へ前進  ドルファン側はプロキアに対し、休戦協
定の締結の条件として掲げていた賠償金請
求を撤回。最終条件をダナン返還のみに絞
った。
22日:プロキア ダナン返還を明示  22日午後、21日のドルファン側の公
式発表を受けて、プロキア側は、5月31
日までにダナン占拠中のヴァルファを領内
に撤収。6月1日をもってダナンを正式に
返還することを明らかにした。
23日:プロキア ヴァルファへ再勧告  プロキア側は、ダナン占拠中のヴァルフ
ァバラハリアンに対し、今月末日までに撤
収が行われない場合は、武力による排除も
有り得ると、強硬な姿勢で勧告した。
 ドルファン側は、この勧告をプロキア側
の誠意の表れとして、高く評価している。
25日:スペツナズ一個大隊 東欧へ 東共通信は、シベリア軍がスペツナズ一
個大隊を東欧圏スロバキア地方へ投入した
事を報じた。
 これによって、帰属問題で揺れるバスト
ニアへのシベリアの軍事介入が、明白とな
った。
26日:アルビア大使来訪 26日午後、アルビア大使マハド・イリ
クサム卿が、ドルファンを訪れた。
 イリクサム大使は、海軍顧問トーマス・
エールデン卿と会談し、両国の海防につい
て話し合った模様。
D26年5月第5週〜6月第1週
28日:バストニアで内戦勃発  シベリアへの帰属問題で揺れていたバス
トニア共和国で、28日内戦が勃発した模
様。尚、バストニア南方イシュタクにおい
てのスペツナズと独立派ゲリラの衝突では
民間人を含む死傷者は3千名にのぼるとさ
れる。
29日:豪華客船 最北海近域で沈没  イングランド地方ヤードを発った豪華客
船クィーンサーリアンド号が、最北海近域
で沈没したと、北英海軍の調査により判明
した。乗客は全員死亡。
30日:プロキア軍 テラ河国境線へ出動  ダナンからの撤収期限が明日に迫った事
から、プロキア側は、ヴァルファバラハリ
アンへの督促を名目とし、第二軍をテラ河
国境線へ出動させた。
 これに対しヴァルファ側は、動きを見せ
ていない模様。
31日:ヴァルファ ダナン占拠を継続  撤収期限である今日、傭兵騎士団ヴァ
ルファバラハリアンは、一切の動きを見
せず、ダナン残留の意志を間接的に示し
た。
31日:スポーツの祭典開催される  31日、ダナン問題が深刻化する中、フ
ェンネル地区運動公園において、スポーツ
の祭典が開かれた。
 人出は例年通りで、賑やかな祭典となっ
た。
 1日:ヴァルファ宣戦布告  先月31日の期限を過ぎてもダナンから
撤収しなかった傭兵騎士団ヴァルファバラ
ハリアンは、1日正午、ドルファンとプロ
キアに対して、撤収の意志は無く、場合に
よっては交戦も辞さないとの、事実上の宣
戦布告を行った。
D26年6月第2週
 3日:プロキア臨戦態勢へ  1日の宣戦布告を受けて、プロキア側は
臨戦態勢へ突入した。しかし、先の内乱で
国軍の疲弊は色濃く、テラ河国境線付近に
布陣中の部隊も、戦闘の意志は薄弱と見ら
れる。
 4日:王室会議 ダナン派兵を討議  ドルファン王室会議は、騎士団のダナン
派遣を再検討すべく、4日午後より討議に
入った。尚、ドルファン側が臨戦態勢をと
らないのは、ヴァルファバラハリアンへの
刺激を避けるためと、ささやかれている。
 5日:王室会議 ダナン派兵を決議  王室会議は、来月中旬に騎士団をダナン
へ派遣するという事で決議に至った。
 尚、派兵に関しては、今月末までにヴァ
ルファ側が撤退しない場合のみで、引き続
きドルファン側からも、撤退勧告を出す模
様。
 6日:ゲルタニア 派兵協力を申し出  ゲルタニア政府は、ヴァルファバラハリ
アンのダナン占拠問題に対して、ゲルタニ
ア軍の一部を供出しても良いとのコメント
を非公式ながらも打ち出した。
 7日:ゲルタニアの派兵協力を却下  王室会議は、ゲルタニア政府に対して、
ダナン問題への軍事的介入を、えん曲的に
拒絶する内容の文書を送った。
 ドルファン側としては、先のシベリアが
行ったバストニア軍事介入と同化する事を
懸念したと見られる。
 8日:デュラン王 48回目の誕生日  8日、デュラン王は、48回目のお誕生
日を迎えられた。今年は、ダナン問題があ
ってか、王宮内での祝典は例年より慎まし
やかなものとなった模様。
D26年6月第3週
10日:バストニア内戦一時終結  10日午後、スペツナズを中心とする政
府軍の攻撃により、独立派ゲリラの拠点で
あるリンツが制圧され、この事により内戦
は政府側の勝利として一時終結に至った。
 これによりバストニア共和国はシベリア
連邦(連合)に再度帰属する。
12日:ヴァルファ プロキア軍を牽制  12日夕刻、ヴァルファバラハリアンの
第三大隊がダナンを出発、同日深夜、テラ
河国境線南に布陣した。
 これは先月末より同河川北に布陣するプ
ロキア第二軍に対する牽制と見られる。
14日:プロキア軍 国境付近より撤退  12日深夜から続いていたプロキア軍と
ヴァルファ側のにらみ合いは、14日午後
プロキア側が撤退した事により、武力衝突
が起こることもなく終了した。
 これはプロキア側が武力衝突を避ける為
撤退したとの見方が強い。
16日:カミツレ山中で土砂崩れ  16日午前、カミツレ地区カミツレ山中
にて土砂崩れが発生。人家への被害は無か
った。
D26年6月第4週
18日:セリナ運河に身元不明の水死体  身元不明の水死体が、セリナ運河中流域
で、18日、発見された。
 遺体は腐敗が進んでおり、死後2、3ヶ
月は経過しているものと思われる。
19日:ヴァルファ大軍団長 各国へ声明  傭兵騎士団ヴァルファバラハリアンの大
軍団長であるデュノス・ヴォルフガリオは
プロキア、ゲルタニア、ハンガリアの三国
に対して、侵略の意志はないという声明を
発した。尚、ドルファンに対しての声明は
一切無かった。
20日:身元不明遺体は行方不明の神父  18日にセリナ運河で発見された身元不
明の遺体は、先々月より行方が解らなくな
っていたアイン・カラベラル神父である事
が、関係者の証言により明らかになった。
 カラベラル神父は、先々月3日、自宅を
出た後、行方不明になっていた。
22日:カミツレ地区で夏至祭  22日、恒例の夏至祭がカミツレ駅前を
中心に賑わいを見せた。
 先の燐光石値上がりのせいか、夜間の出
店数が前年より少なかった模様。
23日:王室会議 ヴァルファ対策を模索  先の三国に出された声明で、ドルファン
への侵攻が明確化したヴァルファバラハリ
アンに対する防戦体制並びに掃討計画を模
索する討議が、23日、王室会議と軍部の
間で行われた模様。
D26年6月第5週
25日:ヴァルファヘ最終勧告  ドルファン側は、ダナンを占拠中の傭兵
騎士団ヴァルファバラハリアンに対して、
今月末までに撤収が行われない場合、武力
掃討を実行すると、最終勧告を行った。
26日:ヴァルファ応戦を明示  26日正午、25日のドルファン側の最
終勧告を受けて、ヴァルファバラハリアン
は、ダナンへドルファン側が派兵した際に
は、総力をあげて応戦すると声高に明示し
た。
27日:ゲルタニア 静観を明示  ゲルタニア政府は、ドルファン側とヴァ
ルファの間で武力衝突が行われた場合、ゲ
ルタニアとしては、一切干渉しない事を明
らかにした。
 これは先にドルファン側がゲルタニアの
軍事介入を拒絶した事を受けている。
29日:ハンガリア 中立を維持  ドルファン=プロキア戦争開戦時から不
干渉を維持し続けていたハンガリアは、今
後も中立を維持する事を、文書で王室会議
に通達した。
 これでハンガリア、ゲルタニアの二国が
中立。残るプロキアの動向が注目される。
30日:ヴァルファ ダナンより撤退せず  先の最終勧告により今月末が撤退期限と
されていたヴァルファバラハリアンは30
日深夜になっても撤退の兆候は見せず、こ
れで7月中旬に予定される派兵は、動かぬ
ものとなった。
D26年7月第1週
 1日:遺跡区で倒壊  1日午後、遺跡区の北西パンディエロの
遺跡が自然倒壊した。パンディエロの周囲
は、先々週より立入禁止区域になっていた
ので事故には至らなかった。
 2日:騎士団 ダナン攻略に向けて準備  7月中旬に行われるダナン派兵を目して
ドルファン騎士団では、本格的な準備に取
りかかった模様。
 4日:プロキア シンラギに参戦要請  プロキアは、スィーズランド連邦を通じ
て、東洋圏最強と言われる軍事集団シンラ
ギククルフォンへ、部隊の派遣を求めてい
た事が、4日、判明した。
 これがヴァルファ対策なのか、ドルファ
ンへの再侵攻なのか、疑念が持たれる。
 5日:プロキア ドルファンへ釈明  4日明らかになったシンラギククルフォ
ン雇用問題に関し、プロキア側からドルフ
ァン側へ、シンラギへの参戦要請は対ヴァ
ルファの為で、再侵攻の準備ではないと、
文書で通達された。
 王室会議は判断を保留する模様。
 7日:ヴァルファ 部隊配置変更  7日、ダナンを占拠中の傭兵騎士団ヴァ
ルファバラハリアンが、各部隊の配置変更
を行っているのが判明した。
 国境付近に位置していた第三大隊はダナ
ンへ移動、代わりに第四大隊が国境付近へ
移動を開始した模様。
 7日:ダナン派兵 15日前後を予定  王室会議は、ダナン派兵を遅くとも今月
15日前後に実行する事を明らかにした。
 これで、ヴァルファバラハリアンとの武
力衝突は確実となったが、果たして全欧最
強の傭兵騎士団に対し、ドルファン騎士団
が、どこまで戦えるか懸念される。
D26年7月第2週
 8日:騎士団 斥候をダナンへ派遣  今回の派兵の中心となるドルファン騎士
団は、8日未明、斥候をダナン方面へ派遣
した模様。
 9日:斥候 敵軍と小競り合い  ダナン方面へ派遣されていた斥候隊が、
9日午後、旧軍自治区イリハにて、ヴァル
ファバラハリアンのしょう戒部隊と接触し
た模様。この事により、ヴァルファがイリ
ハ付近まで展開していることが判明。主戦
闘地はイリハが濃厚とされる。
10日:シンラギ ハンガリアに到着  かねてより噂されていた東洋圏最強の戦
闘部隊シンラギククルフォンの一個大隊が
10日、ハンガリアのアデラマ港に到着し
た。ハンガリア政府は、シンラギの国内通
過、プロキアへの入国を許諾した模様。
11日:ヴァルファ 大隊を南北に展開  ダナンを占拠中のヴァルファバラハリア
ンは、第二、三、五大隊をダナン南方のイ
リハへ向けて出発させていた事が判明。同
時に第一大隊の一部が北方のテラ河国境線
へ移動、以前より展開中の第四大隊と合流
した模様。
13日:シンラギ一個大隊 プロキア入国  シンラギククルフォンの一個大隊が13
日深夜、プロキアへ入国した。これにより
プロキアが、今回のドルファンのダナン派
兵に介入してくる可能性が濃厚になった。
14日:ダナン派兵第一陣 15日出発  軍部は、ダナン派兵の第一陣である騎士
団第二、第四大隊の出発を、15日正午と
発表した。尚、予定される戦場は、ダナン
の南方の旧軍自治区イリハになる模様。
D26年7月第3週
15日:ダナン派兵第一陣出発  15日正午、ダナン派兵第一陣となる騎
士団第二、第四大隊が、首都城塞を出発し
た。後続である第三、第五大隊の出発は見
合わせている模様。
16日:イリハにて大規模衝突始まる  16日午後、旧軍自治区イリハにてドル
ファン騎士団とヴァルファバラハリアンに
よる大規模な武力衝突発生。戦況はドルフ
ァン側が優勢の模様。
17日:騎士団第二大隊壊滅  17日深夜、ドルファン騎士団第二大隊
が、ヴァルファバラハリアン第二大隊によ
って壊滅した事が明らかになった。
 大隊といえど中隊規模でしかないヴァル
ファへの敗北は、皮肉にも世間の風評を肯
定する事となった。
19日:第四大隊 敵第三大隊と衝突  騎士団第四大隊は、イリハ南西部にて、
ヴァルファバラハリアンの第三大隊と接触
し、交戦状態に入った模様。戦況は不明。
20日:第四大隊ウエール北部まで後退  イリハ南西部にて敵の第三大隊と交戦中
であった騎士団第四大隊は、20日夕刻、
ウエール北部まで後退していた事が明らか
になった。既に大隊の生存者数も半数強と
いうところで、敗北による撤退と見なされ
る。
21日:プロキア混成軍 国境付近へ展開  21日午後、シンラギククルフォンを先
鋒としたプロキア混成軍が、テラ河国境線
付近に展開した。これを受けてヴァルファ
バラハリアンは、ドルファンへ進軍中の第
二、三、五大隊を急きょダナンへ撤収、騎
士団第四大隊は追撃を免れた。
D26年7月第4週
22日:騎士団撤収 責任問題へ  21日より城塞内へ撤収しつつあったダ
ナン派兵部隊(第二、第四大隊残存組)は
22日正午までに撤収が終了した。
 王室会議は、今回の現場指揮官である、
カイル・コーツ大佐を喚問。イリハにおけ
る大敗の責任を追及する模様。
23日:ヴァルファ シンラギ 対陣続く  テラ河国境において対陣が続く、傭兵騎
士団ヴァルファバラハリアンとプロキア軍
の先鋒をつとめるシンラギククルフォンの
二者は、小規模の戦闘を数度行ったのみで
大規模な武力衝突には至らない模様。
24日:国王 戦死者へ哀惜の意  ドルファン城第二広場で行われた合同葬
儀において、デュラン国王は戦死者に対し
哀惜の意を述べられた。
27日:テラ・ヴァネッサ 反戦を提唱  左派組織で知られるヴァネッサの穏健派
テラ・ヴァネッサは、今回の派兵に対し、
無用の武威を振るうものとして、27日、
各地で反戦演説を行った。このうち城門前
へデモ行進を行おうとした若者のグループ
が近衛隊と乱闘、9人が逮捕された。
28日:ゲルタニア ハンガリア共同声明  28日正午、ゲルタニアとハンガリアの
両政府は、ドルファン領内を侵犯中の傭兵
騎士団ヴァルファバラハリアンに対して、
一切の援助並びにそれに類する行為は行わ
ないとの共同声明を発した。これにより、
ヴァルファの行動は制限される事になる。
D26年7月第5週〜8月第1週
30日:第二次傭兵徴募開始  軍部はスィーズランド連邦を通じて、前
回に引き続き海外における傭兵徴募を開始
した。今回は西洋圏が中心となる模様。
 1日:ヴァルファ シンラギ 対陣終了  テラ河国境線を挟んで対陣を続けていた
傭兵騎士団ヴァルファバラハリアンとシン
ラギククルフォンは、1日未明、両軍とも
国境線より後退した。ヴァルファはダナン
へ撤収し、今後の動向が注目される。
 2日:プロキア ドルファン援護を表明  プロキアのヘルシオ公は、ドルファン王
室に対し、今後1年間、ヴァルファバラハ
リアンを牽制し、ドルファンを援護すると
いう内容の親書を送った。これを受けて、
王室からも感謝の意を表す返書が、ヘルシ
オ公宛に送られた。
 4日:ガリレア博士 ベンヒル賞受賞  現在スィーズランドのリーデン学術院で
研究を行っている邦人ガリレア・ガリネシ
ス博士が、4日、ベンヒル賞を受賞した。
 ベンヒル賞は、新分野を開拓した研究者
に贈られるもので、今回は博士の積年の化
学分野開拓を称えたもの。
D26年8月第2週
 5日:採掘現場で落盤  5日午前、燐光石を採掘する坑道で、落
盤事故が発生。4人が死亡、重軽傷者12
名を出す惨事となった。
 事故が起きたのはカミツレ地区第28採
掘区42番坑道で、以前より落盤の危険性
が指摘されていた。
 7日:文化部 軍部の立案書を即日却下  文化部は、軍部より提出されたカミツレ
地区遺跡区における演習場の建設立案書を
即日却下した。
 文化部は文化遺産の保全を絶対意見とし
各種の開発に足止めを課している。
10日:ピクシス家に女児誕生  10日午後、アルダナル・ピクシス卿と
エラリス婦人の間に女児が誕生した。
 王室会議の筆頭であるピクシス家でのご
生誕とあって、祝賀客も多数訪れた。
11日:南洋圏 オースチンで大地震  11日、南洋圏オセアニア地方オースチ
ンで、大地震が発生し、数千人が死亡した
模様。
D26年8月第3週
12日:王女行方不明騒ぎ  12日午前、軍部によって発令された非
常召集は、王女捜索であった事が同日夕刻
になって判明した。
 王女は無事保護に至り事なきを得たが、
この不審事に対し、王室から詳しいコメン
トはなかった。
14日:ヴァン=トルキアで王位継承問題  14日未明、ヴァン=トルキア王国国王
アイン・ヘレニガム14世が崩御された。
 これによりトルキア大帝国時代より続く
ヘレニガム家の直系は途絶えた事となり、
傍系のアレイス家とクルニガム家による王
位継承問題は深刻化すると見られる。
15日:各地で薬草の特売会  動植物の日である15日、各地で薬草の
特売会が行われた。
 1年で最も効能のある日として、例年盛
況になる特売会だが、今年は晴天に恵まれ
たせいか、薬草を求める人の数は昨年以上
であった。
16日:シベリア大使来訪  シベリア大使イワン・キルギスキー卿が
16日、来訪した。
 キルギスキー大使の目的はドルファンが
拒否し続けている燐光石の輸入自由化にあ
り、今回オーリマン卿がどう対応するかが
注目されている。
17日:シベリア交易一部自由化へ  キルギスキー卿との会談が行われた17
日、オーリマン卿は、燐光石の輸入は行え
ないが、鉄鉱・石炭の二品目に関しては自
由化の方向性を検討するという善処案で、
会談を締めくくった。
D26年8月第4週
20日:ヴァン=トルキア内戦突入  ヘレニガム14世の葬儀が行われないま
ま王位継承問題で揺れていたヴァン=トル
キアで、20日深夜、遂にアレイス家とク
ルニガム家による本格的な武力衝突が発生
した。これでヴァン=トルキアは実質上内
戦状態へと突入した事となる。
21日:ゲルタニア クルニガム家を支持  ゲルタニア政府は、ヴァン=トルキアに
おける内戦に対し、クルニガム家を支持す
る方向で、積極的に関与する事を明らかに
した。
22日:ダナンより商業者来着  現在、ヴァルファバラハリアンによって
占拠中のダナンより、22日未明、商業者
二十余名が首都城塞へ到着した。
 商業者の話では、ダナンは平穏であり、
都市の出入制限以外、占拠以前と変わらな
い状態にあるという。
24日:シベリア アレイス家を支持  24日、シベリア政府はヴァン=トルキ
ア内戦に関し、アレイス家を支持する方向
で積極的に関与することを明らかにした。
 一方、バストニア駐屯のスペツナズは撤
収。近くヴァン=トルキアへの投入が予想
される。
D26年8月第5週
26日:ゲルタニア軍 内戦介入へ  26日午後、ゲルタニア軍がヴァン=ト
ルキアとの国境線を越え、クルニガム家側
の国軍と合流した模様。
27日:プリシラ王女 軍施設を慰問  27日午後、プリシラ王女が、シーエア
ー地区臨海区の騎士団第一駐屯地を慰問さ
れた。これは先のダナン派兵による士気喪
失を考慮したものと見られるが、関係者は
慰問時期の遅さに不満を抱いている様子。
 尚、王女の公務は8ヶ月ぶりの事。
30日:ヴァン=トルキア内戦泥沼化  30日午後、ヴァン=トルキアの首都ト
ルキアでは、ゲルタニア軍による攻撃によ
り数千人の死傷者が出た模様。尚も戦闘は
継続中であり、今後、シベリア軍の介入に
よって更なる泥沼化が予想される。
31日:乗合い馬車組合 1日ストライキ  賃金交渉で平行線をたどっていた商会側
と組合側は、31日に入っても折り合いが
つかず、組合側は同日から予定通りストラ
イキに入ったが、同日夕刻、商会側の譲歩
により、ストライキは一日で終了した。
D26年9月第1週
 2日:ヴァルファ ハーベンを奇襲  ダナンを占拠中の傭兵騎士団ヴァルファ
バラハリアンが、2日深夜、プロキア領内
の国境都市ハーベンを奇襲し、駐屯中のプ
ロキア正規軍に被害を与えた模様。
 尚、シンラギククルフォンは奇襲時、ハ
ーベンには駐屯していなかったとされる。
 3日:ハーベンで再度夜間戦闘  2日深夜に戦闘があったばかりのプロキ
ア領ハーベンで、3日深夜、またしても戦
闘が行われた。詳報によると、ヴァルファ
バラハリアンの一中隊とハーベンに駆けつ
けたシンラギククルフォンが衝突したとさ
れている。
 4日:ハーベンでの戦闘終了  3日深夜から続いていたプロキア領ハー
ベンでの戦闘は、ヴァルファバラハリアン
が国境線まで退いたことにより終了した模
様。両軍の被害は不明。
 6日:スペツナズ トルキアへ上陸  6日、ヴァン=トルキアのリグ港にシベ
リア軍一個大隊スペツナズが到着し、アレ
イス家側国軍と合流した。
 シベリアの軍勢がトルキア地方へ足を踏
み入れたのは今回が初めてとなり、周辺諸
国は、この動きを不安視している。
 8日:旧水道一時閉鎖  カミツレ地区遺跡区からドルファン地区
中央区まで続いていた旧水道(ノータル地
下水道)を、8日午後、水流をせき止め、
閉鎖した。この処置は一時的なもので、今
後様子を見て再開を検討すると、管理局は
話している。
D26年9月第2週
10日:王室会議 一部改変  王室会議は、10日、五家評議会の構成
を一部変更した。変更内容は元参位のベル
シス家の除名、新たにピクシス分家を参位
に加えるというもの。ドルファン王家の上
位、ピクシス家の筆頭(次席)、エリータ
ス、カイニスの両家の参位は継続。
11日:ゲルタニア、シベリア両軍衝突  ヴァン=トルキア内戦に介入していたゲ
ルタニア、シベリアの両国の軍隊が、11
日、首都トルキア北西部で大規模な戦闘を
繰り広げた模様。
13日:ピクシス卿 ベルシス家を非難  王室会議の筆頭であるアナベル・ピクシ
ス卿は、先に除名されたベルシス家の当主
ゼノス・ベルシス卿の除名理由を、王家に
反意を抱きし者として、明らかにした。
 ベルシス卿は、現在占拠中のダナンにて
沈黙を守っている。
15日:ヴァン=トルキア内戦続報  11日から始まったゲルタニア軍とシベ
リア軍の戦闘は、15日深夜になっても収
束の気配を見せず、戦闘の長期化が予想さ
れる。尚、両国とも近く増援部隊を投入す
る模様。
D26年9月第3週
16日:シベリア軍船 英海峡で砲撃  16日午後、ドーバー海峡を通過しよう
としたシベリア軍船4隻が、海峡を巡視中
のブリストル軍船に対し砲撃したことが、
明らかになった。
 シベリア軍船は砲撃の後、海峡の通過を
断念し、撤退した模様。
18日:灯火持続時間の延長に成功  燐光石の発光限界を、従来の6ヶ月から
7ヶ月弱にまで延ばすことが、スィーズラ
ンドのリーデン学術院の実験で成功した。
 燐光石はベリ酸との反応で発光するが、
今回はベリ酸にオキロ酸塩を加えたとされ
る。
19日:セリナ運河 全面航行規制  19日、河床工事のため、セリナ運河の
航行が全面的に規制された。規制は22日
の土曜まで続く模様。
21日:黒竜江沿岸 再度緊張高まる  21日午後、シベリア軍が再度黒竜江沿
岸まで軍を進めたことが、中華皇国側の抗
議声明によって明らかになった。
 シベリア側は中華皇国側の抗議に対し、
必要最低限の国防であると、侵攻に関して
全面的に否定した。
22日:プロキア 紫南軍団を包有  7月中旬からプロキア軍に加盟していた
シンラギククルフォンが、右陣紫南軍団で
あった事が、関係者の報告で明らかになっ
た。紫南軍団は、ベトナム戦役でホーチミ
ン政府側に加盟していた。指揮官はグエン
=ベノ=ワンチャイ。
D26年9月第4週
24日:ダナン造反疑惑  現在、傭兵騎士団ヴァルファバラハリア
ンによって占拠中である国境都市ダナンに
おいて、ベルシス家を中心にヴァルファ側
へ恭順の動きがあることが、関係者の証言
によって明らかになった。尚、ベルシス家
との連絡は途絶えている。
25日:王室会議 ダナン使者派遣を検討  王室会議は、占拠中のダナンへ使者を派
遣する事について、25日夕刻から討議に
入った。使者派遣の目的は、ヴァルファバ
ラハリアンの動向を探る事を前提としてい
るが、実際はベルシス家の動向を探るもの
との見方が強い。
26日:ダナンへの使者派遣を決議  26日、王室会議はダナンへの使者派遣
を来月初旬に行う事で決議した模様。
27日:乗り合い馬車同士の追突事故  27日午前、ドルファン地区城南区の大
通りで、乗り合い馬車同士の衝突事故が発
生。死者1名、重軽傷者3名を出す事故と
なった。
28日:黒竜江沿岸で小規模戦闘  28日、黒竜江沿岸でシベリア軍と央華
軍との間で小規模な戦闘が行われた。
 今回の戦闘は斥候部隊同士によるもので
両軍の形勢を左右するものではない模様。
29日:収穫祭開催  29日、収穫祭がフェンネル地区を中心
に催された。
 今年の収穫高は冷夏の影響からか、若干
減少すると見られる。
D26年10月第1週
 1日:ダナンへの使者出発  占拠中のダナンへの使者が、1日正午、
首都城塞を出発した。
 使者の目的は、ヴァルファバラハリアン
軍団長デュノス・ヴォルフガリオへの接見
と、ゼノス・ベルシス卿の召喚。
 3日:使者 ヴァルファ軍団長に接見  3日午後、ドルファン側の使者が、ヴァ
ルファバラハリアン参謀キリング・ミーヒ
ルビスとの接見に至った。
 この接見の際に、ヴァルファ側から「復
讐」という言葉が出たが、何に対する復讐
なのかは明らかにしなかった。
 4日:ベルシス卿 召喚を拒絶  4日夕刻、3日のヴァルファとの接見に
続き、今度はゼノス・ベルシス卿との接見
が行われた。
 ベルシス卿は使者から召喚の意を伝えら
れた際、王室会議除名と召喚はピクシス卿
の陰謀として、召喚には応じなかった。
 6日:フェンネル地区で一家惨殺  6日午後、フェンネル地区住宅区のアパ
ートで、このアパートの住人クリス・アン
ダースン氏とその家族を含む計4名が、他
殺体で発見された。
 地区警備班は、えん恨による犯行として
捜査を進める模様。
D26年10月第2週
 7日:シベリアサーカス団 来月来演  来月1日にシベリアのパリャールヌイ・
サーカスが来演することが、文化部の発表
で明らかになった。
 この件は、先のシベリア大使来訪の際、
話し合われたとのこと。
 9日:風刺画 城西区内で散布  ベルシス家とピクシス家の確執を描いた
風刺画が、9日午後、ドルファン地区城西
区で散布された。
 地区警備班は風刺画を回収、散布してい
た学生グループ5人を逮捕した。
11日:考古学術院 遺跡区を再調査  ドルファン考古学術院は、カミツレ地区
遺跡区の未調査地帯で、11日午後から3
日間、再調査を行う。
12日:騎士団 大隊を再編成  12日、軍部は先のダナン派兵において
壊滅した大隊の再編成を行った。
 編成の内容は、壊滅した第二大隊に各大
隊から中隊を補てん。第四大隊は、現在の
ところ欠番扱いになる模様。
D26年10月第3週
16日:国王狩りの日  16日、デュラン国王はカミツレ山中で
鹿狩りを行われた。
 今年の鹿狩りは、晴天に恵まれ、前年に
比べ高い成果をあげられた様子。
17日:シベリア軍 黒竜江を渡河  17日未明、シベリア軍の猛攻により、
央華軍は防衛線を破られ、黒竜江渡河を許
した模様。詳細は不明。
19日:一家惨殺の犯人逮捕  6日に起きたアンダースン一家惨殺事件
で、19日深夜、地区警備班は無職ボーン
・オズ(29)を逮捕した。
 動機についてオズは、あまりに幸せそう
なので妬ましかったと、供述している。
D26年10月第4週
21日:シベリア軍 ユイメンを占拠  シベリア軍は、黒竜江渡河後、中華皇国
領ユイメンを占拠していた事が、21日、
明らかになった。シベリア軍と央華軍の戦
闘は依然続いている模様。
23日:アンジェリス教国で黄熱病まん延  東欧圏スロバキア地方アンジェリス教国
の一部で、黄熱病がまん延している事が、
23日、東欧赤十字の報告で明らかになっ
た。
26日:プリシラ王女 17回目の誕生日 26日、プリシラ王女が17回目のお誕生
日を迎えられた。
 現在アルビア皇太子とのご親交が噂され
ているが、それに対するコメントはなかっ
た。
27日:怪文書散布でヴァネッサ幹部逮捕  27日午後、ヴァネッサの幹部が王室を
標的とした怪文書を散布し、逮捕された。
 文書の内容は、プリシラ王女の出生問題
が主体で、現王女は国王の実子ではないと
強い調子で指弾されていた。
 王室会議は、この内容を否定している。
D26年10月第5週〜11月第1週
29日:騎士団 第二次ダナン派兵を上申  29日、ドルファン騎士団は、占拠中の
ダナンへの第二次派兵を、王室会議へ上申
した。
 しかし7月の第一次派兵が失敗に終わっ
た事から、王室会議側の反応は芳しくない
模様。
30日:王室会議 第二次派兵を却下  王室会議は、30日、騎士団に対して、
ダナンへの派兵を却下する回答を示した。
31日:セリナ運河でゴンドラ転覆  31日午後、セリナ運河を運航中のゴン
ドラが、鉱石運搬船と接触し転覆。ゴンド
ラに乗っていた遊覧客の1人が死亡した。
 1日:第204回建国記念日  1日、第204回建国記念の祝典が、ド
ルファン城内青の広間で行われた。
 トルキア大帝国の一領であったドルファ
ンが、大戦後、国として成立してから20
0年が過ぎた現在、祝典が行われるのは、
ごく一部となった。
 1日:パリャールヌイ・サーカス来演  シベリアのサーカス団「パリャールヌイ
・サーカス」が、1日午前、ドルファンへ
来演した。公演は来年2月まで行われる。
 3日:ズィーガー砲一斉発射  3日午後、シーエアー地区海岸区のズィ
ーガー砲群が、点検整備終了後、確認の試
射として、第1番砲群から第7番砲群まで
順繰りに一斉に発射され、晩秋の空にごう
音が響きわたった。
D26年11月第2週
 5日:ハンガリアで爆弾テロ  5日、ハンガリア共和国ボルクで、劇場
に仕掛けられた爆発物が爆発。死者21名、
重軽傷者121名の大惨事となった。
 この事件の直後、右派組織「ボルキア回
帰戦線」から犯行声明があった模様。
 6日:燐光石 大量盗難  燐光石の流通を営んでいるマクトガル商
会の倉庫から、大量の燐光石が紛失してい
るのが、6日午前、商会からの届け出で明
らかになった。
 地区警備班は、現場の状況から組織的な
犯行として、捜査を進める模様。
 8日:オライリー卿死去  ボルキア革命の際、旧ボルキア王国(現
ハンガリア共和国)より亡命してきたアル
メイト・オライリー卿が、8日未明、心不
全の為亡くなった。
10日:ヴァルファ シンラギ小競り合い  10日、テラ北河ビックブリッジ周辺で
ヴァルファバラハリアンとシンラギククル
フォンの小競り合いが行われた模様。
 戦闘は、しょう戒部隊同士によるものと
思われる。
D26年11月第3週
11日:ハンガリアで再度爆弾テロ  11日、ハンガリア共和国ボルクで、再
び爆弾テロが発生した模様。被害状況は、
まだ分かっていない。
12日:警察部隊 テロ組織アジトを急襲  ハンガリア共和国ボルクで、12日、先
の二件の爆弾テロを実行したとされる右派
テロ組織「ボルキア回帰戦線」のアジトを
警察部隊が急襲。アジトに潜伏していたテ
ロリスト12人を逮捕した模様。
13日:プリシラ王女 商店街をご訪問  13日午後、ドルファン地区城南区商店
街を、プリシラ王女がご訪問された。王女
は、ねぎらいのお言葉を各店舗でかけられ
ていたが、事前に通達のなかったご訪問に
対し、市民は多少戸惑い気味であった。
15日:ドルファン病院でボヤ騒ぎ  15日深夜、ドルファン病院でボヤ騒ぎ
があった。出火の原因は、看護婦の火の不
始末とされ、地区消防班はこの看護婦から
事情を聴いている。
16日:王室会議 課税額引き上げを検討  16日、王室会議は、軍事費拡大を理由
に、来年4月に課税額の引き上げを行うべ
く討議に入った。
D26年11月第4週
19日:王室会議 課税額引き上げを決議  19日正午、王室会議は、課税額の引き
上げを来年4月1日から行うことで決議に
至ったことを関係各部に通達した。
 この決議に対し各方面、特に財界から非
難の声があがっている。
21日:エルバデュール皇太子 留学  東欧圏スロバキア地方エルバデュール王
国の皇太子が、21日午後、スィーズラン
ド連邦ベッヘルに到着した。皇太子の目的
は、学術院への留学。
22日:フェンネル地区で反対運動  22日午後、フェンネル地区城壁区に建
設が予定されている騎士団第二養成所を巡
って、周辺住民による反対運動が、地区広
場で行われた。
 現在第一養成所で外国人傭兵の訓練が行
われており、治安問題で揺れている。
23日:シベリア軍船トルキア内海へ  23日、シベリア軍船4隻が、トルキア
内海へ到着した。先の英海峡封鎖により、
今回は極北海側を経由した模様。
 シベリア軍船は一両日中にヴァン=トル
キアへ入港すると思われる。
D26年11月第5週〜12月第1週
25日:シベリア軍増援部隊上陸  25日未明、シベリア軍の増援部隊が、
ヴァン=トルキアへ上陸した模様。
 この事が内戦の戦況にどのような影響を
与えるか注目される。
27日:国王像破壊の男を逮捕  27日午後、ドルファン国立公園内にあ
るデュラン国王の像を、近くにいた男が突
然、鉄ついを使用し、像の頭部など数ヶ所
を破壊した為、通報によって駆けつけた地
区警備班に逮捕された。
 男は二十歳前後、身元は明らかでない。
28日:遺跡区で崩落事故  28日午後、カミツレ地区遺跡区の神殿
跡で、遺跡の一部が崩れ落ち、調査のため
訪れていた学術院の生徒が軽傷を負った。
 これを受けて、文化部は崩落の危険性の
ある一部の遺跡を立入禁止にする模様。
29日:ゲルタニア軍増援部隊入国  26日のシベリア側の増援部隊上陸を受
けて、29日午後、ゲルタニア側も増援部
隊をヴァン=トルキアへ入国させた。
 王位継承問題から始まった内戦は、既に
ゲルタニアとシベリアによる二国間紛争に
すり替わりつつある。
 2日:ザクロイド財閥 リドの太陽落札  王室から民間へ払い下げられたリゴディ
ッドの名画「リドの太陽」を、2日の内売
会で、ザクロイド財閥が落札した。尚、落
札価格は公表されていない。
D26年12月第2週
 2日:サーカスの猛獣脱走
 (Case.1:ホワイトタイガーを倒さない)
 2日午前、パリャールヌイ・サーカスの
ホワイトタイガーをはじめとする猛獣6頭
が、テント内から脱走。シーエアー地区へ
逃走した。猛獣は夕刻までに取り押さえら
れたが、15人の重軽傷者を出した。
 2日:サーカスの猛獣脱走
 (Case.2:ホワイトタイガーを倒した)
 2日午前、パリャールヌイ・サーカスの
ホワイトタイガーをはじめとする猛獣6頭
が、テント内から脱走。シーエアー地区へ
逃走したが、折良く近くにいた東洋人傭兵
らの活躍により、正午までには猛獣は捕獲
され、被害者も出なかった。
 2日:国立銀行で金塊強奪される  2日午前、ドルファン地区城南区の国立
銀行が、覆面の集団に襲撃され、大量の金
塊が強奪された。
 この事件の際、地区警備班はシーエアー
地区の猛獣騒動の応援に出ており、対処が
遅れた様子。
 4日:阿片密造で東洋人グループ逮捕  4日夕刻、シーエアー地区港北区の倉庫
で阿片を密造していた東洋人グループを逮
捕。グループのリーダーと見られるリー・
シャオロンは、逮捕の際抵抗した為、その
場で刺殺された。
 6日:バリントン邸全焼  6日深夜、マリーゴールド地区第参区に
あるレオン・バリントン卿のお屋敷が全焼
し、奉公人数名が軽度の火傷を負った。
 バリントン邸はザクロイド財閥の抵当に
入っており、今後バリントン家の存続が不
安視される。
 8日:ケインズランドで暴動  8日、南洋圏オセアニア地方ケインズラ
ンドで、大規模な暴動が発生した模様。
 この暴動は先にオセアニア地方を襲った
大震災による食糧不足深刻化が要因と思わ
れる。
D26年12月第3週
10日:城壁の一部を修繕  首都北西部の城壁を修繕する作業が10
日から始まった。作業内容は、一部の破損
個所を補修する程度で、来月半ば頃には終
了する予定。
11日:エドワーズ島で竜巻発生  11日午後、エドワーズ島の南西部で大
型の竜巻が発生し、漁港など十数ヶ所に被
害を与えた模様。尚、負傷者等に関しては
明らかになってない。
13日:ダナンで銃密造疑惑  現在ヴァルファバラハリアンによって占
拠中のダナンにおいて、占拠以前から都市
の一画で銃の密造を行われていたとの噂が
関係者の間で流れている。密造されていた
銃はガリハント銃で、ヴァルファの銃兵隊
に提供されているとの噂もある。
15日:ケインズランド暴動鎮圧  8日に起こった南洋圏オセアニア地方ケ
インズランドの暴動は国軍の出動により、
15日深夜、鎮圧された。
 今回の暴動での死傷者は7日間で千人を
越えるとされ、震災に引き続き傷ましい惨
事となった。
D26年12月第4週
16日:ドルファン地区で連続通り魔事件  16日の未明から深夜にかけて、ドルフ
ァン地区城北区で2件、城東区で3件の計
5件の通り魔と見られる事件が発生した。
 犯行はいずれもナイフを使用したもので
目撃者の証言からも、同一人物の通り魔的
犯行として捜査が進められている。
18日:偽金貨ちゅう造で学術院生逮捕  18日、ドルファン総合学術院内で偽金
貨をちゅう造していた生徒4名が、逮捕さ
れた。没収された偽金貨は百数十枚に及び
これまでに五十枚近くの偽金貨が、ヴァネ
ッサの資金源として利用されたと、生徒の
供述で明らかになった。
22日:ロズウェル卿108歳の誕生日  22日、ジョージ・ロズウェル卿が10
8回目の誕生日を迎えられた。
 卿は、白騎士の称号を持っており、騎士
団関係者が多く祝賀に訪れていた。
 尚、国内での最長寿者として、卿に対し
近く王室から恩典がもたらされる予定。
D26年12月第5週
23日:通り魔事件フェンネル地区へ波及  23日の未明から深夜にかけて、フェン
ネル地区住宅区で3件の通り魔事件が発生
した。犯行は一連の通り魔事件と酷似して
おり地区警備班は同一犯と判断し、容疑者
の割り出しに全力をあげている。
24日:各地でイヴ模様  クリスマス・イヴの24日、各地でイヴ
を楽しむ催し物が開かれた。
 ドルファン城でも、民間人へ城内の一部
を開放してパーティーを催すなど、イヴな
らではの光景が見受けられた。
26日:ダナン周辺に際立つ動きなし  26日、ウエールに駐屯していた第七警
戒部隊が、交代のため首都城塞へ引き上げ
てきた。警戒部隊の報告によると、ダナン
周辺に際立った動きは見られず、年内に大
規模な事変は起きないものと、軍部は判断
している。
28日:王室会議 最終報告会  28日、今年最後の王室会議が、各部の
最終報告会を中心に行われた。
 この会議では、途絶しているプロキアと
の休戦協定締結と、ダナン解放へ向けての
様々な討議が行われた模様。
D26年12月第6週〜D27年1月第1週
30日:連続通り魔事件解決  ここ2週間、日曜日ごとに起きていた連
続通り魔事件が、30日午前、犯人の現行
犯逮捕で幕を閉じた。
 逮捕されたゴア・ノートル(38)は、
一連の犯行を、天の導きによるものと供述
しており、取り調べは難航している。
31日:各地でシルベスター  31日、各地でシルベスターが催され、
冬空の中、カウントダウンの声と花火の音
で盛り上がった。
 1日:デュラン国王 新年第一回公務  1日午前、ドルファン城謁見の間におい
て、デュラン国王の謁見が行われた。謁見
は王室会議の各位、各部代表者の順で行わ
れ、この際プリシラ王女も同席された。
 尚、ここ数年ご病気で姿が見られないエ
リス王妃は、今回もご欠席であった。
 1日:第一回王室会議開かれる  1日午後、第一回王室会議が開かれ、ダ
ナン問題を中心に、今年の方針を模索する
討議が行われた。
 3日:ロズウェル卿死去  3日深夜、ジョージ・ロズウェル卿が、
急性心不全で亡くなられた。
 卿は、先月22日に108歳の誕生日を
迎えられたばかり。
 4日:ウエール駐屯部隊増強へ  現在、占拠中のダナンへの橋頭ほとなっ
ているウエールの駐屯部隊を増強する為、
軍部は騎士団第五大隊の一部を、4日午後
首都城塞から出発させた。
D27年1月第2週
 7日:アルビア軍船 一時寄港  7日午後、アルビア海軍の軍船5隻が、
ドルファン港へ一時寄港した。
 ドルファンの海の守りとも呼ばれる友好
国の軍船を一目見ようと、見物人が多数押
し掛け、港湾事務局は対応に四苦八苦だっ
た様子。
 8日:連続通り魔 独房で自害  8日深夜、連続通り魔事件の犯人ゴア・
ノートルが、処刑囚用独房内で舌をかみ切
って死んでいるのが発見された。
 尚、絞首刑は10日に行われる予定だっ
た。
10日:マルタギニア海で財宝発見  10日、マルタギニア海で演習中のアル
ビア海軍が、沈没船の中から財宝を発見し
た。沈没船は旧イスラのアラド王家のもの
で、財宝は金銀の食器類とのこと。
 現在アラド王家は、その血筋が途絶えて
おり、返還等の抗議は無いと思われる。
11日:シアターで観客ドミノ倒し  11日夕刻、ドルファン地区城南区のシ
アターで、観客がドミノ倒しになる事故が
あり、16名が軽傷を負った。
D27年1月第3週
15日:ヴァネッサ各支部 一斉捜索  15日、各地区警備班は、左派組織ヴァ
ネッサの各支部を一斉捜索した。
 この背景には、爆弾テロのスペシャリス
トとして中東圏で恐れられたアジル・メサ
ムが密かに入国したとの噂が流れた事があ
り、区警はテロへの警戒を強めている。
16日:ヴァン=トルキア内戦 続報  長期化しているヴァン=トルキアの内戦
で、16日午後、アレイス家の拠点ハーベ
ルンにゲルタニア軍が侵攻し、シベリア軍
との激しい戦闘が繰り広げられた模様。
17日:ゲルタニア軍ハーベルンを陥落  17日深夜、クルニガム家に加勢してい
るゲルタニア軍が、アレイス家の拠点ハー
ベルンを陥落させた。
 これにより内戦はクルニガム家優勢とな
り、やや停滞気味であった戦況を一気に覆
すことになった。
19日:燐光石せっ盗グループを逮捕  19日、各地で燐光石の大量せっ盗を続
けていた犯行グループと、燐光石の闇取引
を行っていたブローカーを、シーエアー地
区港北区で一斉逮捕した。
D27年1月第4週
20日:シベリア軍の一部撤退  ヴァン=トルキア内戦においてアレイス
家に荷担していたシベリア軍の一部が、ハ
ーベルン陥落を機に撤退しつつあることが
ゲルタニア政府の発表で明らかになった。
22日:運河にテロリストの遺体  22日未明、セリナ運河中流域で、密か
に入国したと噂されていたテロリスト、ア
ジル・メサムが遺体となって発見された。
 遺体発見の状況は、昨年五月の神父殺害
事件と酷似しているが、地区警備班は事件
の関連性は薄いとしている。
23日:ヴァネッサ 区警を非難  23日、左派組織ヴァネッサは、地区警
備班を非難する内容の文書を各地で配布し
た。
 22日にアジル・メサムが遺体となって
発見されたことで、ヴァネッサは先の一斉
捜索を見当違いとして非難している。
24日:プロキア ヴァルファ文書を公表  24日午後、プロキア側は、ダナンを占
拠中のヴァルファバラハリアンから、昨年
11月から再三に渡って共闘を求める文書
が送られていた事を明らかにした。
 尚、プロキアのヘルシオ公は、共闘の意
志はないと、言明している。
25日:カミツレ山中で山火事  25日午後、カミツレ地区山岳部のカミ
ツレ山中で山火事が発生。火は8時間に渡
って燃え続けたが、深夜近くになって鎮火
した。この火事で消防班の数名が軽度の火
傷を負った模様。
26日:バリントン家破産  25日に発生した山火事によって、バリ
ントン家の保有林が焼失していたことが明
らかになり、ザクロイド財閥は、バリント
ン家への融資を撤回、資産回収に乗り出し
た。昨年の屋敷全焼と相まって、バリント
ン家は事実上破産となる。
D27年1月第5週〜2月第1週
28日:王室会議 ダナンへ再度使者派遣  28日、王室会議は、占拠中のダナンへ
再度使者を派遣することを決定した。
 派遣は来月初旬が予定されている。
29日:スィーズランド北部で大雪崩  スィーズランド北部の山岳地帯で巨大な
雪崩が発生し、ふもとの村二ヶ所を飲み込
んだ。
 前日より一斉避難が行われていた為、雪
崩による犠牲者はなかった模様。
30日:イゴール式汽笛を採用  船舶等で使用されていた汽笛(ノイシュ
式)が、30日からイゴール式に変更され
る。イゴール式は従来のノイシュ式より簡
易化されており、音量も微調整が可能。
 1日:ダナン使者派遣 4日に決定  王室会議は、二回目のダナンへの使者派
遣を、今月4日に行うことを軍部へ通達し
た。
D27年2月第2週
 4日:ダナンへの使者出発  4日午前、ダナンへの二回目の使者が、
首都城塞を出発した。
 今回の目的は、前回に引き続きヴァルフ
ァ軍団長への接見、ベルシス卿の召還が主
となっている。
 5日:大時計塔の鐘を交換  時報として親しまれている大時計塔の鐘
が、5日午前、新しくちゅう造したものと
交換された。音色は今までと変わらぬもの
になるよう、ちゅう造には細心の配慮をし
たと関係者は話している。
 6日:使者 ヴァルファ軍団長と接見  6日深夜、ドルファン側の使者が、ヴァ
ルファバラハリアンの軍団長デュノス・ヴ
ォルフガリオと接見し、約二時間話し合い
を続けたが、物別れに終わった模様。
 破滅のヴォルフガリオと呼ばれる敵軍団
長との接見は、これが初となる。
 7日:イスラハムで異教徒弾圧  7日、中東圏イスラハムのカダホフ師が
国内の異教徒を弾圧すべく、軍隊を出動さ
せていたことが明らかになった。
 これまでに弾圧された異教徒は1万余に
のぼると伝えられているが、真偽は定かで
ない。
 8日:ダナンへの使者無事帰還  8日午後、ダナンへ派遣されていた使者
が、無事首都城塞へ帰還した。
 使者の報告では、6日の接見は物別れに
終わり、その後ベルシス卿への接見を求め
たが、ベルシス家側から拒絶されたとのこ
と。
D27年2月第3週
10日:イスラハムで異教徒1万余が虐殺  10日、中東圏イスラハムで、カダホフ
師の軍事行動で、国内の異教徒1万余が虐
殺されていたことが、イスラハムの隣国イ
リジアの調査で明らかになり、師の行動に
対する抗議が各国であがっている。
12日:地下水道で金塊を発見  12日午後、ドルファン地区城東区の地
下を流れる地下水道の一画で、管理局の作
業員が、金塊の入った麻袋を発見した。
 この金塊は昨年12月に起きた国立銀行
襲撃事件の際に盗まれた金塊の一部である
ことに、ほぼ間違いない模様。
13日:トルキア内海で接触事故  13日未明、ドルファンの外商船とセサ
公国の軍船が、トルキア内海のベルタ島付
近で、濃霧の中、接触事故を起こした。
 幸いにも大事に至らなかった模様。
14日:王女 バレンタインデー慰問  14日、プリシラ王女が、シーエアー地
区岬区の孤児院を慰問され、孤児たちにチ
ョコレートをお配りになられた。
 この突然のプレゼントに、孤児たちは顔
をほころばせていた様子。
16日:皆既月食の夜  16日の夜、皆既月食が観測され、一時
的に人々は夜空に釘付けになった。前回の
皆既月食は、あいにくの雨天であったが、
今回は晴天に恵まれ、現象を観測すること
ができた。
D27年2月第4週
18日:央華軍 ユイメンを包囲  18日、中華皇国の央華軍は、シベリア
軍に占拠されたユイメンを包囲した。央華
軍には、シンラギククルフォン紅東軍団が
参加しており、中華皇国側の今回の奪回作
戦における不退転の決意がうかがえる。
20日:ユイメン攻防戦始まる  20日深夜、ユイメンを包囲していた央
華軍が、攻撃を開始。一方シベリア軍もユ
イメンにたてこもり応戦。激しい攻防戦が
繰り広げられている模様。
21日:城壁警備隊員が転落死  21日深夜、首都城塞を取り巻く城壁の
警備隊員が、城壁から転落して死亡した。
 同僚の警備隊員の話では、死亡したヤン
・イフィーゲル隊員は、食後に飲酒したと
みられ、酔った弾みで誤って転落した可能
性が高いとされている。
23日:央華軍 ユイメン奪回に成功  23日、央華軍はユイメン奪回に成功し
た模様。包囲されていたシベリア軍は降伏
し、25日までに中華皇国領から撤退する
との噂が流れている。
D27年2月第5週〜3月第1週
25日:シベリア軍 中華皇国領から撤退  25日、中華皇国側の発表によると、ユ
イメン奪回作戦は、シベリア軍の降伏によ
り、23日午後には終了。25日深夜まで
には降伏したシベリア軍は黒竜江を渡河、
シベリア領へ撤退したとのこと。
26日:トルクの若者グループ逮捕  26日午後、地区警備班はアラブ人3人
を襲っていた、トルクを名乗る若者グルー
プ10人を傷害の現行犯で逮捕した。
 トルクはトルキア人至上主義を掲げる過
激派の通称で、最近になってゲルタニアを
中心に流行り始めた。
28日:騎士団に暗い影  28日午後、シーエアー地区軍事区騎士
団第四兵舎に、軍部内務査察班が家宅捜索
に入った。内務査察班は、騎士団の一部で
麻薬取引が行われているとして、今回の捜
索を強行し、証拠物品23点を押収した模
様。
 1日:フェルドマン少佐逮捕  1日午前、軍部内務査察班は騎士団第五
大隊所属のカール・フェルドマン少佐以下
5名を麻薬取締法違反で逮捕した。
 フェルドマン少佐は黒騎士の称号を持つ
猛者として、騎士団内での評判は高く、今
回の逮捕は、関係者を驚かせている。
 2日:麻薬密売組織を壊滅  2日未明、港湾管理局は、ドルファン港
第二ふ頭から民間船に乗って国外逃亡を計
ろうとしていた麻薬密売組織のアントニオ
・カルデロンをはじめ幹部5人を一挙逮捕
した。今回の逮捕は、軍部内務査察部の協
力によって実現したとされる。
D27年3月第2週
 3日:クルニガム4世戴冠式  3日、内戦が続くヴァン=トルキアの首
都トルキアで、エラン・クルニガム4世の
戴冠式が、略式で行われた。
 尚、アレイス家側の反抗は、ゲリラ化し
つつも、未だ続いており、内戦は慢性化の
傾向にある。
 4日:ゲルタニア 旧トルキア領獲得  4日午後、クルニガム4世は、今回の王
位継承問題で尽力したゲルタニアに対し、
領土の一部を割譲する意の親書を送ったこ
とを明らかにした。
 今回割譲されるのは、ヴァン=トルキア
の南東部ベスタの一部。
 5日:エドワーズ島でホテル火災  5日未明、エドワーズ島のコステデロ・
ホテルの2階で火災が発生し、宿泊客の男
性1人が死亡。原因は、亡くなった男性客
の火の不始末とみられている。
 尚、ホテル側の被害は3部屋を焼失した
のみで、経営には支障がないとのこと。
 6日:空中庭園に新種のフローゼ  6日、ドルファン城展望部の植物園、通
称「空中庭園」に、新種のフローゼが仲間
入りした。
 新種のフローゼは、アルビア皇太子から
プリシラ王女宛に贈られたもので、5日深
夜、船便で届けられた。
 7日:国際馬術連盟 規定を一部変更  国際馬術連盟は、ライセンス取得の規定
を一部変更した。
 これまでA級ライセンスの取得には、国
内競技におけるB級での規定ポイント取得
と規定の経験年数が必須だったが、今回の
変更では経験年数の項目は削除された。
D27年3月第3週
11日:ゲルタニア軍駐留継続  11日、ゲルタニア政府は、ヴァン=ト
ルキアに駐留しているゲルタニア軍を、内
戦終結まで引き続き駐留させることを明ら
かにした。
 依然、ヴァン=トルキアでは反抗勢力の
ゲリラ活動が続いている。
13日:王室会議 ダナン派兵を決議  13日午後、王室会議は第二次ダナン派
兵を早くとも来月下旬をめどに行うことで
決議に至った。
 第一次ダナン派兵が失敗に終わったこと
から、騎士団の派兵要求を退けてきた王室
会議も、ようやく腰を上げたと言える。
15日:軍部 全軍投入も辞さず  軍部のアレックス・ヘルドマン准将は、
15日、第二次ダナン派兵には全軍投入も
辞さない考えであることを、関係者に漏ら
した。
16日:国軍 アレイス派ゲリラに苦戦  内戦の続く、ヴァン=トルキアでは、国
軍がアレイス派ゲリラに苦戦を強いられ、
16日、ゲルタニア軍の出撃に至った。
 アレイス派ゲリラの戦術指導にシベリア
側のスペツナズがついており、各地で小規
模な戦闘が頻発している。
D27年3月第4週
18日:ザクロイド財閥 兵器市場へ  単独で兵器の流通を行ってきたコーラル
商会が、18日、ザクロイド財閥に買収さ
れた。ザクロイドは兵器市場にも進出する
と見られ、今後の動向が注目される。
19日:王室会議 ザクロイドを牽制  19日、王室会議はザクロイド財閥に対
し、軍備増強を理由に供出金を請求した。
 これに対しザクロイド側は供出金の支払
いは承諾したものの、今回の請求は明らか
なる横車として不平を抱いている様子。
21日:ピクシス卿 暴漢に襲われる  21日夕刻、マリーゴールド地区第一区
で、アナベル・ピクシス卿の乗った馬車が
暴漢に襲われた。幸いピクシス卿に怪我は
なく、暴漢も即刻取り押さえられた。
 卿を襲った男は、金で雇われたと話して
いる。
22日:スィーズランドで爆発事故  22日、スィーズランドのビューゲルで
兵器工場が爆発する事故が発生した。
 この工場では新型の長距離砲を開発して
おり、事故調査委員会は事故と事件の両面
から調査を進める模様。
D27年3月第5週
24日:ダナンで軍事行動の気配  占拠中のダナンで、24日、ヴァルファ
バラハリアンの部隊が一部移動を開始した
ことが、味方斥候部隊の報告により明らか
になった。
25日:斥候部隊報告は誤報  24日のダナンの報告で、敵部隊の移動
の内容は誤報であったことが、25日午後
の報告で明らかになった。
 敵部隊と思われたのは、ダナンの商業隊
で、これらはプロキア領ハーベン方面へ向
かった模様。
27日:反対運動の拠点を撤去  27日午後、フェンネル地区城壁区の軍
施設建設予定地で、反対運動の拠点となっ
ていたバラックを、地区警備班と軍部特殊
機動班の協力で撤去した。この際に反対派
住民ともみ合いになり、民間人3人が軽傷
を負った。
30日:トルクと外国人労働者で乱闘  30日夕刻、シーエアー地区港北区の大
衆酒場で、酒を飲んでいた5人のリディア
人と、トルク(トルキア人至上主義者)の
若者4人が乱闘騒ぎを起こし、地区警備班
に逮捕された。
D27年4月第1週
 1日:税額引き上げ  昨年王室会議で決まった課税額の引き上
げが、1日から施行された。各課税の平均
上昇率は5%前後。
 2日:契約違反の傭兵 逮捕  2日午前、第一次傭兵徴募で雇用された
傭兵カイル・マクライオンが、契約期間満
了を待たずに無断で海外へ脱出しようとし
たところを、出入国管理局によって逮捕さ
れた。
 3日:第二次ダナン派兵 来月初旬予定  王室会議は、占拠中のダナンに対し、第
二次派兵を行うことを決定した。
 派兵の日程は来月上旬を予定しており、
今回は第一次派兵を上回る兵数を投入する
と見られている。
 4日:契約違反の傭兵 絞首刑  4日午前、先に契約違反並びに不法出国
で逮捕された傭兵カイル・マクライオンが
軍部裁判所の処刑場で絞首刑になった。
 6日:ダナン近辺で小爆発  6日未明、ダナン近辺の街道で小規模の
爆発があったことが、斥候部隊の報告で明
らかになった。
 軍関係者は、件の爆発は地雷等の設置失
敗が濃厚として、派兵時の地雷対処法の検
討に入る模様。
D27年4月第2週
 9日:劇団アガサ オーディション公募  国内で最も人気の高い劇団アガサが、オ
ーディション出場者を公募する。
 今回公募を行う理由として、これまで閉
鎖的であった劇団に新風を吹き込む為と、
主催者であるロバート・クリスティー氏は
語っている。
 9日:幼児 馬車にはねられ死亡  9日午前、フェンネル地区河川区で、通
行中の馬車にはねられた幼児が死亡する事
故が発生した。
 死亡したのは近くに住むアリス・パッカ
ードちゃん(5)で、地区警備班は馬車の
運転手を業務上過失致死で逮捕した。
10日:アレイス派ゲリラ 銃大量購入  10日、内戦の続くヴァン=トルキアで
アレイス派ゲリラが、スィーズランドより
ガリハント銃5千丁を購入していたことが
明らかになった。
 剣が主戦力であったトルキア地方でも、
諸処で銃火器への傾倒が進んでいる模様。
12日:王室会議提案を騎士団が棄却  12日、王室会議が提案した騎士団の編
成変更案を、騎士団側が棄却していた事が
明らかになった。
 編成変更案の内容は、新たに銃兵団を設
けるもので、剣の信奉者である騎士団側は
これを不服とし、棄却した模様。
D27年4月第3週
14日:劇団アガサ オーディション開催  14日、フェンネル地区のシアターで、
劇団アガサの公開オーディションが行われ
たくさんの一般参加者が訪れた。
 今回のオーディションでは、ティーナ・
ステラさん(18)が、次回作の準ヒロイ
ンとして選ばれ、話題となった。
15日:火力装備ゲリラに圧倒  15日、ヴァン=トルキアのハーベルン
で、ゲリラ掃討の任にあたっていたゲルタ
ニア軍が、ガリハント銃を主装備としたゲ
リラ部隊に遭遇。圧倒的な火力を前にゲル
タニア兵は敗退した模様。
17日:エリータス家に強盗侵入  17日深夜、マリーゴールド地区第一区
にあるマリエル・エリータス婦人の屋敷に
強盗が侵入し、奉公人を負傷させた後、逃
亡した。
 尚、盗難の被害は無かった。
18日:ヴァルファ ウエール侵攻か?  18日の斥候部隊の報告で、ダナンを占
拠中の傭兵騎士団ヴァルファバラハリアン
に新たな動きがある事が明らかになった。
 ヴァルファ側は、盛んにウエール方面へ
斥候部隊を出動させており、近くウエール
への侵攻が予想される。
19日:ウエール駐屯部隊臨戦態勢  19日、ウエール駐屯の各部隊は、予想
されるダナンからの襲撃に備えて、臨戦態
勢に突入した。
 尚、ウエールから増援を求める声があが
っており、近く軍部は騎士団第三大隊を派
遣する模様。
20日:ヴァルファ ダナンを出撃  20日深夜、ヴァルファバラハリアンの
大部隊がウエールに向けて出発した模様。
 斥候部隊の報告では、編成は不明なもの
の、目撃兵数から算出して四大隊出撃は確
実と見られている。
D27年4月第4週
21日:シンラギ ダナンを奇襲  21日未明、プロキア領ハーベンに駐屯
していたはずのシンラギククルフォンが、
突如ダナン北部地域に出現、ヴァルファの
残留部隊と衝突した模様。
21日:ヴァルファ シンラギ部隊を包囲  21日午前、ダナンを急襲中のシンラギ
ククルフォンを、ヴァルファバラハリアン
の大部隊が包囲しつつあるとの報告があっ
た。
 19日深夜のウエールへの出撃は、今回
の包囲を行う為の擬装であった模様。
22日:ヴァルファ シンラギ部隊せん滅  22日未明、ヴァルファバラハリアンが
包囲網の中にあったシンラギククルフォン
をせん滅したとの報告があった。
 尚、ヴァルファは再びダナンへ集結し、
ウエールへの侵攻の気配は、現時点では薄
いものと見受けられる。
24日:シンラギ部隊の大半はプロキア兵  22日ヴァルファバラハリアンによって
壊滅させられたシンラギククルフォンのダ
ナン急襲部隊は、部隊の大半がプロキア兵
であった事が、24日、判明した。
 シンラギ紫南軍団は現在部隊の一部を失
なったもののハーベンで健在の模様。
25日:ヘルシオ公 シンラギを非難  プロキアのヘルシオ公は、現在プロキア
軍に参加中のシンラギククルフォンのグエ
ン軍団長に対し、編成は明らかにシンラギ
兵力の温存を図った悪質なものと、先のダ
ナン急襲作戦を強く非難する内容の文書を
送った。
26日:第二次派兵 来月5日に決定  26日、来月初旬に予定されていた第二
次ダナン派兵が、正式日程として来月5日
に決定した事が明らかになった。
 尚、今回の派兵は第一から第八大隊まで
を動員し、前回の4倍の兵力になる模様。
D27年4月第5週〜5月第1週
29日:ヴァンデラル山噴火  29日、南洋圏オセアニア地方のマーベ
ル島で、島中央部のヴァンデラル山が噴火
した模様。
 1日:五月祭 今年は盛況  1日、サウスドルファン駅を中心に五月
祭が催され、今年は例年通りの人出が見受
けられた。
 派兵を来週頭に控えた今年の五月祭であ
ったが、あまり大きな影響は与えなかった
模様。
 2日:騎士団で乱闘騒ぎ  2日午後、軍部騎士団第二兵舎で、騎士
同士の乱闘騒ぎがあり、原因の二名が謹慎
処分になり、乱闘に参加した15名が厳重
注意となった。
 3日:麻薬服用の騎士3人逮捕  3日、軍部内務査察班は、宿舎で阿片を
服用していた騎士3名を、麻薬不法所持で
逮捕した。
 派兵を目前に控え、立て続けの不祥事と
いう騎士団内の秩序の乱れに、各方面で非
難の声があがっている。
 4日:第二次ダナン派兵 明日に迫る  4日、第二次ダナン派兵が明日に迫り、
首都城塞は緊張した空気に包まれた。
 先の第一次派兵が失敗に終わったことか
ら、軍部では7大隊動員という必勝の構え
で今回の派兵に臨んでいる。
D27年5月第2週
 5日:第二次ダナン派兵開始  5日正午、第二次ダナン派兵の部隊が、
一部の部隊を除き占拠中のダナンへ向けて
首都城塞を出発した。
 ウエールの駐屯部隊とは、6日未明まで
には合流を予定。総勢7大隊と、今回の派
兵は大規模なものになった。
 5日:プロキア軍 ハーベンを出発  5日午後、プロキア軍とシンラギククル
フォンの大部隊が、ハーベンを出発。テラ
北河国境線に向けて進軍中であることが、
明らかになった。
 これにより期せずしてドルファンとプロ
キアがヴァルファを挟撃する形となった。
 6日:ヴァルファ テラ北河方面へ  6日未明、ヴァルファバラハリアンの主
力が、ダナンを出発。テラ北河国境線方面
へ進軍中との報告が入った。
 ヴァルファ側は、兵数で大幅な開きのあ
るドルファンとの交戦を避け、同数のプロ
キア混成軍を攻撃目標としている様子。
 8日:ダナン攻防戦始まる  8日未明、国境都市ダナンにおいてドル
ファン側先鋒部隊と、ヴァルファ側残留部
隊が交戦状態に入った。
 戦況は、兵数で勝るドルファン側に有利
の模様。
 9日:ドルファン騎士団大勝  9日午前、騎士団第一大隊が、ダナンに
残留していたヴァルファの部隊をせん滅し
たとの報告が入った。
 尚、テラ北河国境線ではヴァルファ側が
プロキア軍を打ち破った模様。今後の動き
が注目される。
10日:ダナン 約1年ぶりに解放  昨年3月末から敵側の占領下にあった国
境都市ダナンが1年ぶりに解放された。
 騎士団の各大隊は11日までに首都城塞
へ撤収の予定。
 尚、ダナンの統治権を持つベルシス家は
騎士団の部隊駐屯を拒否している。
D27年5月第3週
12日:ヴァルファ テラ北河下流域へ  9日にプロキア・シンラギ混成軍を打ち
破ったヴァルファバラハリアンの主力部隊
は、12日、テラ北河下流域へ移動してい
ることが、ハンガリア国境警備隊の報告で
明らかになった。
13日:王室会議 ベルシス卿に召喚状  13日午前、解放されたダナン在任の元
王室会議参位ゼノス・ベルシス卿に対し、
王室会議から召喚状が送られた。
 ベルシス卿は、統治権を盾にダナンへの
騎士団の駐屯を拒否し、中央との分権化を
あからさまにしている。
14日:ベルシス卿 召喚を承諾  14日午前、ゼノス・ベルシス卿は召喚
に応じる旨を、王室会議側へ伝えた。
 ベルシス卿の首都城塞への来訪は、今月
20日が予定されている。
16日:ヴァルファ プロキア領でへい息  16日、テラ北河下流域に移動した傭兵
騎士団ヴァルファバラハリアンは、プロキ
ア領コーグ付近に駐留していることが、プ
ロキア側の発表で明らかになった。
 ヴァルファ側に確実な補給路がないこと
から、近く何らかの動きが予想される。
17日:プロキアに内乱の予兆?  17日、ヘルシオ公は、プロキアの南東
域を領有するイエルグ家が、先に壊滅した
と思われるシンラギククルフォンの紫南軍
団の残存兵を不穏当な目的で自領に集結さ
せていると、強く非難した。
 尚、イエルグ伯はこの事実を否定。
D27年5月第4週
20日:ベルシス卿 王室会議に出席  20日午後、首都城塞を訪れたダナンの
ゼノス・ベルシス卿が、喚問を受けるため
王室会議に出席した。
 会議では、ピクシス卿とベルシス卿が激
しく論争し、終始平行線をたどった模様。
 尚、会議は21日も行われる模様。
22日:ベルシス卿暗殺  22日夕刻、ドルファン地区城南区で、
ゼノス・ベルシス卿の乗った馬車が何者か
に襲撃され、卿をはじめ護衛や御者を含む
8人が殺害された。
23日:ベルシス卿暗殺は未遂  23日午前、22日に暗殺されたベルシ
ス卿は、別人であったことが、地区警備班
の発表で明らかになった。
 本物のベルシス卿は、22日未明には密
かに首都城塞を発っており、ダナンへの帰
路にある模様。
24日:ベルシス卿 ピクシス卿を非難  24日、無事ダナンへ帰還したゼノス・
ベルシス卿は、先の暗殺未遂事件はアナベ
ル・ピクシス卿の謀略であると、強く非難
した。
 これに対しピクシス卿は、事実無根の虚
言として、真っ向から対決する様子。
D27年5月第5週
28日:内戦一時休戦へ  泥沼化していたヴァン=トルキアの内戦
が、国力疲弊を懸念したクルニガム現国王
派からの譲歩で、一時休戦へ向かう模様。
 現国王派は、アレイス派に対し、アレイ
ス家の存続並びに領地の補償等を掲げてお
り、アレイス派もこれに応じる様子。
29日:注射ミスで患者死亡  29日午前、ドルファン病院内科病棟で
看護婦がブドウ糖注射した患者が死亡する
という事故が起こった。
 事故の原因は、薬局員が麻酔用ベルカイ
ン液を間違えて看護婦に渡した為とされ、
関係者から事情を聴いている。
30日:考古学術院閉校式  30日午前、ドルファン地区城北区のド
ルファン考古学術院で閉校式が行われた。
 考古学術院は来月1日からドルファン総
合学術院の中に移設される。
31日:スポーツの祭典開催される  31日、スポーツの祭典が、フェンネル
地区運動公園で開催された。
 今年も晴天に恵まれ、汗を流す人々の姿
が多数見受けられた。
D27年6月第1週
 2日:女優オードリー・ノーム引退  2日、スィーズランドのイルム国際劇場
で、世界的な人気を誇る大女優オードリー
・ノームの最後の舞台が行われ、彼女の引
退を惜しむファンが国内のみならず、海外
からも訪れた模様。
 2日:ヴァルファ八騎将を討ち取る
 ※ライナノールに勝利
 (Case.1:止めを刺した)
 2日午前、カミツレ地区遺跡区において
不法入国したヴァルファバラハリアンの騎
士を、東洋人傭兵が討ち取った。
 死亡した騎士は、氷炎のライナノールの
異名を持つヴァルファ八騎将(部隊長)の
一人で、戦場における賞金首であった。
 2日:ヴァルファ八騎将を拘束
 ※ライナノールに勝利
 (Case.2:見逃した)
 2日午前、カミツレ地区遺跡区において
不法入国したヴァルファバラハリアンの騎
士を、ラージン卿の子息が拘束した。
 拘束された騎士は氷炎のライナノールの
異名を持つヴァルファ八騎将(部隊長)の
一人で、戦場における賞金首であった。
 3日:ヴァン=トルキア内戦一時休戦  3日午後、ヴァン=トルキアの首都トル
キアで、クルニガム派とアレイス派の両代
表が会見し、一時休戦の合意に至った。
 尚、現国王クルニガム4世とアレイス2
世の両名は、会見の場には姿を見せなかっ
た模様。
 6日:八騎将の遺品盗難
 ※ライナノールに勝利
 先日問題となったヴァルファバラハリア
ン八騎将の一人ルシア・ライナノールの遺
品である装備一式が、保管されていた軍部
中央本部局から盗み出された。
 内務査察班は内部事情に明るい者の犯行
として調べている模様。
 8日:デュラン王 49回目の誕生日  8日、デュラン王は、49回目のお誕生
日を迎えられた。今年は、第二次派兵が大
成功を収めたこともあり、王宮内での祝典
は盛大に行われた模様。
D27年6月第2週
 9日:ハーベンにシンラギ集結  9日、プロキア領ハーベンに先に壊滅し
たシンラギククルフォン紫南軍団の残党が
集結しつつある事が、ダナンからの報告で
明らかになった。
 先のヘルシオ公のイエルグ伯に対する非
難は事実に基づいたものであった。
10日:ヘルシオ公 正式締結を望む  10日午後、プロキアのヘルシオ公は、
ドルファン王室会議に対し、うやむやに
なっていた休戦協定を早期に締結したい
という内容の親書を送った。
11日:王室会議 休戦協定締結へ  11日の王室会議で、先のプロキアから
の休戦協定締結を望む声に対し、今月末ま
でに実現を目指す内容の決議が下された。
 ドルファン側はダナン、プロキア側はハ
ーベンという、両者共に国内問題を抱えて
いる状況が、締結を急がせたと見られる。
13日:カミツレ山中でセルバ鳥を確認  13日午前、カミツレ地区カミツレ山中
で、セルバ鳥(学名リオデステリオン)の
生息が、近隣の住人によって確認された。
 セルバ鳥は、トルキア地方では絶滅した
ものと見られており、学会では近く保護に
あたる模様。
D27年6月第3週
17日:王室会議 休戦協定調印を決定  17日午後、王室会議は、プロキアとの
休戦協定締結の調印を、今月24日に行う
予定であることを明らかにした。
 両国の会見は、国境都市ダナンにおいて
行われる模様。
18日:プロキア 今月24日で合意  18日午前、プロキアのヘルシオ公は、
休戦協定締結における調印式を、今月24
日ダナンで行うことで合意した模様。
21日:人命救助の男性水死  21日午後、セリナ運河で、おぼれてい
た幼児二人を助けようとした男性が、水死
するという傷ましい事故が起こった。
 尚、幼児二人は男性によって助けられて
いた。
22日:カミツレ地区で夏至祭  22日、恒例の夏至祭がカミツレ駅前を
中心に賑わいを見せた。
 今年は、先の戦勝があってか、例年より
心持ち盛況と見受けられた。
D27年6月第4週
23日:プロキア領ハーベンで武装蜂起  23日、プロキア領ハーベンにおいて、
イエルグ家を中心とした武装蜂起が起こっ
た模様。
 イエルグ家の兵力は、シンラギククルフ
ォン残党とプロキア軍の一部を含め、かな
りのものと見られる。
24日:休戦協定調印式流れる  24日に予定されていた、ドルファン側
とプロキア側との休戦協定における調印式
が、23日のハーベンの武装蜂起により、
延期となった。
 尚、次回の日程は未定。
25日:イエルグ伯 独立を宣言  25日正午、ハーベンで武装蜂起を起こ
したイエルグ家の当主カール・イエルグ伯
は、プロキアのヘルシオ公に対し、ハーベ
ンを中心とするプロキア南東部は、プロキ
ア支配より独立することを宣言した。
26日:ヘルシオ公 イエルグ伯に通告  26日午後、プロキアのヘルシオ公は、
先に独立を宣言したイエルグ家に対し、独
立は認めないとして、武力による制圧もあ
り得ることを通告した。
 これに対しイエルグ伯は、応戦の構えを
見せている。
28日:セルバ鳥殺害の男逮捕  28日午後、保護動物に指定されていた
セルバ鳥を弓で射殺したとして、近隣に住
む狩人ジョニー・ヘルマン(27)を、文
化部自然調査班が逮捕した。
 セルバ鳥は、29日に学会の調査隊によ
って保護される予定であった。
D27年7月第1週
 1日:ヘルシオ公 ハーベンへ派兵決定  1日、プロキアのヘルシオ公は、独立を
進めるハーベン地域へ軍隊を派遣すること
を明らかにした。
 尚、派兵は遅くとも今月末までには行わ
れる様子。
 3日:研究用毒蛇7匹が脱走  3日、ドルファン総合学術院の薬学棟か
ら毒蛇7匹が脱走し、近隣区域は大騒ぎと
なった。
 毒蛇は熱帯圏に生息する猛毒を持つもの
で、地区警備班と学術院生徒による大捜索
の結果、夕刻には無事捕獲が終了した。
 4日:シベリア軍全面撤退へ  4日、一時休戦中のヴァン=トルキアで、
アレイス派ゲリラに戦術指導をしていたス
ペツナズをはじめとするシベリア軍は、今
月末までに全面撤退することが、アレイス
派の発表で明らかになった。
 5日:厚生部 心臓病の新薬を承認  5日、厚生部は、一昨年スィーズランド
で開発された心臓病の新薬ニトロパドメニ
ンの使用を、一部承認した。
 ニトロバドメニンは発作時の「どうき」
を抑制する効果があり、国内での承認が待
ち望まれていた。
D27年7月第2週
 8日:プロキア軍 首都プロキアを出発  8日、プロキアの首都プロキアから、プ
ロキア軍の大隊がハーベン方面に向けて出
発していたことが明らかになった。
 このまま事態が推移すると、昨年4月に
起きた内乱と同様の事態にまで発展の恐れ
が出てきた。
10日:グローニュにて両軍にらみ合い  10日、プロキア南東地域への玄関口グ
ローニュにて、ヘルシオ公の軍とイエルグ
伯の軍が遭遇、両軍距離をおいてのにらみ
合いに入った模様。
11日:王室会議 静観を決定  11日の王室会議で、現在プロキアで起
きている内乱に対し、ドルファン側として
は事態の推移を見守るのみとして、静観の
立場をとることが決定した模様。
12日:プロキア領グローニュで戦闘  12日未明、にらみ合いの続いていたヘ
ルシオ公側の部隊とイエルグ伯側の部隊が
交戦状態に入った模様。
 尚、プロキア軍同士の戦闘は、昨年4月
のヘルシオ公による反乱以来で、ヘルシオ
公にとって皮肉な事態となった。
13日:シンラギ部隊によるゲリラ戦有利  12日未明から続いているヘルシオ公部
隊とイエルグ伯部隊との戦闘は、イエルグ
伯側に所属しているシンラギククルフォン
のゲリラ戦法により、イエルグ伯側が有利
の模様。また今回の戦闘で、シンラギのグ
エン・ベノ・ワンチャイの健在が明らかに。
D27年7月第3週
14日:ヘルシオ公 南東地域より後退  14日午後、ヘルシオ公側の部隊が、グ
ローニュでの戦況不利を理由に、南東地域
より後退した模様。
 尚、イエルグ伯側に追撃の意志は無いと
見られる。
15日:第一次派兵から一年が経過  昨年7月の第一次派兵から一年が経過し
た15日の今日、戦死者への哀惜の意を込
めて、各地で黙とうが行われた。
 尚、今月21日には合同慰霊祭が城内で
行われる予定。
17日:シベリア軍撤収開始  17日、ヴァン=トルキアで、シベリア
軍の撤収が始まった。
 現在の予定では31日までに撤収は終了
するものとされている。
19日:ドルファン病院で食中毒  19日、ドルファン病院外科病棟に出さ
れた昼食で、15名が吐き気やげりなどの
症状を訴えた。
 原因は昼食に含まれていた小エビにある
と見られている。
D27年7月第4週
21日:戦死者合同慰霊祭  21日午前、ドルファン城第二広場にお
いて、第一次、二次を含む戦死者の合同慰
霊祭が行われた。
 尚、第二次派兵における戦死者に関する
合同慰霊は、今回が初となる。
22日:マグタラ絵画展  22日、隔年で開催されるマグタラ絵画
展が、王立美術館において開催された。
 一昨年に比べ、今回は佳作揃いで、審査
員は頭を悩ましていた模様。
23日:プロキア南東地域で小規模戦闘  23日、プロキア南東地域で小規模戦闘
が発生。ここ1週間で、12回もの小規模
戦闘が頻発した。
 ヘルシオ公側はグローニュの敗退以来、
大規模な作戦を行う気配が無く、暫くはこ
の状態が続く模様。
25日:カミツレ地区で落雷による火災  25日午後、突然の激しい雨の中、落雷
が発生し、カミツレ地区山岳部の個人農場
内に生えていた巨木が被雷。火災が発生し
たものの雨の手助けもありすぐ鎮火した。
27日:シベリア軍撤収終了  27日、ヴァン=トルキアに駐留してい
たシベリア軍の撤収が、同日夕刻までに終
了した模様。
 これでヴァン=トルキアの内戦は名実共
に休戦に至ったと見られる。
D27年7月第5週〜8月第1週
29日:ライン河はんらん  29日、オースティニア地方を流れる国
際河川ライン河下流域が台風の影響により
はんらんした模様。
 はんらんした地域は人家も多く、被害の
ほどは判明していない。
30日:爆発物不法所持で逮捕  30日午後、地区警備班は、ドルファン
地区城西区のヴァネッサ支部を捜索、爆発
物数点を押収し、この支部のヴァネッサ構
成員8人を逮捕した。
 尚、この支部はヴァネッサの中の過激派
アウル・ヴァネッサに属していた。
 1日:アルビア皇太子来邦  1日午後、アルビアのアム・シュードラ
皇太子が来邦した。
 友好国アルビア皇太子の来邦とあって、
各地区警備班は厳重な警戒態勢を敷き、こ
の来邦に対応した。
 2日:アム皇太子 王女とご歓談  2日夜の晩さん会において、アム皇太子
は、プリシラ王女と長時間ご歓談され、以
前にまして親密のご様子。
 巷ではアム皇太子とプリシラ王女のご婚
約が期待され、今後お二人の関係からは、
目が離せそうもない。
 3日:王立美術館で爆発物発見  3日午前、来邦中のアム皇太子が視察さ
れる予定だった王立美術館で、爆発物が発
見され関係者を緊張させた。
 爆発物は無事処理され事なきを得たが、
犯行は皇太子の視察を狙ったものと見て、
皇太子の周辺警備を更に厳重にする模様。
D27年8月第2週
 5日:アム皇太子ご帰国  5日午後、ドルファンを来訪中であった
アム・シュードラ皇太子が、帰国の途につ
かれた。
 ドルファン港へはプリシラ王女も参られ
アム皇太子のご帰国を見送られた。
 7日:国際的テロリスト逮捕  7日午後、地区警備班はフェンネル地区
住宅区のヴァネッサ支部にかくまわれてい
た国際的テロリスト、モハメド・アジルを
先の王立美術館テロ未遂の件で逮捕した。
 アジルはスエズ解放戦線のメンバーで、
現在国際指名手配中であった。
 8日:ゲルタニアでトルク問題深刻化  ゲルタニア共和国ではトルク(トルキア
人至上主義)思想による外国人排斥運動が
深刻化している。
 8日にもトルクによる外国人労働者殺害
事件が発生し、トルク問題は加速的に拡大
しつつある。
 9日:親子連れ高波にさらわれ水死  9日午前、シーエアー地区海浜区の海水
浴場で、海水浴に来ていた親子3人が高波
にさらわれて水死した。
 水死した親子は遊泳禁止区域で泳いでい
たと見られている。
D27年8月第3週
11日:ヴァン=トルキアで休戦決壊  11日、ヴァン=トルキアの各地でアレ
イス派ゲリラに対する国軍の攻撃が始まり、
事実上クルニガム現国王派が休戦合意を覆
したこととなった。
 6月の合意から二ヶ月、平和な日々は余
りにも短かったと言える。
12日:プロキア内部混乱続く  12日、南東地域独立問題に揺れるプロ
キアで、今度は北西地域の領主ヘルドマン
家が独立を主張し、プロキアの支配体制は
混迷の縁をさまよいつつある。
 ヘルドマン家の背後にはハンガリア政府
の存在が見受けられる。
14日:ヴァネッサ音頭による労働者デモ  14日、採掘労働者を中心とするデモ行
進が、ヴァネッサの音頭取りによってドル
ファン地区中央区で行われ、出動した近衛
隊との間で、乱闘寸前の光景も見られた。
 行進は夕方まで城門前を中心に行われた
模様。
15日:各地で薬草の特売会  動植物の日である15日、各地で薬草の
特売会が行われた。
 1年で最も効能のある日として、例年盛
況になる特売会だが、今年も晴天に恵まれ
人出もまずまずであった模様。
17日:ヴァン=トルキアで死者多数  クルニガム現国王派は、17日までに国
内の不穏分子であったアレイス派ゲリラ2
千余名を掃討したと、明らかにした。
 発表ではゲリラ2千余名とあるが、民間
人を含めると5千人を越える死者が出たも
のと思われる。
D27年8月第4週
19日:王室会議 クルニガム派を非難  19日、王室会議は、先にクルニガム現
国王派が行った休戦撤回並びにゲリラ掃討
を、明らかなるだまし討ちとして、現国王
派を強く非難するコメントを発表した。
22日:ヘルシオ公 ヴァルファへ使者  22日、プロキアのヘルシオ公は、プロ
キア領コーグ付近でへい息していた傭兵騎
士団ヴァルファバラハリアンに対し、何ら
かの使者を派遣していたことが明らかにな
った。
23日:ヴァルファ 活動を再開  23日、今年の五月下旬から活動を停止
していたと思われるヴァルファバラハリア
ンが、プロキア領コーグ付近から首都プロ
キアへ移動中であることが確認された。
 恐らく先のヘルシオ公からの使者に関連
した動きと見受けられる。
24日:ヘルシオ公 ヴァルファと契約  24日午後、プロキアのヘルシオ公は、
内乱抑止力として傭兵騎士団ヴァルファバ
ラハリアンを雇い入れる事を明らかにした。
 更にヘルシオ公は、近く北西地域のヘル
ドマン家を攻める意志があることも、言外
に示していた。
D27年8月第5週
25日:ヘルドマン家 ヘルシオ公に恭順  24日のヘルシオ公の発言を受けて、ヘ
ルドマン家の当主バスク・ヘルドマン伯は
ヘルシオ公に対し、先の独立宣言を撤回し
恭順する内容の親書を送った模様。
 今回の件は、ヴァルファの抑止力が早速
効果を現した典型的な出来事と言える。
26日:宮内局 三年ぶりにメイドを公募  26日、王室部宮内局はドルファン城勤
務のメイドを三年ぶりに一般に公募した。
 一般への公募は、三年前のエリザベス事
件が原因で、取り止めとなっていた。
28日:ヘルドマン家 人質差し出し  28日、プロキア北西地域の領主ヘルド
マン家は、ヘルシオ公に対し次女を側室に
入れる意志があることを明らかにした。
 これは実質上の人質差し出しであり、更
に先の独立宣言撤回も合わせ、ヘルドマン
家の軽薄さを冷笑する声も多い。
30日:王室会議 ヴァルファを懸念  30日に開かれた王室会議では、現在プ
ロキア首都に駐留しているヴァルファバラ
ハリアンに関する諸問題と、ヘルシオ公へ
の今後の対応について話し合われた模様。
D27年9月第1週
 2日:貴金属店で宝石数点盗難  2日午前、マリーゴルド地区第六区の貴
金属店で、宝石数点が盗難に遭ったとの通
報が、地区警備班にあった。
 盗まれた宝石は、いずれも高価な物で、
その他の貴金属類には手が着けられてなか
った事から、プロによる犯行と見られる。
 3日:ハンガリアで水路トンネル落盤  3日、ハンガリアの北部アバナンの街で
水路トンネルの落盤事故が発生し、作業員
20人が死亡した模様。
 5日:主婦 熊に襲われる  5日午後、カミツレ地区森林区付近の路
上で、近くに住む主婦が熊に襲われ、全治
3ヶ月の重傷を負った。
 問題の熊は、駆けつけた狩人らによって
退治された。
 6日:ザクロイド財閥に脅迫状  6日午後、ザクロイド財閥に対し、燐光
石市場開放を迫る内容の脅迫状が送りつけ
られた。
 脅迫状にはザクロイド所有の採掘場に爆
薬を仕掛けたと記述されていたが、ザクロ
イド側は、これを無視する意向。
D27年9月第2週
 9日:トルク学生 外国人排斥集会  9日、トルクを名乗る学生グループが、
ドルファン総合学術院の中庭で、外国人排
斥を訴える集会を開き、学術院側から除名
処分を受けた模様。
11日:森林区 自然保護団体が視察  11日午後、一部で汚染が確認されるカ
ミツレ地区森林区を自然保護団体が視察し
た。
 視察の中で、化学薬品による植物の奇形
化や腐食などが見られ、団体は森林区内の
個人施設の立ち退きを要求している。
14日:採掘現場爆破未遂の男を逮捕  14日未明、ザクロイド財閥が所有する
燐光石の採掘現場で、爆薬を仕掛けようと
した男が、作業員によって取り押さえられ
地区警備班に引き渡された。
 男は金で雇われたと供述。先に財閥に送
られた脅迫状との関係は否定している。
D27年9月第3週
16日:レッドゲート開閉部破損見つかる  16日午前、フェンネル地区城壁区にあ
る西の関門レッドゲートの開閉部が破損し
ているのが、警備隊員の報告により明らか
になった。
 修理は20日までかかる見込みで、その
間、開閉は行われない模様。
18日:エドワーズ島沖で漁船転覆  18日未明、エドワーズ島沖の海域で、
漁船が転覆し、乗組員12人が死亡、2人
が行方不明になる事故が発生した。
 事故の起こった海域では、暴風雨が発生
していた模様。
20日:外国人傭兵 婦女暴行で逮捕  20日夕刻、フェンネル地区城壁区にあ
る軍施設近くの路上で、高等部の女生徒が
外国人傭兵3人に暴行され、負傷する事件
が起きた。
 犯行に及んだ外国人傭兵3人は、犯行か
ら2時間後、軍施設入口で逮捕された。
21日:近隣住民 軍施設前でデモ  20日の外国人傭兵による女生徒暴行事
件を受けて、21日午後、近隣住民が軍施
設前で抗議デモを行った。
 デモは夕刻まで続き、軍部関係者は住民
への応対に四苦八苦していた模様。
D27年9月第4週
23日:セサ公国で遺跡発掘  23日、セサ公国の北部地域で大トルキ
ア時代以前の遺跡が発掘された。
 近くスィーズランドから考古学術院の調
査隊が派遣される模様。
25日:文化部 教育管理局を再編  25日、文化部は、これまで学校教育の
管理にあたっていた教育管理局を、新たに
教育委員会と名称を改め、再編することを
明らかにした。
26日:ブルゴーニュ産ワインに異物混入  26日に輸入されたブルゴーニュ産ワイ
ン3千5百本に異物が混入している事が、
厚生部食品管理局の調べで明らかになった。
 混入していたのはメチルアソノイドで、
服用すると泥酔状態なることから、故意に
混入された疑いがもたれている。
27日:ジャンベルグ暗殺  27日、スィーズランドのベンヒルで、
作家のアルベルド・ジャンベルグ氏がハン
ガリア右派組織の男によって刺殺された。
 ジャンベルグ氏は「真旅行記」など冒険
小説を書く一方、君主制を非難する「自然
回帰」など多くの禁書も執筆していた。
D27年9月第5週〜10月第1週
29日:収穫祭開催  29日、収穫祭がフェンネル地区を中心
に催された。
 今年の収穫高は昨年を上回り、ここ10
年間の平均的数値に達する模様。
 1日:乗り合い馬車値上げ  1日、乗り合い馬車の路線運賃が、20
%値上げされた。
 今回の値上げは、駅の新設、馬車本数の
増加を目して行われたものと、関係者は話
している。
 2日:トルクメンバー器物破損で逮捕  2日午後、シーエアー地区港北区の外国
人寄宿舎に石などが投げ込まれ、寄宿舎の
ガラス8枚が割られ、地区警備班は近くに
いたトルクを名乗る青年5人を器物破損で
逮捕した。
 3日:森林区で爆発音  3日午後、カミツレ地区森林区内で激し
い爆発音が発生したと、近隣の住民から通
報があった。
 爆発音はドルファン地区城北部まで響く
ほどの大音響で、地区警備班は森林区を調
査したが、原因はつかめていない模様。
 4日:ヴァネッサ 孤児院にろう城  4日午前、シーエアー地区岬区の孤児院
で、ヴァネッサの構成員2人が、孤児を人
質に立てこもった。
 犯人側の要求は先に爆発物所持で逮捕さ
れた幹部の即時釈放。現場はまだ緊張状態
にある模様。
 5日:孤児院ろう城事件解決  5日未明、4日にシーエアー地区岬区で
発生した孤児院ろう城事件は、地区警備班
の突入によって幕を閉じた。
 ヴァネッサ構成員2人を逮捕、爆発物1
点を押収、孤児たちに怪我はなかった。
D27年10月第2週
 7日:テラ・ヴァネッサ 過激派を非難  7日、ヴァネッサの中でも穏健派である
テラ・ヴァネッサは、先のろう城事件を非
難する内容の文書を配布した。
 先の犯行は、ヴァネッサの過激派アウル
・ヴァネッサの構成員によるもので、左派
グループ間での思想対立が見受けられる。
 9日:ゲルタニア 野党提携へ  9日、ゲルタニアの首都ベルリンで行わ
れた野党首脳会談で、自連、国民、改革を
はじめとする野党各党は、トルク思想政権
樹立に向けて提携することを、明らかにし
た。
10日:北露圏イクルーツクでクーデター  10日、シベリア連邦のイクルーツクで、
駐屯軍によるクーデターが発生したことが
明らかになった。
 クーデター軍はイクルーツクの大部分を
制圧し、クーデターは、ほぼ成功に向かっ
ている模様。
12日:猛犬 通行人12人を死傷  12日夕刻、フェンネル地区住宅区の路
上で、放し飼いになっていたドーベルマン
が次々と通行人を襲い、処分されるまでに
計12人を死傷させた。
 この事件で、近くに住む老婦人が死亡し、
地区警備班は飼い主から事情を聴いている。
D27年10月第3週
13日:猛犬の体内から麻薬反応  12日に起きたドーベルマンによる死傷
事件を調べていた地区警備班は、死亡した
ドーベルマンの体内から麻薬による薬物反
応が確認されたと発表した。
 件のドーベルマンは日頃おとなしく、事
件の日の行動は不可解に思われていた。
15日:12日の事件で薬剤師を逮捕  12日に起きた猛犬が12人を死傷させ
た事件で、地区警備班は現場近隣に住む薬
剤師ケン・ギルバード(36)を逮捕。
 薬剤師は、事件当日、件のドーベルマン
に覚醒剤を注射した事を認めている。
16日:恒例の鹿狩り行われず  16日、毎年恒例となっていた鹿猟が、
今年はデュラン国王ご不調の為、行われな
かった。
 国王は軽いお風邪の様で、一両日中には
ご回復の模様。
17日:シベリア軍クーデター鎮圧へ  17日、イクルーツクで発生した陸軍将
校らによるクーデターを鎮圧する為、近隣
都市駐屯の各大隊が、イクルーツクに向け
て出発した模様。
19日:イクルーツクで武力衝突  19日、シベリア連邦のイクルーツクで
クーデター軍と鎮圧軍とが交戦状態に入っ
た模様。
 20日にも鎮圧軍の増援が到着する予定
で、クーデター側の圧倒的不利がささやか
れている。
D27年10月第4週
21日:首謀者自決でクーデター鎮圧  21日、シベリア連邦のイクルーツクで
起きたクーデターは、反乱軍の降伏により
幕を閉じた。
 今回の反乱の首謀者と見られるスミノフ
大佐は、20日深夜の時点で自ら命を絶っ
ていた模様。
22日:コール首相リコール  22日午後、ゲルタニア国会において、
自由連合党が提出したW・コール首相解任
提案が、野党の提携により可決した。
 尚、国会は近く解散、来月初旬には総選
挙が行われる事態となった。
23日:ドルファン地区を中心に怪文書  23日午後、ドルファン地区を中心とし
て怪文書が出回った。
 内容はプリシラ王女に関するもので、偽
王女は国外へ追放という意味の文章が書か
れていた。尚、昨年のこの時期も同様の怪
文書が出回った。
24日:西欧圏ヤードにて大火災  24日、西欧圏イングランド地方のヤー
ドで、大規模な火災が発生した模様。
 火災はヤード北部グラス山地で発生し、
1万ヘクタールを延焼、近隣の住宅160
戸近くを巻き添えにしたと見られている。
26日:プリシラ王女 18回目の誕生日 26日、プリシラ王女が18回目のお誕生
日を迎えられた。
 パーティーの会場で、祝賀者からご結婚
について尋ねられると、王女は笑ってお答
えになられなかったとのこと。
D27年10月第5週〜11月第1週
28日:ゲルタニア 野党新党結成へ  28日、ゲルタニアの首都ベルリンで、
野党首脳会議が開かれ、トルク思想を基軸
とした新党を結成することで合意に至った。
 新しい党名は、新トルク党。実質上の野
党連合であることから、与党共和党をしの
ぐ議席数を持つことになる。
29日:王立美術館にがん作数点紛れ込む  29日午前、王立美術館に展示中の名画
「メーベの裸婦像」をはじめとする数点が、
がん作であることが、専門家の鑑定で明ら
かになった。
 美術館側は、がん作の展示を取り止め、
近く処分する模様。
30日:新トルク党々首にゲーツ大佐就任  30日、ゲルタニアの新トルク党の党首
に、ゲルタニア=プロキア戦争の英雄ハイ
ンリヒ・ゲーツ大佐が就任した。
 このゲーツ大佐の選出は、各野党の元党
首らによる会議で決められた様子。
 1日:第205回建国記念日  1日、第205回建国記念の祝典が、ド
ルファン城内青の広間で行われた。
 今年は205周年メダルが発行され、各
地で販売された模様。
D27年11月第2週
 3日:ヴァルファ プロキア南東地域へ  3日、傭兵騎士団ヴァルファバラハリア
ンが、プロキア南東地域の制圧を目的とし
て、首都プロキアを出発した模様。
 ヴァルファの軍事活動は実に半年ぶり。
 4日:ゲルタニア総選挙  4日、ゲルタニアで総選挙が行われ、各
地で投票が行われた。
 解散まで1週間、総選挙まで3日と、共
和制施行以来、異例の早さで事態が進行し
ており、この動きを懸念する人も少なくな
い。尚、開票は8日までに行われる。
 6日:ヴァルファ グローニュを突破  3日に首都プロキアを出発したヴァルファ
バラハリアンが、6日午後、グローニュを
守備していたイエルグ伯の軍勢を打ち破り、
難なくグローニュを突破したと伝えられた。
 現在ヴァルファはイエルグ伯側の本拠地
ハーベンに向かっている模様。
 7日:禁書の解禁を巡り論争  今から50年前の法制度のもと禁書にな
った出版物の解禁を巡る討議が、文化部と
王室会議の間で、7日午後、行われた。
 現在、禁書制度は撤廃されているが、撤
廃以前に禁書として指定された出版物に関
しては、今も尚、出版が認められていない。
 8日:ゲルタニアで新トルク党第一党に  8日午後、ゲルタニアで総選挙の開票結
果が発表され、トルキア人至上主義を掲げ
る新トルク党(党首ゲーツ大佐)が、圧倒
的な議席数で、第一党となった。
 コール元首相率いる共和党は、初の野党
としての立場を迎える。
D27年11月第3週
11日:ゲルタニア新政権発足  11日、ゲルタニアではH・ゲーツ大佐
が首相に就任し、新トルク党による新政権
が発足した。
 共和制施行以来の急変にもかかわらず、
ゲルタニア国民は取り乱した様子もなく、
新政権への支持を明らかにしている。
12日:ヴァルファ ハーベン近くで停滞  12日、南東地域の玄関口グローニュを
突破したヴァルファバラハリアンが、ハー
ベンを目前にして行軍を停止したとの未確
認情報が入った。
14日:王室会議 トルク新政権を懸念  14日の王室会議では、ゲルタニアの新
政権への対応についての討議が行われた。
 ゲルタニアの新政権は、いわば軍事力を
信奉した巨大なトルク(トルキア人至上主
義者)であり、排他思想による極右化を懸
念している。
16日:火炎ビン所持男を逮捕  16日深夜、マリーゴールド地区第一区
の路上で、巡回中の警備班員が挙動不審の
男に職務質問したところ、火炎ビン4本を
所持してたのが発覚、逮捕となった。
 男は、貴族階級に対し何らかの含みを持
っていた模様。
D27年11月第4週
17日:修学旅行生8人が急性中毒に  17日深夜、エドワーズ島へ修学旅行に
訪れていたドルファン学園高等部の生徒の
中8人が急性アルコール中毒症の症状を訴
え、病院に運ばれた。
 運ばれた生徒らは、深夜、保護者の目を
盗んで飲酒をしていた模様。
19日:ヴァルファ 国境線へ転進  プロキア領ハーベン近域で停滞していた
ヴァルファバラハリアンが、突如、国境線
へ向けて進軍を開始したことが、19日、
プロキア側からの報告で明らかになった。
20日:軍部非常態勢へ  20日、軍部はヴァルファバラハリアン
の国境侵犯を想定して、各大隊へ非常態勢
をとるよう通達した。
 現在ヴァルファは、テラ河中流域の国境
線を目指して進軍している模様。
21日:ハーベンのシンラギ部隊追撃  21日、プロキア領ハーベン駐留のシン
ラギククルフォンの部隊が、目前で転進し
たヴァルファバラハリアンを追撃すべく、
ハーベンを出撃した模様。
22日:ヘルシオ公 ドルファン側へ釈明  22日午後、プロキアのヘルシオ公より
ドルファン側へ、ヴァルファバラハリアン
の一連の行動に関しては、まさに不測の出
来事と、釈明に近い内容の声明があった。
23日:王室会議 騎士団出撃を承認  23日、緊急に開かれた王室会議で、騎
士団の出撃が承認された。
 王室会議から通達を受けた軍部は、騎士
団の各大隊へ、準備が整い次第出撃する旨
を伝えた模様。
 尚、時間的に月末が濃厚と見られる。
D27年11月第5週
24日:ヴァルファ カラードを通過  24日、プロキア南部の小都市カラード
をヴァルファバラハリアンが通過したとの
報告がもたらされた。
 これでヴァルファの目的が、テラ中流域
(北河国境線)にあることが明白となり、
軍部も非常事態へ向けて準備を急ぐ模様。
25日:プロキア南部で集中豪雨  25日、プロキア南部で集中豪雨が発生
し、テラ北河にはんらんの恐れが出てきた
模様。
26日:シンラギ 追撃を断念  ヴァルファバラハリアンを追撃中であっ
たシンラギククルフォンの部隊は、プロキ
ア南部カラード付近で転進。追撃を諦めた
模様。
27日:テラ北河はんらん  25、26日の集中豪雨で増水したテラ
北河が、中流域・下流域で、はんらんした
との報告が入った。
29日:ヴァルファ 中流域で停滞  29日、国境線を目指していたヴァルファ
バラハリアンが、テラ北河中流域のプロキ
ア領側で停滞しているのが、しょう戒部隊
によって確認された。
 ヴァルファは、はんらんが収まるのを待
つ様子で、渡河強行の可能性は低い模様。
D27年12月第1週
 1日:騎士団各大隊 国境線へ出撃  1日正午、騎士団第二、第三、第五の三
大隊が、テラ河国境線へ向けて、首都城塞
を出発した。
 他の大隊は準備が整い次第出発の予定。
 3日:国境線を挟んでのにらみ合い  3日、テラ河国境線を挟んで、ドルファ
ン騎士団とヴァルファバラハリアンが、に
らみ合いとなった。
 河川の増水は、3日午後になって収まり
つつあり、両軍渡河の瞬間をねらっての対
陣が続く模様。
 4日:国境線でのにらみ合い続く  3日から始まった両軍のにらみ合いは、
4日に入っても、尚継続中の模様。
 河川の水勢は渡河可能段階まで落ちてい
るものの、両軍とも好機を見出せないでい
る様子。
 5日:騎士団 渡河中の敵軍を粉砕  5日、騎士団第二、第三大隊は、しびれ
を切らせて渡河してきたヴァルファバラハ
リアンの一部隊を粉砕し、大勝を収めたと
の報告が入った。
 6日:ドルファン テラ河の戦いを勝利  6日、ヴァルファバラハリアンが国境線
から退き、ドルファン側が勝利したとの報
告がもたらされた。
 尚、追撃を行った部隊は壊滅。騎士団は
追撃を断念し、首都城塞へ帰還する模様。
 7日:騎士団 勝利の帰還  7日午後、テラ河の戦いで勝利を収めた
騎士団各大隊が首都城塞に帰還した。
 デュラン国王は、今回の勝利を大いに称
えると同時に、戦死した兵士に対する哀惜
の意を述べられた。
D27年12月第2週
 9日:各地で戦死者葬儀  9日、各地で戦死者の葬儀が、個々の遺
族によって行われた模様。
 前回に続き、今回も合同葬儀は行われな
かった。
11日:ヴァルファ消息不明に  テラ河の戦い以後、プロキア領南部を移
動中であったはずのヴァルファバラハリア
ンが、11日を境に消息不明となった。
 まだかなりの兵数を保有する部隊である
にもかかわらず、所在が確認できないとい
うのは、不可解極まりない。
12日:騎士4人が民間人に乱暴  12日夕刻、シーエアー地区の飲食店で
騎士4人が民間人に乱暴を働き、地区警備
班に取り押さえられた。
 騎士4人は泥酔状態で、身柄は軍部内務
調査班へ引き渡された模様。
 4人は、先の戦いに出兵していた。
13日:馬車 待ち人の列に突っ込む  13日午前、サウスドルファン駅前で、
待ち人の列に馬車が突っ込むという事故が
発生し、9人が重軽傷を負った。
 目撃者の話では、馬車馬が突然悲鳴をあ
げて暴れ出したとされ、地区警備班では、
御者から事情を聴いている。
D27年12月第3週
16日:王室会議 ヴァルファを警戒  16日、王室会議は、消息を絶ったヴァ
ルファに対し警戒を強めるよう、軍部に通
達した。
 これを受けて、軍部は国境線での警戒を
強化する意味で、しょう戒部隊の増強を図
る模様。
17日:住宅地で32戸をのむ火災  17日夕刻、フェンネル地区住宅区で火
災が発生し、アパート4棟を含む計32戸
が延焼した。
 この火災で2人が死亡、6人が軽い火傷
を負った模様。
19日:ゲルタニアでゲルト人デモ  19日、ゲルタニアの地方都市バノンで
ゲルト人によるデモが発生し、各所で治安
部隊との間で乱闘に至った。
 この背景には、現在政府が進めているト
ルキア人優遇政策があり、今後も同様の事
態が憂慮される。
20日:シルベスター用花火が爆発  20日午後、ドルファン地区城南部で、
シルベスター用の花火を保管していた倉庫
が爆発する事故が発生した。
 現場は日頃から火気管理が行き届いてい
た事もあり、消防班は不審火の可能性が高
いと、地区警備班へ伝えた。
D27年12月第4週
24日:各地でイヴ模様  クリスマス・イヴの24日、各地でイヴ
を楽しむ催し物が開かれた。
 今年もドルファン城では、民間人へ城内の
一部を開放してパーティーを催すなど、イヴ
ならではの光景が見受けられた。
25日:孤児院にサンタの忘れ物  25日午前、シーエアー地区岬区の孤児
院の敷地に、金貨のつまった麻袋が投げ込
まれており、孤児院に出入りしているシス
ターが地区警備班へ届け出た。
 尚、盗難届、遺失物届などで、該当の金
額は無かった模様。
26日:軍部 国境警備を強化  26日、軍部は、新たにしょう戒部隊6
部隊を編成し、テラ河国境線へ向けて出発
させた。
27日:王室会議 最終報告会  27日、今年最後の王室会議が、各部の
最終報告会を中心に行われた。
 今年の会議は、二回の戦勝があってか、
終始和やかに進められた模様。
D27年12月第5週〜D28年1月第1週
31日:各地でシルベスター  31日、各地でシルベスターが催され、
冬空の中、カウントダウンの声と花火の音
で盛り上がった。
 1日:デュラン国王 新年第一回公務  1日午前、ドルファン城謁見の間におい
て、デュラン国王の謁見が行われた。謁見
は王室会議の各位、各部代表者の順で行わ
れ、この際プリシラ王女も同席された。
 尚、今回もエリス王妃は、ご欠席であっ
た。
 1日:第一回王室会議開かれる  1日午後、第一回王室会議が開かた。
 今年は国防の在り方や、財政問題を中心
に討議が行われた。
 3日:国境線警備にダナンも参加  3日午後、ダナンのベルシス卿は、国境
線警備に関しては、ダナンからも兵員を派
遣することを明らかにした。
 ダナンでは現在騎士団駐屯が拒否されて
いる為、派遣される兵はベルシス家直属の
近衛兵団と思われる。
 4日:中度の地震感知  4日未明、比較的中度の地震がドルファ
ン各地で感知された。
 震源地はエドワーズ島近くと思われる。
D28年1月第2週
 5日:吊り橋落下で6人死亡  5日午後、カミツレ地区カミツレ山中の
吊り橋が落下し、家族連れを含む行楽客6
人が死亡した。
 尚、この吊り橋は昨年末から使用禁止と
なっていた。
 7日:学園に空き巣の男逮捕  7日深夜、マリーゴールド地区第五区に
あるドルファン学院に空き巣が忍び込み、
警ら中のガードマンに取り押さえられ、地
区警備班に連行された。
 8日:マルタギニア海で衝突事故  8日未明、マルタギニア海クレタ島沖で、
外商船同士の衝突事故があった模様。
 現在、アルビア海軍が調査に当たってい
るが、詳細は不明。
 9日:外商船衝突事故続報  9日、アルビア軍の報告によると、8日
未明に発生した外商船同士の衝突事故は、
乗組員12人が死亡、15人が行方不明で
スィーズランド国籍の外商船は沈没した模
様。
11日:プロキア 二分化進む  11日、プロキア南東地域を領有するイ
エルグ家は、中央並びに他地域への侵攻は
考えておらず、専守防衛に徹することを宣
言した。
 これに対し、ヘルシオ公からの反応は無
かった。
D28年1月第3週
13日:国際部 情報局を二分  13日、国際部は国内外の情報収集・伝
達を行ってきた情報局を、外務情報局と内
務情報局に分割することを明らかにした。
 尚、近く国際部自体の分割がささやかれ
ている。
14日:ゲルタニアで治安警察発足  14日、ゲルタニア共和国で、外国人に
よる犯罪を抑止する為の機関「治安警察」
が発足した。
 しかし、この「外国人」の定義が、「ト
ルキア人以外の民族」であることは、現政
府の性格から推察しうる。
15日:ボルネオ森林地帯で大火災  東洋圏南亜地方のボルネオで、国内の3
分の2を占める森林地帯で、大規模の火災
が、15日午後発生した。
 尚、鎮火の気配は見られない模様。
17日:ボルネオ火災で周辺諸国に被害  17日、15日から続いているボルネオ
森林地帯の大規模火災により、南亜地方の
諸国に灰が降り注ぎ、間接的被害を受けて
いる模様。
D28年1月第4週
20日:国際部 外務部へ名称変更  20日、国際部の名称が今年4月から外
務部に変更されることが、王室会議で決定
された。
 更に、先に分割された内務情報局が、文
化部文化広報局に吸収されることも、決定
した。
22日:ボルネオ森林火災鎮火  15日午後に発生した東洋圏南亜地方の
ボルネオ森林火災が、8日目の22日午後、
ようやく鎮火に至った模様。
24日:銃密輸の留学生を逮捕  24日午後、スィーズランドより帰国し
た留学生2名が、ガリハント銃2丁を密輸
しようとして、出入国管理局によって逮捕
された。
25日:女性による国内初A級ライセンス  25日行われた馬術大会で総合優勝した
ミル・マッカートニー選手が、規定ポイン
トを取得し、国内初の女性A級ライセンス
所持者となった。
D28年1月第5週〜2月第1週
28日:シベリア大使来訪  28日午後、シベリア大使のキルギスキ
ー卿が、ドルファン港に到着した。
 今回の来訪の目的は、鉄鉱・石炭の一部
自由化の最終的合意にあると思われる。
29日:鉄鉱・石炭 4月から一部自由化  29午前に行われたオーリマン卿とキル
ギスキー大使の会談の結果、鉄鉱・石炭の
一部輸入自由化は、今年4月から実施され
ることとなった。
 この際、大使から燐光石の自由化も求め
られたが、卿は首を縦に振らなかった。
30日:照明器具落下で舞台俳優重傷  30日午前、フェンネル地区のシアター
で、リハーサル中に天井の照明器具が落下
した為、舞台俳優のリオン・スカッツさん
が重傷を負い、病院へ運ばれた。
31日:岬区の灯台で点灯ミス  31日夕刻シーエアー地区サンディア岬
にある灯台が点灯しないというハプニング
があった。
 点灯に使用される燐光石は先月に交換し
たばかりで、管理員の灯火ミスないし失念
が原因と見られている。
 1日:ハンガリアで新聞社全焼  1日、ハンガリアで新聞社が全焼する火
災が発生し、5人が死亡、16名が重軽傷
を負った模様。
 尚、火災後、ボルキア回帰戦線から犯行
声明が出ており、新聞社のテロ批判に対す
る報復と見られている。
D28年2月第2週
 3日:郵便物投棄で局員免職  3日午後、郵便局の局員2人が、配達物
を故意に投棄していたとして、免職になっ
ていたことが明らかになった。
 問題の局員らは、配達の手間を省く為、
排水溝などに郵便物を投棄していた模様。
 4日:治安警察による不当逮捕相次ぐ  ゲルタニアでは、治安警察による不当逮
捕が相次ぎ問題になっている。
 4日も、シュベルグで東洋人5人が、明
白な罪状がないまま逮捕され、拘留される
という事件が起きた。
 6日:ザクロイド 新規事業へ巨額投資  6日、ザクロイド財閥は、「ノーラッド
計画」を発表し、熱帯圏などに眠るダイヤ
モンド鉱床の探査・発掘等を手がける事を
明らかにした。
 しかし、熱帯圏への進出は未だ成功例が
ない為、各方面で危険視されている。
 8日:ドルファン港に船舶の一部漂着  8日未明、ドルファン港に船舶の一部と
見られる破片数点が漂着した。
 専門家の鑑定では、スコットランド船籍
のものと判断が下され、最近の海難事故を
調べると同時に、スコットランドへの照会
も行う模様。
D28年2月第3週
 9日:ハンガリア領海上でシージャック  9日午後、ハンガリアの領海上で、ボル
キア回帰戦線のメンバーが民間船を乗っ取
り、ハンガリア政府に対し、同組織幹部の
即時釈放を求めている。
 ハンガリア政府は、海軍を出撃させ、要
求には応じない模様。
10日:シージャック続報  9日にハンガリア領海上で発生したシー
ジャック事件は、10日現在、ハンガリア
海軍の軍船が問題の民間船を包囲した状態
で、こう着状態が続いている模様。
12日:シージャック事件解決  12日未明、9日から続いていたハンガ
リア領海上でのシージャック事件は、ハン
ガリア海軍の突入により幕を閉じた。
 この突入で、民間人5人が死傷、テロリ
スト全員が死亡した模様。
13日:王室会議 テロ対策を検討  13日の王室会議では、先のハンガリア
でのテロ事件などを受けて、国内でのテロ
対策強化を中心とした討議が行われた。
 国内ではヴァネッサ過激派が最も警戒さ
れており、テロ抑制として何らかの施策が
求められている。
14日:巨大なバレンタインチョコ登場  14日、ドルファン地区城南区にある菓
子店ショコラ・ポワールで、直径2メート
ルほどのチョコレートがお目見えした。
 尚、このチョコレートは夕刻には砕かれ
て、通行人に配られた。
D28年2月第4週
17日:商店街放火で現行犯逮捕  17日深夜、ドルファン地区城東区の商
店街で火災が発生し、商店3棟を焼いた。
 尚、火災発生直後、現場から逃走した男
を周囲の民間人が取り押さえ、放火の現行
犯で地区警備班が改めて逮捕した。
19日:牧場の牛2頭解体  19日深夜、カミツレ地区山間区の牧場
で、雄雌計2頭の牛が解体されるという事
件が発生した。
 死亡した牛は臓器等々が持ち去られてお
り、現場に落ちていた医療用メスから、専
門家による犯行と見られている。
20日:牛2頭から麻酔薬検出  19日の解体事件で、死亡した2頭の体
内から麻酔薬が検出されたことを、調査に
協力した総合学術院の研究者が明らかにし
た。
 これを受けて、地区警備班は医療関係者
を中心に捜査を進める模様。
22日:ヘルシオ公 イエルグ伯と会談へ  22日、プロキアのヘルシオ公は、同国
南東地域を領有するイエルグ伯との話し合
いの場を持つ意志があることを、明らかに
した。
 これに対しイエルグ伯は、まだ反応を見
せていない。
D28年2月第5週
24日:イエルグ伯 話し合いを承諾  24日、プロキアの南東地域を領有する
イエルグ伯は、ヘルシオ公との話し合いに
応じることを明らかにした。
 会談は、来月3日グローニュにて行うこ
とを前提に、両者の調整が行われる模様。
25日:バラの日で「死神払い」の号砲  25日、シーエアー地区海岸区の第八番
ズィーガー砲群において、春を迎える行事
の「死神払い」の号砲が冬空に響き渡り、
模擬弾が発射される度、見物客の間から歓
声があがった。
27日:武器不法所持の取締強化  王室会議は、テロ対策強化の一環として
武器不法所持の取り締まりを徹底化するこ
とを軍部地区警備班へ通達した。
 これを受けて地区警備班では、近く一斉
取り締まりを行う模様。
28日:トルク学生 武器不法所持で逮捕  28日午前、ドルファン地区城北区の公
園内で、自称トルク(トルキア人至上主義
者)の学生20人を、地区警備班は武器の
不法所持で逮捕した。
 学生等は、サーベル等の長剣を所持して
おり、携帯目的は明らかにしていない。
D28年3月第1週
 3日:グローニュ会談  3日午後、プロキア領グローニュで、ヘ
ルシオ公側代表者とイエルグ伯側代表者に
よる会談が行われた。
 会談は終始平行線をたどり、会談は二日
目にもつれこむ模様。
 尚、4日は直接会談になる模様。
 4日:イエルグ伯暗殺される  4日午前、二日目になる会談の席上で、
カール・イエルグ伯が、ヘルシオ公の側近
によって暗殺されるという変事が起こった。
 尚、ヘルシオ公は事件発生直後、首都へ
引き上げている模様。
 5日:イエルグ大佐報復を宣言  5日、暗殺されたカール・イエルグ伯の
長男カイル・イエルグ大佐は、今回の暗殺
劇の首謀者とみられるヘルシオ公に対し、
軍事行動による報復を宣言した。
 尚、南東地域の拠点ハーベンでは、進軍
の準備が着々と行われている模様。
 6日:王室会議 ヘルシオ公を批判  6日午後、王室会議は、先のイエルグ伯
暗殺事件について、ヘルシオ公の行動は人
道に反するものとして、公を批判する内容
のコメントを発表した。
 しかし、王室会議としてはイエルグ大佐
側に荷担する意志は無いとしている。
 7日:報復部隊 ハーベンを出発  7日午前、プロキア南東地域の拠点ハー
ベンから、イエルグ大佐率いる部隊が首都
プロキアに向けて出発した模様。
 8日:報復部隊 シンラギにより足止め  8日夕刻、進軍中のイエルグ大佐率いる
部隊が、プロキア領グローニュ近辺で、味
方であるはすのシンラギククルフォンから
不意の攻撃を受け、立ち往生している。
 今回シンラギは、報復部隊の先鋒を務め
ていたが、突然背反した模様。
D28年3月第2週
 9日:報復部隊一時後退  9日、プロキア領グローニュ付近で足止
めを受けていたイエルグ大佐率いる報復部
隊は、一時後退をした模様。
 尚、背反したシンラギククルフォンは、
グローニュに入った模様。
10日:国立公園で無差別死傷事件  10日午前、ドルファン地区の国立公園
内で、男がいきなり近くにいた民間人6名
を次々と刃物で斬りつけ死傷させる事件が
発生した。
 男は駆けつけた地区警備班員によって逮
捕されたが、重度の錯乱状態であった模様。
12日:国内にダイヤモンド鉱床?  12日、ドルファン総合学術院の考古学
術班は、大トルキア時代以前には国内にダ
イヤモンド鉱床が存在していたことを示す
古文書の一部を、旧図書館跡地下で発見し
た。
14日:報復部隊 ハーベンへ撤収  14日、イエルグ大佐率いる報復部隊が
南東地域の拠点であるハーベンへ撤収した
ことが明らかになった。
 報復部隊は、グローニュでシンラギの背
反に遭ってから士気が下がっていたものと
見られる。
D28年3月第3週
17日:ジンバラへ調査隊派遣  17日午後、ザクロイド財閥は、熱帯圏
ザイール地方ジンバラへ、ダイヤモンド鉱
床の調査隊を派遣した。
 今回の派遣に関して、財閥がジンバラ政
府に対し巨額の融資を行い、実現させたも
のと見られている。
19日:軍部 新型砲台設置を申請  19日午後、軍部はシーエアー地区海岸
区のズィーガー砲群の他に、新型砲台を設
置する内容の申請を、王室会議に対し行っ
た。
20日:王室会議 新型砲台設置を承認  20日午後、王室会議は、新型砲台の設
置を承認する旨を軍部へ通達した。
 設置が予定されている新型砲台は、スィ
ーズランド製のシュバルツ砲で、軍部では
早速購入手続きに入る模様。
21日:シンラギ トルキア撤退  プロキア領グローニュに駐留していたは
ずのシンラギククルフォンが、21日午後、
ハンガリアのドマ港から東洋へ帰還したこ
とが、ハンガリア政府の発表で、明らかに
なった。
22日:ヘルシオ公 真相を公表  22日午後、プロキアのヘルシオ公は、
先のイエルグ伯暗殺について、一切がシン
ラギククルフォンの筋書きであった事を公
表した。
 更に公は、自らに暗殺の意図は無かった
との釈明もしている。
D28年3月第4週
23日:カミツレ山中で人骨発見  23日午後、カミツレ地区カミツレ山中
にて、行楽客が人骨を発見し大騒ぎとなっ
た。
 人骨は崖の棚にあたる所で発見され、事
故と自殺の両面で調査が進む模様。
26日:燐光石不法輸入業者を検挙  26日午後、ドルファン港第二ふ頭で、
燐光石を不法に輸入しようとした輸入業者
を、港湾管理局が検挙し、即日逮捕となっ
た。
 輸入業者は石炭などに燐光石を紛らせ、
検査を逃れようとしていた。
27日:ヴァン=トルキアでゲリラ再起  27日、ヴァン=トルキアのハーベルン
で、アレイス派ゲリラが再び活動を開始し、
各所で小規模の戦闘が行われた模様。
28日:ドルファン老齢化の傾向  28日、厚生部は、ここ十年間での新生
児の誕生率低下と、六十歳以上の人口増加
を指摘する報告書を発表した。
D28年3月第5週〜4月第1週
31日:国境周辺に不穏な動き  31日、国境線の警戒にあたっている部
隊からの報告によると、プロキアのイエル
グ大佐派のプロキア軍部隊が、国境線付近
に斥候を送ってきている事が明らかになっ
た。
 尚、現在戦闘に至る可能性は薄い模様。
 1日:王室会議 戦争は継続中との見解  1日、王室会議は、プロキアとの実質的
戦闘は行われていないものの、未だ尚戦争
は継続中であるとの見解を明らかにした。
 この背景には、国境周辺に出没するイエ
ルグ大佐派のプロキア軍部隊の不穏な動き
があると見られる。
 3日:倉庫爆発で10人死亡  3日夕刻、シーエアー地区港北区の倉庫
街で爆発が発生。倉庫2棟が延焼し、作業
員10名が死亡、9人が重軽傷を負った。
 倉庫は小麦粉の貯蔵倉庫で、原因は粉じ
ん爆発ではないかと見られている。
 5日:国境線で戦闘  5日午後、ダナン付近の国境線で、戦闘
が発生したとの報告が入った。
 報告によると、イエルグ派プロキア軍部
隊の一部が国境線を侵犯した為、ドルファ
ン側が迎撃に出たとされている。
 尚、プロキア軍は二時間後撤退。
D28年4月第2週
 6日:ヘルシオ公 関与を否定  6日、プロキアのヘルシオ公は、5日の
国境侵犯はイエルグ家の独断で行われたも
ので自らは関知しないものと、関与を否定
する内容のコメントを発表した。
 事実プロキア南東地域のイエルグ家は、
現在中央からの独立を維持している。
 7日:またも国境付近で戦闘  7日未明、イエルグ大佐派のプロキア軍
部隊が国境線を再度侵犯した為、ドルファ
ン側部隊との戦闘になった。
 戦闘は小一時間で終了し、敵部隊は撤収
したものの、今後同様の事態が繰り返され
る事が懸念される。
 8日:王室会議 ダナンへの駐屯を強行  8日に開かれた王室会議で、騎士団大隊
の駐屯を拒否してきたダナンのベルシス家
に対し、駐屯を認めない場合は武力制圧を
行う内容の決議に至り、同時にこの内容を
ダナンへ通達した。
 9日:ベルシス卿 騎士団駐屯を容認  9日午後、ダナンを統治するゼノス・ベ
ルシス卿は、8日の通達を受けて、騎士団
の駐屯を容認することを明らかにした。
 しかしベルシス卿は、武力制圧の可能性
に屈した訳でなく、あくまでも国境線の不
穏な状況を考慮してのことと、付け加えた。
11日:ダナン駐屯大隊 ウエールを出発  11日午前、ダナン駐屯大隊がウエール
を出発した。
 尚、今回の駐屯大隊は、これまでのウエ
ール駐屯部隊がそのまま移籍したもので、
ウエールには新たな部隊が首都城塞から派
遣される予定。
12日:非番の警備班員 強盗を逮捕  12日午後、マリーゴールド地区第六区
の貴金属店で、刃物を所持して押し入って
きた男を、居合わせた警備班員が即刻逮捕
した。
 この警備班員は非番中で、たまたま友人
と買い物に来ていた。
D28年4月第3週
13日:ダナンに騎士団大隊駐屯  13日午前、国境都市ダナンに騎士団一
個大隊が到着した。
 駐屯大隊は、旧軍事地区イリハで夜間演
習を行っていた為、一日遅れの到着となっ
た。
15日:大杉の下敷きで死亡  15日午後、カミツレ地区山間部で、杉
の木をばっ採中、作業員が倒れた杉の下敷
きになって死亡するという事故が起こった。
 作業工程に不注意な点がなかったどうか、
組合は同僚等から事情を聴いている。
17日:石炭価格が下落  今月から始まった鉄鉱・石炭の一部自由
化の影響で、国内では石炭価格が下落して
いる模様。
 これはシベリア産の安価な石炭が大量に
輸入されたことが要因であることは間違い
ないと見られている。
18日:燐光石輸入自由化要求高まる  自由化による石炭価格下落を受けて、消
費者の間から、燐光石の輸入自由化を求め
る声が高まっている。
 しかし、市場を独占するザクロイド財閥
と輸出入部門の総括オーリマン卿が、ゆ着
している限り、難しいものと見られている。
D28年4月第4週
21日:国境線で小規模戦闘続く  国境都市ダナンに騎士団大隊が駐屯した
後も、国境線でプロキアとの小規模戦闘が
頻発している。
 21日も小隊同士の衝突があり、戦闘は
小一時間で終了した模様。
 尚、大隊出撃に至る事変は起きていない。
22日:ゲルタニア首都で外国人排斥  22日、ゲルタニアの首都ベルリンで、
治安警察による外国人排斥が行われ、アラ
ブ人や東洋人をはじめとする外国人労働者
が、住処を失う事態となった。
 尚、この動きはゲルタニア各地へ広がり
つつある模様。
24日:若者の間でトルク風潮高まる  ゲルタニアのトルク旋風を受けて、厚生
部統計調査班が若者100人を対象にアン
ケートをしたところ、4割近くがトルク思
想を支持する答えを出した模様。
25日:燐光石坑道で落盤事故  25日午後、カミツレ地区採掘区にある
燐光石採掘場第二坑道で落盤事故が発生し、
作業員19人が生き埋めになった模様。
 現在、救出作業が続けられている。
D28年4月第5週〜5月第1週
28日:72時間ぶり奇跡の救出  25日午後に起きた落盤事故で生き埋め
になっていた作業員19人が、28日午後、
実に72時間ぶりに救出された。
 長時間の遭難で全員無事は、近年珍しい
ケース。
29日:アナベル・ピクシス卿 一時離席  29日に開かれた王室会議において、次
席であるアナベル・ピクシス卿が、健康上
の不調を理由に一時離席することを明らか
にした。
 尚、代行として卿のご長男アルダナル・
ピクシス卿が新たに列席する。
30日:ヴァネッサ幹部 シベリアへ渡航  30日午後、ヴァネッサ幹部4名がシベ
リアへ渡航した事が、出入国管理局の報告
で明らかになった。
 ヴァネッサの中でも過激派であるアウル
・ヴァネッサ幹部のシベリア渡航だけに、
渡航目的が懸念される。
 1日:五月祭 今年も盛況  1日、サウスドルファン駅を中心に五月
祭が催された。今年も例年通りの人出が見
受けられ、盛況の様子。
 3日:テロ・ネットワークの拡大阻止  3日、西欧圏オースティニア地方ブリュ
ッセルで開かれた全欧テロ対策会議におい
て、シンラギククルフォンを代表とするテ
ロ支援組織への警戒、並びにテロ組織同士
の提携を阻止する具体案が話し合われ、今
後のテロ拡大を阻止する指針となった模様。
D28年5月第2週
 4日:ダナン駐屯大隊出撃許可を求める  4日午後、王室会議に対して、ダナン駐
屯大隊から、プロキア領への出撃許可を求
める要望書が届いた。
 駐屯大隊としては、決定打のない小戦闘
を受け続ける現状に業を煮やし、即時決戦
を狙ったものと思われる。
 5日:王室会議 駐屯大隊要望を却下  5日午前、王室会議は、ダナン駐屯大隊
が要望していたプロキア領への出撃を認め
ないことを明らかにした。
 王室会議としては、専守防衛が基本理念
であり、自領外への出撃は理念に反すると
判断した模様。
 7日:ゲリラ武装化に中立国関与  7日、ヴァン=トルキアのマイアナで、
ガリハント銃を大量積載した商業隊が国軍
により取り押さえられた。
 商業隊はスィーズランドから密入国し、
アレイス派ゲリラへ銃火器を供給する中途
であった模様。
 9日:建設現場へ火炎ビン投げ込む  9日深夜、フェンネル地区城壁区の軍施
設建設現場へ、火炎ビンを投げ込んだ男が、
巡回中の警備班員に逮捕された。
 男は付近の住民で、軍施設建設反対運動
に参加していた。
 尚、現場では火災に至らなかった模様。
D28年5月第3週
12日:厚生部 食品の品質管理を徹底化  12日、厚生部は各食品取扱業者に対し、
品質管理の徹底を呼びかける指導書を配布
した。
 この背景には、消費者から食品の品質管
理に対する苦情が相次いだ昨年夏期への反
省があるものと見られている。
14日:治安警察と外国人労働者が衝突  14日、ゲルタニアのノーマで、外国人
労働者による決起集会が行われたところ、
治安警察が集会を解散させようと実力行使
を行い、双方合わせ40名の死傷者を出す
惨事となった。
 尚、集会に参加した外国人は全員逮捕。
15日:国境線における小規模戦闘慢性化  テラ河国境線における小規模戦闘が慢性
化の傾向にある。
 首謀者はプロキア南東地域の領主イエル
グ大佐と見られるが、国境侵犯における大
佐の真意は不明。大規模な軍事行動の気配
も、今のところは皆無。
16日:森林区遺体投棄疑惑  死刑囚の遺体が、カミツレ地区森林区の
一画に無造作に埋められているとの疑惑が、
一部の報道陣の間で持ち上がっている。
 尚、この疑惑に対して、軍部関係者は口
をつぐんでいる模様。
17日:セリナ運河の投棄ゴミ除去  17日午後、セリナ運河流域の住民並び
に運河管理局により、運河内の投棄ゴミの
除去が行われた。
 投棄ゴミは家庭ゴミがほとんどだが、中
には事業系廃棄物もあり、関連業者に対し
罰則規定が設けられる模様。
D28年5月第4週
19日:文化広報局 民間報道と提携  19日午前、文化部文化広報局は、民間
の報道事業者と、情報の提携を行うことを
明らかにした。
 文化広報局は、国内外の情報を誌面にす
る公的機関であり、その情報量は民間の及
ぶところではなかった。
21日:軍事専門家 城壁の耐久度に疑問  21日、総合学術院の軍事研究家が、首
都を取り巻く城壁の耐久度について、万が
一最新の攻城砲が使用された場合、現在の
構造では保ち得ないとの、厳しい内容の報
告を行った。
22日:ヴァルファの所在を確認?  昨年秋から消息を絶っていた傭兵騎士団
ヴァルファバラハリアンが、プロキア南東
地域の拠点ハーベン付近で態勢を整えつつ
あるとの未確認情報が、ドルファンとプロ
キアを行き来する商業隊からもたらされた。
24日:新たに二ヶ所を開発禁止区に指定  24日、文化部は、カミツレ地区の未開
発地区二ヶ所を、文化遺産保護の名目で、
新たに開発禁止区域として指定した。
 尚、二ヶ所のうち一ヶ所はザクロイド財
閥の所有地であり、財閥側からは抗議の声
があがっている模様。
D28年5月第5週
25日:バステック大佐 行方不明  25日、国境都市ダナンで、駐屯大隊の
指揮官ダン・バステック大佐が行方不明に
なっている事が明らかになった。
 大佐は24日午後、ダナン市街へ出かけ
て以来、その姿が確認されていない。
26日:バステック大佐 遺体で発見  26日午前、行方不明になっていた駐屯
大隊指揮官ダン・バステック大佐が、ダナ
ン市街の路地裏で遺体となって発見された。
 大佐は、ガリハント銃と思われる銃器で
射殺された形跡があり、えん恨の線で調査
が開始される模様。
28日:王室会議 自治徹底化を通達  28日、王室会議は、ダナンを統治する
ベルシス家に対し、自治の徹底化を求める
通達を行った。
29日:マッカートニー選手死去  29日午後、国内初の女性A級ライセン
ス所持者であったミー・マッカートニーさ
んが、練習中に落馬して重傷を負い、病院
に運ばれた後、間もなく死亡した。
 マッカートニーさんは、国際選手権に向
けて練習中であった。
31日:スポーツの祭典開催される  31日、スポーツの祭典が、フェンネル
地区運動公園で開催された。
 予報では雨天とされていたが、幸いにも
昼間は薄ぐもり程度で、祭典はつつがなく
行われた。
D28年6月第1週
 2日:酒類関税を引き下げ  2日、輸出入部門総括のオーリマン卿は、
酒類の関税を引き下げることを明らかにし
た。
 これまで外国産の酒類は、国産のものと
比べ値段が高く、一般での消費率が思わし
くなかった。
 4日:ダナンでの射殺事件捜査難航  国境都市ダナンで発生した駐屯軍大佐射
殺事件で、軍部内務査察班とダナン自治警
備班の合同捜査は、事件から1週間以上経
過した現在、目撃者も現れず、解決の糸口
はつかめていない模様。
 5日:国内の酒造業者 嘆願書提出  5日、国内の酒造業者の連名による嘆願
書が、輸出入部門総括のオーリマン卿宛に
提出された。
 嘆願書の内容は、外国産酒類の関税引き
下げの再考を願うもので、国内酒造業者の
あせりが感じられる。
 6日:国境線の小規模戦闘に変化  テラ河国境線で慢性的に繰り返されてい
るプロキア軍との小規模戦闘において、プ
ロキア側は、ここ数日、ガリハント銃を装
備した銃兵隊を参加させている模様。
 これまでプロキアには銃兵隊は存在せず、
この変化に軍部も戸惑いを感じている様子。
D28年6月第2週
 8日:デュラン王 50回目の誕生日  8日、デュラン王は、50回目のお誕生
日を迎えられた。今年も王宮内での祝典は
盛大に行われた模様。
10日:乗り合い馬車 運河へ落下  10日午前、フェンネル地区セリナ運河
沿いを通行中の乗り合い馬車が、欄干を補
修中の場所から運河へ落下する事故が発生
し、3人が重軽傷を負った。
 御者の話では、前方に飛び出した通行人
を避けるため、誤って転落した模様。
11日:「レリックス通り」が開通  11日、ドルファン地区城北区とカミツ
レ地区遺跡区を直接結ぶレリックス通りが
開通した。
 レリックス通りは、林道を舗装化したも
ので、考古学関係者を中心に開通が待ち望
まれていた。
12日:ザクロイド財閥 鉱床採掘開始  12日、熱帯圏ザイール地方ジンバラで
ダイヤモンド鉱床を調査中であったザクロ
イド財閥は、本格的に採掘を開始するため
現地人を大量に雇い入れた模様。
 財閥のジンバラ政府への融資は相当の額
で、この結果がどうなるか注目されている。
14日:厚生部 アルビア産エビを焼却  14日、アルビアから輸入されたロブス
ターからパスモフ菌が検出されたため、厚
生部品質管理局は、この日に運び込まれた
500匹を焼却した。
D28年6月第3週
16日:ヴァン=トルキアでゲリラ猛攻  16日、ヴァン=トルキアのハーベルン
において、国軍とアレイス派ゲリラの戦闘
が行われ、状況はゲリラ側に有利の模様。
18日:ハーベルン ゲリラ側が占拠  16日から行われていたヴァン=トルキ
アのハーベルンでの戦闘は、18日未明、
アレイス派側ゲリラの勝利で終わった模様。
 現在、ハーベルンはゲリラ側が占拠して
おり、今後の動向が注目される。
19日:医師ら3人 薬品横流しで免職  19日、ドルファン病院に勤務していた
医師や看護婦を含む3人が、薬品を横流し
していた事実が判明し、免職となった。
20日:20日連続降水量ゼロ  6月に入ってから一日も雨天が無く、こ
の時期にしては異例の20日連続降水量ゼ
ロとなった。
D28年6月第4週
22日:カミツレ地区で夏至祭  22日、恒例の夏至祭がカミツレ駅前を
中心に賑わいを見せた。
 今年は、6月に入ってから一度も雨天が
無く、夏至祭の本日も晴天であった。
24日:6月初の雨天  24日、実に24日ぶりの雨天となり、
各関係者は胸をなで下ろしている模様。
 未明から降り出した小雨は、午後には本
降りとなり、明日まで降り続く様子。
26日:学術院で爆発事故  26日午後、ドルファン総合学術院の化
学研究棟で、実験中に爆発が起こり、研究
員1人が死亡、4人が重軽傷を負った。
 事故当時、研究員等は合成爆発体パラム
パリュウムの精製を行っており、薬品の調
合を間違えたものと見られている。
27日:高級家具で阿片大量輸入  27日午前、ドルファン港に定期便で着
いたフィンランド製高級家具4点が、不自
然に重いため税関が調べたところ、中から
20キロ分の阿片が発見された。
 尚、荷受け人であった輸入家具業者は、
事情聴取の後、逮捕された。
28日:フィンセン公 心不全の為死去  28日午後、ゲルタニアに亡命中のプロ
キアの元盟主アーツ・フィンセン公が、ベ
ルリンの病院において、心不全のため亡く
なった。
 フィンセン公は、今回の戦争の仕掛人で
ありながら、結末を見ぬまま世を去った。
D28年7月第1週
 1日:国境線 尚も小規模戦闘続く  断続的に続いているテラ河国境線におけ
るプロキア軍との小規模戦闘は、止む気配
を見せない。
 最近では、プロキアの銃兵隊が対岸から
撃ちしろませるという、消極的戦法が主体
である模様。
 2日:王室会議 応戦自粛を要請  2日、王室会議は国境警備部隊とダナン
駐屯大隊に対し、敵側の挑発に応じること
なく戦闘は自粛する様に要請した。
 3日:セリナ運河通航料を値上げ  3日、運河管理局は、セリナ運河の通航
料を、これまでの20%増にあたる値上げ
を行った。
 5日:総合学術院 敷地内での集会禁止  5日、ドルファン総合学術院は、学術院
敷地内での集会を禁止する内容の規則を新
たに設けた。
 規則を設けた理由の一つとして、最近流
行のトルク集会の攻撃的性格が挙げられる。
D28年7月第2週
 7日:学術院放火未遂の学生4人を逮捕  7日深夜、総合学術院の敷地内で、学生
4人が放火未遂で逮捕された。
 学生4人は、可燃物を校舎側に積み上げ
火を放とうとした。
 尚、この学生らはトルクを自称し、先の
集会禁止令に対する報復だと自供している。
 9日:ゲルタニア 治安警察志願者増加  ゲルタニア共和国では、治安警察への志
願者が急増している模様。
 志願者は20代の青年が最も多く、動機
として、トルク思想実践の尊い仕事という
認識が目立っていた。
10日:アナベル・ピクシス卿 復帰  10日、体調の不良を理由として一時王
室会議から席を外していたアナベル・ピク
シス卿が、次席として復帰した。
 尚、代行のアルダナル・ピクシス卿は次
席補佐として、会議には引き続き参加する
模様。
12日:夜の海に響く歌声
(case1:アンと出会っていない)
 12日夕刻、ドルファン港周辺の海域を
通過中の複数の船舶が、女性の歌声を確認
したことで一時騒然となった。
 尚、歌声の正体は汽笛の故障により発生
した音を錯覚したものという説が最も有力
と見られている。
12日:豪華客船から男性落下
(case2:アンと出会っている)
 12日夕刻、ザクロイド財閥が所有する
豪華客船から、男性客が海に落ちるという
事故が起きた。
 この男性は近くの海岸で発見され、無事
であった模様。
D28年7月第3週
13日:ジンバラで労働者スト  ザクロイド財閥がジンバラで進めている
ダイヤモンド鉱床の採掘事業で、現地人の
労働者が、低賃金に抗議するストライキを
13日から開始した。
 現在までダイヤモンドの原石は一つも採
掘されておらず、事業自体も危うい模様。
14日:外国人傭兵 民間人2人を殺害  14日夕刻、シーエアー地区港北区の路
上で、外国人傭兵ら3人が、民間人2人を
口論の挙げ句殺害する事件が発生した。
 尚、3人の傭兵は、2時間後、地区警備
班によって逮捕された。
 3人の傭兵は犯行当時酔っていた模様。
15日:王室会議 傭兵徴募を見直し  15日に開かれた王室会議では、海外で
行っている傭兵徴募を見直す内容の討議が
行われた。
 現在、傭兵徴募はスィーズランドを通じ
て海外で随時行われているが、今回の会議
で、徴募の終了が濃厚となった。
17日:海水浴場で女性2人水死  17日午前、シーエアー地区海浜区の海
水浴場で、海水浴に来ていた女性2人が水
死した。
 事故当時、海は高波が発生しており、一
時遊泳禁止の告知がされていたが、2人は
守らなかったものと見られている。
18日:ザクロイド 不退転の構え  現在難航している熱帯圏ザイール地方ジ
ンバラのダイヤモンド採掘事業について、
ザクロイド財閥は、ダイヤモンド鉱床は確
実に押さえており、今後拡大することはあ
れど縮小の考えはないものと、不退転の構
えを見せた。
D28年7月第4週
21日:王室会議 外国人傭兵削減へ  21日、王室会議は、海外での傭兵徴募
を終了すると同時に、現在雇用中の外国人
傭兵を今後削減することを明らかにした。
 今回の会議で、削減の対象になったのは
第二次傭兵徴募以降の外国人傭兵で、契約
は今月末で破棄されるものと見られる。
22日:王立美術館で自由絵画展覧会  マグタラの日である22日、王立美術館
で、一般の自由参加による絵画展覧会が開
かれ、各地から素人玄人問わず多くの作品
が寄せられた。
24日:外国人傭兵の一部に解雇通告  24日午前、軍部は第二次傭兵徴募以降
に雇用した外国人傭兵に対し、今月末での
契約終了を伝えた。
 傭兵契約に関しては原則的に3年間の兵
役が義務づけられるが、今回は異例の措置
となった。
25日:外国人傭兵ら突然の解雇に反発  25日午後、突然の解雇に反発した外国
人傭兵十余名が、軍部中央本部局へ押し掛
ける騒ぎがあった。
 一時は正規兵と傭兵側とでにらみ合いと
なったが、夕刻までには傭兵側が引き下が
り、大事には至らなかった模様。
D28年7月第5週〜8月第1週
28日:王女 ドルファン病院を慰問  28日午前、プリシラ王女がドルファン
病院を慰問され、入院患者等に暖かい言葉
を掛けて回られた。
 尚、王女はお帰りになられる途中、サウ
スドルファン駅前の露店でアイスを堪能さ
れるなど、意外な一面をお見せになられた。
29日:シベリア帰りの過激派幹部逮捕  29日午後、民間船でシベリアから帰国
したヴァネッサ幹部4人が、武器の不法所
持並びに密輸の現行犯で、税関に取り押さ
えられ、地区警備班に引き渡された。
 4人は、スペツナズナイフという特殊武
器を衣服の下などに隠していた。
31日:外国人傭兵の一部を解雇  軍部は外国人傭兵の一部を、31日付け
で正式に解雇した。
 これで現在ドルファンに残っている外国
人傭兵は、第一次傭兵徴募で雇用された百
余名のみとなった。
 1日:37年ぶりの異常低温  1日、最高気温が17度2分という夏期
における異常低温を観測した。
 これは37年前の8月10日に観測され
た17度5分以来の異常低温。
 2日:国境線の状態依然変わらず  テラ河国境線におけるプロキア側との断
続的な小規模戦闘は、8月に入ってもとど
まるところを知らない。
 2日も未明から深夜にかけて、3回の戦
闘が行われた模様。
D28年8月第2週
 4日:旧水道の一部で渇水  ドルファン地区の地下を通っている旧水
道の一部で、4日、渇水が確認された。
 今年の6、7月の降水量は昨年に比べ半
分強しかなく、作物などに影響が出ている。
 6日:レストランで食中毒  6日、ドルファン地区城南区のレストラ
ンで食事をした客のうち26名が食中毒の
症状を訴え、病院へ運ばれた。
 厚生部品質管理局と衛生局は、中毒の原
因を調べるとともに、このレストランを一
時業務停止処分にした。
 8日:ゲリラ 拠点ハーベルンを死守  8日、ヴァン=トルキアにて、国軍とゲ
ルタニア軍が共同で、アレイス派ゲリラの
拠点ハーベルンへ攻撃を仕掛けた。
 しかし、ゲリラ側の防戦すさまじく、結
局両軍は攻略を断念し撤退した。
 9日:式典用花火暴発で3人が死傷  9日夕刻、ドルファン国立公園で行われ
た商工業界の式典で、花火が暴発し点火役
の男性一人が死亡、近くにいた2人の作業
員も重軽傷を負った。
D28年8月第3週
12日:建設中の軍施設一時工事中止に  12日、軍部は現在フェンネル地区城壁
区に建設中の軍資施設の工事を、一時的に
中止する意向を明らかにした。
 これは周辺住民の感情を配慮した結果で
はなく、予算問題が要因と見られている。
13日:ヘルシオ公 国境線問題を憂慮  13日、プロキアのヘルシオ公は、テラ
河国境線で起きている断続的な小規模戦闘
について憂慮する内容の発言を行った。
 現在、プロキアは中央地域と南東地域が
個々の体制をとっており、ヘルシオ公の主
権に陰を落としている。
14日:元王宮メイドの手記公開  今は亡き国王の兄君デュノス公付きのメ
イドであった、故レイス・ローズバンクさ
んの手記が公開され、話題を呼んでいる。
 ただ手記の内容が王室側が発表している
デュノス公の記録と大きく異なる為、王室
側から公開の差し止めが求められている。
15日:カミツレ山中で崖崩れ  15日午後、カミツレ地区カミツレ山中
で崖崩れが発生し、登山客4人が死亡、5
人が重軽傷を負った模様。
 崖崩れは、ちょうど登山道の真上で発生
したため、今回の様な惨事に至った。
D28年8月第4週
18日:ローズバンク手記公開差し止め  18日、王室会議は、先に公開された元
デュノス公付きメイドの故レイス・ローズ
バンクさんの手記を事実と異なるものとし
て、公開の差し止めを通告した。
 尚、今回の公開はヴァネッサによって行
われたとの見方が強い。
19日:ヴァネッサ 公開差し止めを非難  左派組織ヴァネッサの穏健派テラ・ヴァ
ネッサは、ローズバンク手記の公開差し止
めについて、王室の汚点を隠とくする専横
行為だとして、強く非難した。
 19日午後には、ローズバンクさんの遺
影を掲げての抗議集会も行われた。
20日:ドルファン城で幽霊騒動  20日、ドルファン城においてデュノス
公の幽霊が出没するとの騒ぎが、未明と深
夜の2回、起こった。
 幽霊の存在を肯定する者は少ないが、実
際に騒ぎが起こった事で、色々と物議をか
もしだしている。
21日:またもドルファン城で幽霊騒動  20日に引き続き、21日の夕刻から深
夜にかけて、ドルファン城内で幽霊の目撃
者が多発している模様。
 目撃者の証言では、幽霊は白い半透明の
人型とされ、複数人からの証言内容も一致
している。
22日:学術院教授等 幽霊説を否定  ドルファン城の幽霊騒動が巷を席巻する
中、学術院教授をはじめとする識者のほと
んどは幽霊説を否定している。
 識者の大半は、恐怖心や好奇心が核であ
る心理的幻視であると、大方の見方で一致
している模様。
23日:幽霊騒動 賞金騒動にまで発展  城内の警備を担当する近衛兵の間で、幽
霊騒動解決に賞金が懸けられている。
 事の発端は、早期解決を迫られた近衛兵
団上層部が、報奨金を用意したところにあ
り、いつの間にか賞金と化した模様。
D28年8月第5週
24日:幽霊騒動 あっさり決着
(Case.1:事実究明なし)
 24日、ドルファン城を席巻していた幽
霊騒動が、劇的な瞬間を迎えることなく幕
を閉じた。
 幽霊と思われていたものは、作為的に仕
掛けられたトリックで、城内の何者かが騒
動を楽しむ為行ったものと見られている。
26日:城内の規律厳格化
(Case.1:事実究明なし)
 先の幽霊騒動を受けて、ドルファン城内
の各部署において、規律の引き締めが行わ
れた模様。
 尚、騒動の仕掛人は、未だ判明していな
い。
27日:サメ出現で一時遊泳禁止に
(Case.1:事実究明なし)
 27日午前、シーエアー地区海浜区の海
水浴場の近域で、サメと思われる魚影が視
認され、一時遊泳禁止となる騒ぎとなった。
24日:幽霊騒動の仕掛人逮捕
(Case.2:プリシラを放っておいて事実究明)
 24日、ドルファン城を席巻していた幽
霊騒動の仕掛人、プリム・ローズバンクを
混乱扇動画策の罪で逮捕した。
 今回の犯行は、先のローズバンク手記公
開差し止めを抗議する意味で行ったものと
見られている。
26日:ローズバンクの孫服毒自殺
(Case.2:プリシラを放っておいて事実究明)
 26日午前、ローズバンク手記の著者の
孫で、先の幽霊騒動の実行犯でもあったプ
リム・ローズバンクが、拘置所内で服毒自
殺を図り、間もなく死亡した。
27日:ローズバンク自殺に暗殺の可能性
(Case.2:プリシラを放っておいて事実究明)
 26日に拘置所内で服毒自殺したプリム
・ローズバンクが、取り調べの際毒物を所
持していなかったという事実が発覚し、彼
女の死に暗殺の可能性が出てきた。
 使用された毒物も一般で入手困難なもの
で、暗殺説に一層拍車をかけている。
30日:最低気温観測で今年は冷夏  30日、気象観測班は、今月3日の最低
気温観測を筆頭として今年は冷夏であった
ことを報告書で提出した。
 雨量の半減に気温の低下と、作物に対す
る影響は、かなり深刻なものであると予想
される。
D28年9月第1週
 1日:ヴァルファはハーベンに?  1日、確固たる所在がつかめていなかっ
た傭兵騎士団ヴァルファバラハリアンが、
プロキア領ハーベンに駐留していることが
判明した。
 ハーベンはイエルグ家の拠点で、両者は
結託しているものと思われる。
 2日:王室会議 ヴァルファを警戒  王室会議は、所在が判明したヴァルファ
バラハリアンへの警戒を強め、近くダナン
駐屯大隊に増援を送るよう、軍部に対し通
達を行った。
 3日:軍部 国境緯線警戒を強化  軍部は、プロキア領ハーベンと国境都市
ダナンの間の国境を重要視し、しょう戒部
隊をダナン近辺に集結させる模様。
 尚、駐屯部隊への増援は来週あたりに予
定されているとのこと。
 5日:プロキア側 斥候部隊増加  プロキア領ハーベンから派遣されている
ものと思われる斥候部隊が、ここ数日で増
加の傾向にある模様。
 軍部では、近く大きな動きがあるものと
し、警戒を強めている。
 6日:駐屯大隊への増援 明日出発  6日、軍部はダナン駐屯大隊への増援を
明日出発させることを明らかにした。
 尚、増援部隊は、大隊規模の兵数になる
模様。
D28年9月第2週
 7日:増援部隊 首都城塞を出発  7日午前、ダナン駐屯大隊への増援部隊
が、首都城塞を出発した。
 増援大隊の内訳は第三大隊が主となり、
本格的な派兵規模の増援となった。
 9日:テラ北河対岸に大規模部隊  9日、国境線にあたるテラ北河対岸に、
プロキア軍の大隊が布陣したとの報告が
入った。
 尚、対岸の部隊は、旗印からイエルグ
大佐率いるプロキア軍と確認された。
10日:国境線でのにらみ合い続く  国境線であるテラ北河を挟んで、両岸の
ドルファン側とプロキア側のにらみ合いが
続いている。
 報告によると、敵側前衛はプロキア兵で
占められており、ヴァルファバラハリアン
は後衛に回っている模様。
12日:ヴァルファ 対岸に到着  12日、前線からの報告によると、対岸
に布陣しているプロキア軍の後方に、ヴァ
ルファバラハリアンの軍団旗が視認され、
その存在が明らかになった模様。
D28年9月第3週
15日:プロキア側 ドルファンを挑発  国境線であるテラ北河を挟んだ状況下、
プロキア側はドルファン側に対し、盛んに
挑発を行い、渡河を促している模様。
 尚、前線へは渡河許可は出されていない。
16日:渡河強行の小隊壊滅  16日、プロキア軍の挑発に乗せられた
ドルファン側の小隊が渡河を強行。しかし
敵側銃兵隊の狙撃に遭い、壊滅した模様。
 軍部では前線に対し、渡河を行わないよ
う厳命していた。
17日:プロキア側で内輪もめ?  テラ河対岸に布陣しているプロキア軍の
間で、内輪もめが起こっているとの情報が
もたらされた。
 この情報を手にした、前線の部隊は軍部
に対し、この機会を利用すべく渡河許可を
求めている。
18日:今度は中隊規模で壊滅  18日深夜、軍部の許可を待たずに渡河
を強行した各小隊が、敵銃兵隊の狙撃に遭
い壊滅した模様。
 被害は中隊規模にのぼり、敵の夜間にお
ける狙撃技術の高さに、関係者は舌を巻い
ている。
19日:軍部 最前線へ厳命  19日、軍部は最前線の大隊に対し、敵
の内輪もめは策略であり、それに乗せられ
渡河を行うことはあまりに愚かだとして、
今後の独断行動は厳罰をもって処するとの
内容の通達を行った。
20日:ヴァルファ 領内へ速攻  20日、ヴァルファバラハリアンが、現
在戦闘が行われている地点より遥か下流域
に出現し、難なく国境線を通過した模様。
 ヴァルファは一気に首都城塞を目指して
いるものと見られ、軍部は予想外の出来事
に泡を食っている。
D28年9月第4週
21日:各大隊緊急出撃  21日午前、首都城塞で待機している各
大隊に緊急出撃要請が下り、準備の整った
大隊から順次出撃が行われた。
 現在、ヴァルファバラハリアンは首都城
塞の北西に広がるパーシル平野の手前まで
接近している模様。
22日:騎士団 パーシル平野に布陣  22日、騎士団各大隊は、兵数における
有利を十分に活用し、パーシル平野に布陣
した。
 現在侵攻中のヴァルファバラハリアンの
兵数はドルファン側の三分の一にも満たな
いことから、快勝が予想される。
23日:パーシル平野の戦いで勝利  23日に行われたパーシル平野での戦い
は、ドルファン側が勝利を収めた。
 しかし、この戦いでヴァルファ側は、昨
夜から「ざんごう」を多数用意したものと
見られ、ドルファン側の騎馬隊は苦戦を強
いられた。
24日:国境線大隊 挟撃に遭い壊滅  24日、国境線でプロキア軍と、にらみ
合いになっていたダナン駐屯大隊をはじめ
とする各部隊は、パーシル平野から折り返
してきたヴァルファの一部隊と対岸のプロ
キア軍との挟撃に遭い、壊滅した模様。
25日:騎士団到着によりプロキア軍撤退  25日、パーシルで勝利を収めた騎士団
各大隊がダナン周辺へ到着したことにより、
一時ドルファン領に攻め入ってきたプロキ
ア軍は自領へと撤退した。
 尚、ヴァルファの残存部隊もプロキア軍
と共に撤収したものと見られている。
27日:騎士団 勝利の帰還  27日午後、パーシルで勝利を収めた騎
士団の各大隊が、首都城塞に帰還した。
 尚、第五大隊だけは、壊滅したダナン駐
屯大隊に代わって、ダナンに残留した模様。
D28年9月第5週〜10月第1週
28日:ダナンで駐屯大隊合同葬  28日午前、国境都市ダナンで、先の戦
いにおいて勇敢に散った駐屯大隊の合同葬
儀が行われた。
 この葬儀の際、後任である第五大隊のロ
イ・ライバン大佐は、今後の国境警備の引
継を戦死者の前で誓った模様。
29日:収穫祭開催  29日、収穫祭がフェンネル地区を中心
に催された。
 今年は冷夏の影響で不作は免れなく、収
穫高は激減する模様。
30日:ヘルシオ公 遺憾の意を表明  30日午前、プロキアのヘルシオ公は、
先に起きた両国の大規模衝突について、南
東地域の独断による侵略行為といえど、自
国の犯した過ちは少なくないとして、遺憾
の意を表明した。
 1日:国境線にプロキア軍の姿なし  しょう戒部隊の報告によると、ダナン近
域からテラ北河下流域にかけて、国境線の
対岸にはプロキア軍の姿は見られない模様。
 軍部は引き続き警戒を行い、ヴァルファ
バラハリアンの残存部隊の情報を集めると
している。
 3日:軍部 ドルファン式を見直し  軍部は、先のテラ河国境線とパーシル平
野における戦いで、敵を遥かに上回る兵数
を保有していたにもかかわらず、銃火器や
策略により多大な損害を被ったことから、
これまでの騎士団の戦い方を見直す方向で
いく模様。
D28年10月第2週
 6日:王室会議 軍用銃製造を検討  6日開かれた王室会議では、国内で軍用
銃の製造を行うことが討議された。
 しかしこれは、あくまで軍部はもとより
騎士団が銃兵隊の導入を認めてからのこと
で、今回の討議は空論で終始した模様。
 8日:ドルファン地区で市街戦?  8日午後、ドルファン地区城南区の国立
銀行を外国人傭兵6名が襲撃し、駆けつけ
た地区警備班と市街戦さながらの死闘を繰
り広げた。
 尚、この事件で外国人傭兵6名と警備班
員15名が死亡、20人が重軽傷を負った。
 9日:国立銀行襲撃は恩賞不足が原因  8日に起きた外国人傭兵等による国立銀
行襲撃事件は、先の戦いでの恩賞不足が原
因であることが、各方面の調査から明らか
になった。
 事実、先の傭兵に対する恩賞は、正規兵
に比べ微々たるものであった。
10日:一部の傭兵 軍施設に立てこもる  10日午後、シーエアー地区軍事区の軍
事務局に、外国人傭兵20人が立てこもり、
軍部に対して巨額の金塊と海外逃亡用の船
舶の用意を請求する事件が発生した。
 尚、軍部は武力をもって鎮圧する模様。
11日:軍部 強行突入で事件解決  11日深夜、軍事務局に立てこもってい
た外国人傭兵に対し、近衛兵団の精鋭CT
Tを投入し事件解決に至らしめた。
 CTTが強行突入を行った際、外国人傭
兵全員と人質の計40人が死亡したが、軍
部は最小限の被害と語っている。
D28年10月第3週
13日:トルク学生ら外国人排斥集会  13日午後、ドルファン国立公園で、ト
ルクを自称する学生等を中心に200人が
外国人排斥を訴える集会を行った。
 この集会では、先の国立銀行襲撃や軍事
務局立てこもり事件を例に挙げ、外国人に
よる治安低下を訴えていた模様。
14日:国内治安低下を懸念する声が半数  厚生部統計調査班が行った一般民間人に
対するアンケートで、最近気になる事の項
では、外国人による治安低下を懸念する声
が半数近くにのぼった。
 しかし過去五年の事件統計を見ると、外
国人犯罪の比率にあまり変化はない。
16日:恒例の鹿狩り行われる  16日、昨年デュラン国王のご不調によ
り行われなかった鹿猟が、今年は例年通り
行われ、関係者は胸をなでおろしている。
 しかし一方では、ここ数年お姿が見られ
ないステラ王妃のご病状が、どのようにな
られたのか気がかりとなっている。
18日:城内の礼拝堂 百年ぶりに修復  18日、ドルファン城内にあるカテラ礼
拝堂が、実に百年ぶりに修復が開始された。
 カテラ礼拝堂は、その建築美から建立当
初のまま手がつけられておらず、五十年前
のドルファン城外装工事の時も、修復が保
留されたほどであった。
D28年10月第4週
19日:アレイス4世死去  19日、ヴァン=トルキアのハーベルン
の古城で、反国王派の旗印であったアレイ
ス4世が心不全により他界した。
 王位継承戦で敗れて以来、アレイス家は
ゲリラ活動を行うことによって、その存在
を誇示し続けてきた。
20日:現国王 哀惜の意を表明  ヴァン=トルキアのクルニガム国王は、
王位継承問題から争いを続けてきたアレイ
ス4世の死に対し、哀惜の意を表明した。
 今後、ヴァン=トルキアでは、旗頭亡き
後のアレイス派ゲリラの動向が注目される。
21日:農作物の被害 過去十年間で最高  国産部農林管理局の報告によると、今夏
の冷害による作物の被害額は、過去十年間
で最高になるものと推計された模様。
 市場では穀物の値が上昇し、国産部に対
応策が求められている。
23日:ステラ王妃死亡説再掲載  ここ数年姿をお見せにならないステラ王
妃の安否が気遣われる中、ヴァネッサが配
布しているリベラル紙は、王妃は3年前の
ご病気の第一報時に既に他界しているとし
た内容の記事を掲載した。
 尚、この記事は3年前のものの復刻。
24日:ヴァネッサ構成員をトルクが襲撃  24日午後、ドルファン地区城南区の路
上で、リベラル紙を配布していたヴァネッ
サ構成員2人が、トルクを自称する若者ら
6人に襲われ重体。
 地区警備班は、この犯人6名を逮捕する
と共にヴァネッサへ警戒を呼びかけている。
D28年10月第5週〜11月第1週
26日:プリシラ王女 19回目の誕生日
(Case:1:プリシラが無事)
 26日、プリシラ王女が19回目のお誕
生日を迎えられた。
 王女は来年で20歳を迎えられ、ご結婚
相手等々一層ご注目を浴びられることが予
想に難くない。
26日:王女のお飲物に薬物混入
(Case:2:ライズを連れて行き白を選択)
 26日開かれたプリシラ王女の19回目
のご誕生パーティーにおいて、王女のお飲
物に薬物が混入されるという事件が起きた。
 幸いにも薬物はシアニン系のもので、王
女は軽度の中毒になられたものの、医師団
の話では二、三日でご回復されるとのこと。
28日:今度は王女の養子説掲載  ヴァネッサが配布しているリベラル紙が、
今度はプリシラ王女養子説を掲載し、王室
に対する中傷を行っている。
 この王女に関する中傷は、毎年この時期
になると定期的に行われるが、リベラル紙
に掲載されたのは、今回が初。
30日:地区警備班 左右抗争を警戒  各地区警備班は、左派組織ヴァネッサと
実質上の右派にあたるトルクが、抗争を起
こしかねない状態にあることで、警戒感を
強めている。
 地区警備班では、巡回の強化や情報収集
の強化に努めている模様。
 1日:第206回建国記念日  1日、第206回建国記念の祝典が、ド
ルファン城内青の広間で行われた。
 今年は経費削減の観点から、祝典は慎ま
しやかなものになり、今後この建国記念の
祝典の継続に影を落とした。
D28年11月第2週
 3日:国境周辺に不穏な動きなし  11月に入り、国境線近辺には不穏な動
きもなく、これまでの緊張状態を忘れるよ
うな月日が続いている。
 しかし、イエルグ派プロキア軍は健在で
あり、ヴァルファバラハリアンの消息はつ
かめない為、見えぬ脅威は去り止まない。
 4日:アレイス派ゲリラ解散を宣言  4日、ヴァン=トルキアのハーベルンで、
先にアレイス4世を失ったアレイス派ゲリ
ラが、クルニガム国王に対し解散を意味す
る内容の宣言を行った。
 これに対しクルニガム国王は、解散は民
衆の望むところとして、評価している模様。
 5日:トルク ヴァネッサ支部を襲撃  5日午後、ドルファン地区城北区にある
ヴァネッサ支部を、トルクの若者等20人
が襲撃し、両派合わせて15人が重軽傷を
負った。
 7日:軍部 銃火器導入へ前進  7日開かれた軍部上層部による軍制会議
において、騎士団の再編成と銃火器の導入
を前向きに検討することで、各責任者間の
合意に至った模様。
D28年11月第3週
10日:トルク政権 更に極右化へ  ゲルタニア総選挙において新トルク党が
第一党になってから一年が経過し、現政権
の極右化が更に進んでいる模様。
 10日には外国人排斥法が可決され、施
行後はゲルタニア国内の外国人は強制退去
を余儀なくされ、深刻な問題となっている。
11日:王室会議 ゲルタニア難民を懸念  王室会議では、ゲルタニアで外国人排斥
法が実施されるにあたり、難民化した外国
人が大量にドルファンに流入する恐れが出
てきた事で、対応策の討議を重ねている模
様。
13日:ダイヤモンド採掘事業不振  現在ザクロイド財閥が、熱帯圏ザイール
地方ジンバラで行っているダイヤモンド採
掘事業で、かなりの損失を被っている事が
財界関係者の間で噂になっている。
 尚、ザクロイド側は、この種の噂を13
日の財界パーティーの席で否定している。
14日:漁船転覆で16人が死亡  14日未明、エドワーズ島沖で漁猟中の
漁船が高波に遭い転覆し、乗組員16人が
死亡した模様。
 現場海域は昨夜からシケ状態で、危険が
指摘されていた。
D28年11月第4週
17日:ゲルタニアで外国人排斥法施行  17日、ゲルタニアで、可決から一週間
という早さで外国人排斥法が施行された。
 現在、首都ベルリンを中心に治安警察と
国軍が出動し、外国人の国外退去を強行す
ると共に、暴動への警戒を行っている。
19日:王室会議 難民受け入れで対立  19日開かれた王室会議では、ゲルタニ
アから流出した難民への対応について、上
位であられるデュノス国王と次席のピクシ
ス卿との間で対立が起きた模様。
 ちなみに国王は受け入れの立場をとられ、
ピクシス卿は拒絶の立場をとっている。
20日:王室会議 難民受け入れへ  20日の王室会議で、参位のエリータス
家が国王支持に回った為、デュノス国王の
ご意見である難民受け入れで合意に至った。
 ピクシス卿の意見が会議を通過しなかっ
たのは傭兵徴募討議以来、二度目。卿から
すれば希有の事態といえる。
21日:外国人の定義に格差  ドルファンと、現在極右政権であるゲル
タニアとの間では、「外国人」の定義に格
差があることが明白となった。
 ドルファンの外国人の定義は、邦国籍を
持たざる者であるのに対し、ゲルタニアで
はトルキア人以外の民族を指している。
22日:トルク 難民受け入れを抗議  22日午後、先の王室会議の方針に対し
抗議するデモが、トルク青年等を中心とし
て400人規模で行われた。
 現在、国内ではトルク(トルキア人至上
主義)が拡大しつつあり、このままでは強
力な右派勢力を形成する恐れがある。
D28年11月第5週
23日:首都城塞も難民受け入れ  23日午前、ゲルタニアから流出した難
民の一部を首都城塞でも受け入れた。
 難民には今後傭兵と同じ扱いで査証が発
行され、規定期間内での滞在と就労が認め
られる模様。
25日:トルク青年 難民を殺害  25日午前、シーエアー地区港北区の路
上で、自称トルクの青年が、ゲルタニア難
民の男性を殺害し、地区警備班に逮捕され
た。
 今後、地区警備班では類似事件を防止す
る為、警備の強化に努める模様。
26日:ゲルタニア軍撤収問題  アレイス派ゲリラ解散に伴い、ヴァン=
トルキアに駐留しているゲルタニア軍の存
在意義に波紋が起こっている。
 クルニガム国王はゲルタニアに対し、撤
収を呼びかけているが、ゲルタニア政府に
は撤収の意志はない様子。
27日:ザイール地方で大規模地震  27日、熱帯圏ザイール地方を中心に、
強度の地震が発生し、各地で被害が確認さ
れている。
 ザクロイド財閥が融資を行っているジン
バラでも、大多数の死傷者を出した模様。
28日:ザクロイド財閥事業縮小へ  28日、ザクロイド財閥はジンバラでの
ダイヤモンド採掘事業を中止することを明
らかにした。更にジンバラ政府への融資も
今月限りで終了する模様。
 今回の件で財閥の事業が縮小の方向へ向
かうことは、ほぼ確実視されている。
D28年12月第1週
 1日:国境線付近異常なし  12月に入って、テラ河国境線付近に不
穏な動きは見られず、先月に引き続き大規
模な軍事行動が起こる気配は無い模様。
 2日:建設中途の軍施設が炎上  2日深夜、フェンネル地区城壁区の建設
が一時中止となっていた軍施設建設現場で
火災が発生し、資材置き場や詰所などが延
焼する事故となった。
 3日:ハーベルンで両代表和解  3日、ヴァン=トルキアのハーベルンで
国王派の代表者とアレイス派の代表者が会
談し、和解が成立した。
 これからの問題は、駐留しているゲルタ
ニア軍への対応が中心となる模様。
 6日:ダナンに不穏な動き  6日、ダナン駐屯大隊からの報告による
と、ダナンと旧軍事地区イリハとの間に存
在する廃村で、復旧工事が開始されたとの
報告がもたらされた。
 尚、廃村ではベルシス家直属の部隊が警
戒にあたっており詳細はつかめない模様。
D28年12月第2週
 7日:ベルシス家部隊と一騒動  7日、ダナンに隣接する廃村で、内部へ
立ち入ろうとした駐屯大隊の小隊が、ベル
シス家直属の部隊と、あわや衝突といった
騒動が起きた。
 結局、この騒動は駐屯大隊側が折れて、
事なきを得た模様。
 8日:ベルシス家へ釈明求める  8日、王室会議は、ダナンを統治するベ
ルシス家に対し、廃村復旧工事と騎士団の
立入拒絶の両方について釈明を求める内容
の通達を行った。
 9日:ベルシス卿より答申  9日、ベルシス家の当主ゼノス・ベルシ
ス卿は、王室会議からの詰問に対し、以下
のように答申した。
 廃村復旧工事はダナンの工場区を将来移
転する為とし、立入拒絶は自治権を所有す
る側として当然の権利と説明。
11日:ゲルタニア難民 民家を襲う  11日夕刻、フェンネル地区住宅区で、
ゲルタニア難民として入国したゲルト人5
人が民家を襲い、家族4人を負傷させ現金
を強奪する事件が発生した。
 犯行に及んだ5人は、通報によって駆け
つけた地区警備班によって逮捕された。
12日:トルク 住民を扇動し排斥デモ  12日午後、フェンネル地区フェンネル
駅前で、住民による難民排斥デモが行われ
た。
 しかし、このデモはトルクの扇動により
行われたものとして、地区警備班はトルク
への警戒感を強めている。
D28年12月第3週
15日:統計調査局 難民犯罪増加を指摘  15日、厚生部統計調査局の報告による
と、難民による犯罪は軽犯罪を主に126
件と、治安低下を指摘する内容であった。
16日:王室会議 治安維持を強化  16日開かれた王室会議で、首都城塞内
の治安維持を強化する為、ゲルタニアの治
安警察レベルの組織を編成する内容の討議
が行われた。
 尚、ヴァネッサは会議の内容を、極右化
の助長として非難している。
17日:燐光石価格値上げへ  17日、灯火原料として使用されている
燐光石の原価が、来月初旬から値上げされ
ることが関係者の話で明らかになった。
 この背景には、ザクロイド財閥の損失回
収があると見られ、燐光石市場を独占する
財閥への非難は高まっている。
18日:ヘルシオ公 南東地域へ宣戦布告  18日、プロキアのヘルシオ公は、現在
政権下から離れている南東地域のイエルグ
家に対し、武力による制圧を行うことを表
明した。
19日:ヘルシオ公支配に危機?  18日に宣戦布告を行ったヘルシオ公の
支配体制に揺らぎがあることが指摘されて
いる。
 今回の宣戦布告も、高まる内部不満を南
東地域に向け回避を図ろうとしているもの
と見られている。
D28年12月第4週
21日:プロキア軍 首都を出発  21日、南東地域制圧を行う為、プロキ
ア軍が、首都プロキアを出発した。
 今回は、フィンセン公時代の二の舞を恐
れ、南西地域のプロキア軍を派遣。主力は
ヘルシオ公と共に首都で待機の模様。
23日:グローニュでプロキア軍同士衝突  23日、プロキア南東地域の玄関口グロ
ーニュを舞台に、プロキア軍同士の戦闘が
始まった模様。
 ヘルシオ公の軍勢が3、イエルグ大佐の
軍勢が2と、ややヘルシオ公側に有利と見
られている。
24日:37年ぶりの降雪を確認  クリスマスイヴである24日夕刻、37
年ぶりに降雪が確認され、人々は珍しい天
からの贈り物に心を奪われた模様。
26日:グローニュの戦闘長期化へ  プロキア領グローニュで行われているプ
ロキア軍同士の戦闘は、ややヘルシオ公側
に有利なものの一進一退が続いており、長
期化が予想される。
D28年12月第5週〜D29年1月第1週
29日:王室会議 最終報告会  29日、今年最後の王室会議が、各部の
最終報告会を中心に行われた。
 今年の会議は、国内の治安維持問題とプ
ロキアとの関係改善について話し合われ、
この二点を来年の課題として閉会した模様。
31日:各地でシルベスター  31日、各地でシルベスターが催され、
冬空の中、カウントダウンの声と花火の音
で盛り上がった。
 1日:デュラン国王 新年第一回公務  1日午前、ドルファン城謁見の間におい
て、デュラン国王の謁見が行われた。謁見
は王室会議の各位、各部代表者の順で行わ
れ、この際プリシラ王女も同席された。
 尚、今年もエリス王妃は、ご欠席され、
ご病状が気遣われる。
 1日:第一回王室会議開かれる  1日午後、第一回王室会議が開かれた。
 今年は国内治安維持とプロキアとの関係
改善を中心に討議が行われた。
 2日:王妃のご病状公開を求める  2日、ヴァネッサの配布するリベラル紙
は、王妃死亡説を否定するのであれば、王
室は病状を公開するべきだとする内容の記
事が掲載され、物議をかもしだしている。
 3日:ヴァネッサ各支部に投石  3日、ヴァネッサの各支部に石が投げ込
まれる騒ぎが発生し、器物破損事件として
地区警備班はトルクを中心に捜査を進めて
いる。
D29年1月第2週
 4日:ヘルシオ公側 グローニュ戦勝利  4日、グローニュで繰り広げられていた
プロキア軍同士の戦闘において、ヘルシオ
公側の部隊が勝利を収めたことが明らかに
なった。
 尚、ヘルシオ公は、このままハーベンま
で攻め入る模様。
 5日:燐光石値上げ実施  5日、燐光石の値上げが実施され、各方
面で不満の声が高まっている。
 来週11日にシベリアからキルギスキー
大使が訪れ、燐光石自由化交渉に入るが、
輸出入部門の総括オーリマン卿がいる限り
実現は難しいものと思われる。
 7日:投石のトルク青年4人逮捕  3日に起きたヴァネッサ支部投石騒ぎで、
地区警備班はトルク青年4人を器物破損の
容疑で逮捕した。
 青年等は、ヴァネッサの王室中傷に対す
る報復として行ったものと供述している。
 8日:廃村復旧工事現場で行方不明  8日、ダナンに隣接する廃村で行われて
いる復旧工事の現場で、駐屯大隊所属の兵
士2人が行方不明になったとして、軍部内
務査察班は、ベルシス家に現場の捜索許可
を求めている。
 9日:行方不明兵士遺体で発見  8日から行方不明になっていた兵士2人
が、9日午後、復旧工事現場近くで遺体と
なって発見された。
 尚、現場への捜索許可は結局認められず、
遺体はベルシス家直属の兵士によって発見
された。
10日:死亡した兵士は密偵?  9日に遺体となって発見された兵士2人
は、廃村復旧工事を内偵する為の密偵とし
て駐屯大隊から送り込まれていたとする噂
が、関係者の間で流れている。
 尚、軍部からコメントはない模様。
D29年1月第3週
11日:ハーベンで攻防戦開始  11日、イエルグ家の拠点ハーベンにお
いて、ヘルシオ公派のプロキア軍とイエル
グ大佐派のプロキア軍との激しい攻防戦が
開始された模様。
 尚、首都から増援部隊がハーベン方面へ
向かっており、ヘルシオ公は必勝の構え。
12日:シベリア大使来訪  12日午後、シベリア大使であるキルギ
スキー卿が、ドルファン港に到着し、今回
の来訪目的である燐光石自由化を実現させ
るとの意気込みを、周囲に語っていた。
 尚、オーリマン卿との会談は14日に行
われる予定。
13日:地区警備班 トルクを警戒  12日にシベリア大使がドルファンを訪
れたことで、実質上の右派であるトルクに
よる大使襲撃を懸念し、厳重な警戒態勢を
とっている。
 ちなみに13日午前には、トルク青年2
人を武器の不法所持で逮捕した。
14日:燐光石自由化を阻止  14日行われたオーリマン卿とキルギス
キー大使との会談の席上、オーリマン卿は
燐光石の自由化は国の威信を揺るがすもの
として、断固拒否の構えを見せた。
 尚、会談は6時間に渡って行われたが、
結局平行線で終始した模様。
16日:攻防戦はヘルシオ公側優位に  プロキア領ハーベンで行われているプロ
キア軍同士の戦闘は、ヘルシオ公側の増援
部隊が到着したことで、ほぼヘルシオ公の
勝利は間違いないものと見られている。
17日:イエルグ大佐降伏により戦闘終結  17日夕刻、ハーベンにおける攻防戦が
イエルグ大佐の降伏により、ヘルシオ公側
の勝利で終結した。
 イエルグ大佐は降伏の理由として、同国
軍同士による疲弊を懸念した点を挙げてお
り、その点をヘルシオ公も評価する模様。
D29年1月第4週
19日:プロキア再統一へ  19日、プロキアのヘルシオ公は、南東
地域の再併合に成功したとして、プロキア
の再統一を各国へアピールした。
 尚、イエルグ家を敢えて赦免したことに
より、ヘルシオ公の国内における支持率は
回復の傾向にある模様。
20日:プロキア 休戦協定締結を申し出  20日、プロキアのヘルシオ公は、国内
の分裂が理由で長いこと棚上げになってい
たドルファンとの休戦協定を近日中に締結
したいとの申し出を、王室会議に対してお
こなった。
21日:王室会議 休戦協定に賛同  21日午後、王室会議はプロキアのヘル
シオ公に対し、休戦協定の締結に賛同する
ことを明らかにした。
 尚、調印式の日程は未定。
22日:調印式は来月15日を予定  ドルファンとプロキアとの休戦協定締結
における調印式が、両国の調整の結果、来
月15日に国境都市ダナンで行われること
で合意に至った。
24日:外国人排斥の気運高まる  国内で外国人排斥の気運が高まっている
ことが、厚生部統計調査局の調べで明らか
になった。
 やはり筆頭は国内の治安低下で、難民に
対する警戒感が色濃く、同時に外国人傭兵
に対する不信感がぬぐい去れない様子。
D29年1月第5週
25日:オーリマン卿 お忍びで観劇
(Case.1:爆弾テロ発生せず)
 25日の劇団アガサの公演で、オーリマ
ン卿は特別席から抜けだし、一般席最前列
で観劇を楽しんでいた事が、劇団関係者の
証言で明らかになった。
 卿は観劇が大の趣味で、時折一般人に立
ち混じって観劇を楽しむとのこと。
25日:二点同時爆弾テロ発生
(Case.2:教会のみ防いだ)
 25日午後、フェンネル地区のシアター
とドルファン国立公園で、同時に爆弾テロ
が発生し、死傷者が相次いだ。
 尚、観劇に来ていたベイラム・オーリマ
ン卿も、テロに巻き込まれて死亡し、今後
に多大なる影響を及ぼす事が予想される。
25日:爆弾テロでオーリマン卿死去
(Case.3:公園と教会のみ防いだ)
 25日午後、フェンネル地区のシアター
で爆弾テロが発生し、ベイラム・オーリマ
ン卿を含む12人が死亡し26人が重軽傷。
 尚、ドルファン国立公園とドルファン教
会でも爆弾が発見されたが、東洋人傭兵の
手によって無事処理された。
25日:爆弾テロ未然に防がれる
(Case.4:自力で全て阻止 ゼールビス倒せず)
 25日午後、フェンネル地区のシアター
をはじめとして、計3ヶ所に爆弾が仕掛け
られていたが、東洋人傭兵の迅速な処理に
より大事に至らなかった。
 地区警備班では同時多発テロを狙ったも
のとして、犯人の行方を追っている。
25日:爆弾テロ未然に防がれる
(Case.5:自力で全て阻止 ゼールビス倒す)
 25日午後、フェンネル地区のシアター
をはじめとして、計3ヶ所に爆弾が仕掛け
られていたが、東洋人傭兵の迅速な処理に
より大事に至らなかった。
 尚、実行犯と思われる国際指名手配犯の
ミハエル・ゼールビスは格闘中死亡した。
25日:爆弾テロ未然に防がれる
(Case.6:メネシスが協力 ゼールビス倒せず)
 25日午後、フェンネル地区のシアター
をはじめとして、計3ヶ所に爆弾が仕掛け
られていたが、居合わせた化学者の迅速な
処理により不発に終わった。
 地区警備班では同時多発テロを狙ったも
のとして、犯人の行方を追っている。
25日:爆弾テロ未然に防がれる
(Case.7:メネシスが協力 ゼールビス倒す)
 25日午後、フェンネル地区のシアター
をはじめとして、計3ヶ所に爆弾が仕掛け
られていたが、居合わせた化学者の迅速な
処理により不発に終わった。
 尚、実行犯と思われる国際指名手配犯の
ミハエル・ゼールビスは格闘中死亡した。
26日:4年ぶりにガリレアすい星観測  26日、スィーズランドの天文観測台で
4年ぶりにガリレアすい星が観測された。
 ガリレアすい星は、8年前ガリレア・ガ
リネシス氏が発見したもので、以来その名
がつけられている。
26日:輸出入部門一新へ
(Case:オーリマン卿死亡)
 26日、王室会議はオーリマン卿の死去
を理由に輸出入部門の一新を行い、後任は
アルダナル・ピクシス卿に即決した。
 尚、ベイラム・オーリマン卿の葬儀がマ
リーゴールド地区の屋敷で行われ、王室会
議からも哀惜の意が伝えられた模様。
28日:ヴァルファ 廃村に出現  28日午後、行方が確認されていなかっ
た傭兵騎士団ヴァルファバラハリアンの残
存部隊が、ダナンに隣接する廃村から出現
し、イリハで演習中のダナン駐屯大隊を急
襲するという信じがたい事件が起きた。
 尚、駐屯大隊はウエールまで後退。
29日:ベルシス家 ヴァルファと結託  29日午前、ダナンを統治するベルシス
家の当主ゼノス・ベルシス卿から、王室会
議に対する宣戦布告が行われた。
 尚、ヴァルファバラハリアンはダナンに
布陣し、首都城塞からの攻撃に備えている
模様。
30日:王室会議 ダナン攻撃を要請  30日午前、王室会議は、29日のベル
シス卿からの宣戦布告を受けて、ダナン攻
撃を軍部へ要請した。
 尚、一時ウエールまで後退していた駐屯
大隊が体勢を立て直し、現在ダナンへ向け
て進軍中の模様。
31日:軍部 一部の部隊を除き出撃命令  31日午前、軍部は騎士団各大隊に対し
出撃命令を出したが、第二大隊及び外国人
傭兵部隊などには命令が下らなかった。
D29年2月第1週
 1日:王室会議 出撃要請を撤回  1日、緊急に開かれた王室会議で、ダナ
ン対応策の方針が変更され、軍部に出撃を
中止する旨を通達した。
 これを受けて軍部は、出撃を中止すると
共に、既に出撃した大隊の呼び戻しを行う
など、一時は混乱を極めた模様。
 2日:ダナンへは「兵糧攻め」  先の出撃要請撤回について王室会議は、
騎士団の疲弊を避ける為に兵糧攻めを行う
として、不満の高まっていた軍部に対して
事情を明らかにした模様。
 尚、この「兵糧攻め」の提言者はアナベ
ル・ピクシス卿と見られている。
 3日:元駐屯大隊が独断戦闘開始  3日、出撃中止を受けてイリハ付近で停
滞していた元ダナン駐屯大隊が、独断でダ
ナンのヴァルファバラハリアンと戦闘を開
始した模様。
 これに対し軍部は、戦闘の即時中止とウ
エールへの撤収を勧告している。
 4日:「兵糧攻め」は弱腰と騎士団幹部  4日午後、騎士団各大隊の責任者が連名
で、今回の「兵糧攻め」を非難する内容の
意見書を、王室会議に提出した。
 5日:王室会議 プロキアへ協力要請  5日午前、王室会議はプロキアのヘルシ
オ公に対し、ダナンへの「兵糧攻め」に協
力するよう要請した。
 この要請に対し、プロキア側は承諾の返
信を即時寄越した模様。
 6日:元駐屯大隊ウエールへ敗走  6日、独断でダナンのヴァルファバラハ
リアンとの戦闘を行っていた元ダナン駐屯
大隊が、ウエールへ向けて敗走中であると
の報告が入った。
 尚、ヴァルファ側の追撃はない模様。
D29年2月第2週
 9日:テロリストと近衛兵団衝突
 (Case.1:王女誘拐事件が起こり、救出失敗)
 9日夕刻、ドルファン城内においてテロ
リスト集団と近衛兵団が激しい戦闘を繰り
広げるという前代未聞の事件が起きた。
 尚、テロリストは全員死亡。
 このテロリストはサーカス団に擬装し、
王室からの招待を受けていた。
 9日:東洋人傭兵 王女を救出
 (Case.2:王女誘拐事件が起こり 救出成功)
 9日夕刻、プリシラ王女がテロリストに
ら致されるという前代未聞の事件が発生し
たが、東洋人傭兵の活躍により無事救出さ
れた。
 尚、今回の事件はサーカス団に擬装した
テロリストによる犯行。
10日:外国人に対する不安高まる  10日に起きたシベリア人テロリスト等
による一大事件は、一般市民の間に外国人
に対する強い不安感を植え付けた。
 地区警備班では起こりうる外国人排斥デ
モを警戒し、巡回を強化する模様。
11日:各地で外国人排斥デモ  11日、各地で外国人排斥を唱ったデモ
が、トルクの扇動により行われた。
 地区警備班は、難民や外国人傭兵が襲撃
される事態を懸念し、デモを包囲する形で
警戒に当たった。
12日:ダナンに動きなし  12日、ダナン近域をしょう戒中の部隊
からの報告によると、ダナンでは主立った
動きが見られず、軍事行動の予兆も見受け
られないとのこと。
 尚、兵糧攻めの効果は、ダナンの備蓄容
量から推算し、かなり先となる模様。
D29年2月第3週
16日:王室会議 調印式を来月に延期  16日午前、王室会議はプロキアとの休
戦協定締結における調印式を、諸般の事情
から来月中旬以降に延期することをプロキ
ア側へ伝え、プロキア側もこれに合意した
模様。
17日:地区警備班 トルクを警戒  地区警備班は、最近相次いで発生する難
民襲撃事件を苦慮し、トルクに対し厳重な
警戒を行っている。
 また一方では難民による犯罪の増加につ
いても懸念しており、地区警備班の憂いの
種は尽きそうにない。
17日:ピクシス卿 燐光石自由化を決定
(Case:オーリマン卿死亡)
 新しく輸出入部門の総括となったアルダ
ナル・ピクシス卿は、来月中旬からシベリ
ア産燐光石の輸入を解禁することを明らか
にした。
 これによりザクロイド財閥の燐光石市場
独占は、事実上終止符を打たれた。
18日:王室会議 外国人排斥法を検討  18日に開かれた王室会議では、国内の
治安低下に歯止めを掛ける施策として、外
国人排斥法が討議された。
 尚、この法案はゲルタニアで既に実施さ
れており、皮肉にも今回の難民問題を生ん
だ要因でもある。
19日:失業者によるデモ行進  19日午後、ドルファン地区を中心に失
業者によるデモ行進が行われた。
 このデモでは、難民に就労権を与えた事
で自らの就労権が犯されたとする半ば言い
がかりに近い内容の抗議が主となっていた。
D29年2月第4週
22日:ハンガリアで無差別テロ  22日、ハンガリアのペスタで爆弾を使
用した無差別テロが発生し、100人近い
死傷者が出た模様。
 爆弾は劇場に仕掛けられており、観劇に
訪れていた人々を無惨にも巻き込んだ。
 尚、ボルキア回帰戦線から犯行声明あり。
23日:軍部 銃火器導入を決定  23日、軍部は来年度から騎士団に銃兵
隊を設ける内容の新編成案を王室会議に提
出し、本格的な銃火器導入へ踏み出した。
 騎士団内部では未だ銃火器導入に不満の
声があがっているが、軍部ではその辺の調
整を行いつつ、新軍制へ移行する模様。
24日:王室会議 外国人排斥法を再討議  24日開かれた王室会議で、外国人排斥
法が再討議され、ほぼ実施の方向で話し合
いが進められた。
 この法案を押し進めているのはアナベル
・ピクシス卿で、今回はエリータス家もピ
クシス卿に肩入れする模様。
26日:新法の即時施行に疑問  最近法律学者の間で、新法の即時施行に
疑問を抱く声が聞かれる。
 ゲルタニアでは法案通過と同時に施行さ
れる例が現政権になってから多々見られ、
法の専横化を不安視する声が少なくない。
27日:外国人傭兵 女学生を暴行  27日夕刻、フェンネル地区河川区の路
上で、ドルファン学園の女生徒が外国人傭
兵に暴行されるという事件が発生した。
 犯人は逮捕されたものの、同様の事件が
以前にも起きた為、軍施設周辺住民の怒り
は収まらない模様。
28日:ヴァルファ軍団長を捕縛
(Case.1:通常)
 28日夕刻、ヴァルファバラハリアン軍
団長を捕縛したとの報告が、ダナンのベル
シス家からもたらされた。
 ベルシス側は、先の宣戦布告は止むにや
むなき事として、本意ではなかったことを
王室会議に対し釈明している。
28日:大型のハリケーン接近
(Case.2:ライズ特殊ルート)
 28日午後、気象観測班はドルファンに
大型のハリケーンが接近していることを明
らかにした。
 ハリケーンの通過は1日いっぱいとの事
で、各方面へ十分な警戒を呼びかけている。
D29年3月第1週
Case.1:通常の首都城砦戦が行われる場合
 1日:騎士団各大隊ダナンへ出発  1日午前、騎士団の一部の大隊は28日
にもたらされたヴァルファバラハリアン軍
団長捕縛の情報を受け、ダナン包囲に向け
て出発した。
 尚、このダナン包囲は、28日深夜に緊
急で開かれた王室会議にて決まったもの。
 3日:首都城塞をヴァルファが襲撃  3日午後、ヴァルファバラハリアンが首
都城塞を襲撃し、守備に残っていた第一大
隊と激しい戦闘が開始された。
 尚、ヴァルファ軍団長は健在であり、騎
士団はベルシスの策に乗せられた模様。
 4日:ヴァルファの猛攻で劣勢  首都城塞を死守している騎士団第一大隊
が、ヴァルファバラハリアンの猛攻を前に
劣勢を強いられている。
 尚、ダナンから各大隊が首都城塞へ全速
力で引き返して来ており、それまで持ちこ
たえられるかが勝負の分かれ目となる気配。
 5日:騎士団 ヴァルファを挟撃  5日、ダナンから全速力で引き返してき
た騎士団各大隊が間に合った為、ドルファ
ン側の形勢逆転となった。
 現在、首都城塞の第一大隊と引き返し組
とでヴァルファを挟撃する形となり、激し
い戦闘が繰り広げられている。
 6日:ヴァルファ必死の抵抗  首都城塞目前で繰り広げられている戦闘
は、ヴァルファバラハリアンの必死の抵抗
により、6日に入っても戦闘は決着を見な
い。
 しかし兵数では、ドルファン側が遥かに
勝っており、決着も時間の問題と言える。
 7日:騎士団 ヴァルファを壊滅  7日未明、ヴァルファバラハリアン軍団
長であるデュノス・ヴォルフガリオが討ち
取られ、全欧最強を誇った傭兵騎士団は、
ドルファン騎士団の前にひざを屈した。
 これにより三年に渡る神出鬼没の脅威に
ようやく終止符が打たれた。
Case.2:ライズルートで、ヴァルファの奇襲による首都侵入を許した場合
 1日:ヴァルファ首都城塞に侵入
(Case.2-1:ヴォルフガリオを倒さない)
 1日午前、嵐に乗じてヴァルファバラハ
リアンの軍団長以下十数人が、首都城塞に
侵入するという一大事が起きた。
 近衛兵団により最悪の事態は避けられた
ものの、城内に敵の侵入を許すという失態
は歴史に残る汚点といえなくもない。
 1日:ヴァルファ首都城塞に侵入
(Case.2-2:ヴォルフガリオを倒した)
 1日午前、嵐に乗じてヴァルファバラハ
リアンの軍団長以下十数人が、首都城塞に
侵入するという一大事が起きた。
 敵軍団長は城門前で東洋人傭兵と一騎打
ちを行った挙げ句自刃し、他の兵士も順次
投降した。
 3日:敵軍団長はデュノス公?  嵐に紛れて首都城塞に特攻してきたヴァ
ルファバラハリアンの軍団長が、実は病勢
されたと思われていたデュノス公であった
という、まことしやかな噂が流れている。
 この件に関して、当日敵と接触した近衛
兵団は口をつぐんで何も語ろうとしない。
 4日:王室会議 「戦争終結」発言  4日午後、王室会議は、先の敵軍侵入事
件において敵軍団長が死亡したことから、
約三年に渡った戦争は終結したものとする
内容の発言を行った。
 5日:ゼノス・ベルシス卿自害  5日午前、ダナンのベルシス邸で、当主
ゼノス・ベルシス卿が自害しているのが発
見され、世間を騒然とさせた。
 ベルシス家はヴァルファと結託し、王室
会議に対し宣戦布告を行った罪で、近く処
断される予定であった。
 6日:ヴァルファ残存部隊降伏  6日午後、ダナンに到着した騎士団大隊
に対し、軍団長を失ったヴァルファバラハ
リアンの残存部隊は抵抗もせず降伏した。
 7日:プロキアとの調印式は16日に  先月15日から見送られていたプロキア
との休戦協定締結における調印式が、今月
16日にプロキア領ハーベンで行われるこ
ととなり、約三年に渡った複雑な戦争にも、
ようやく終止符が打たれる模様。
イベントの発生時期により掲載日が不定
??日:遺跡区で崩落事故
※スーの遺跡崩落事故イベントが発生
カミツレ地区遺跡区で崩落事故が発生し、
現場を訪れていた女性が負傷した。
 文化部では観光客らに注意を呼びかけて
いるが、現場の封鎖などは行わない模様。
??日:女子中学生殺害で外国人を逮捕
※ロリィの誘拐事件後、救出に失敗
 カミツレ地区遺跡区の地下墓所内で、ド
ルファン学園中等部に通う女生徒が殺害さ
れる事件が発生し、地区警備班は自首して
きたキルト人男性を逮捕した。
 男は、騒がれたため首を絞めて殺したと
供述している。


誤植の訂正

ウィークリートピックスは膨大な量の文章により構成されていますので、やむをえず誤植が散見されます。
上記ではあえて原文をそのまま掲載しましたが、以下に明らかに誤植と思われるものとその訂正を掲載します。

D26/5/12 フィンセン公への使者を派遣した模様。→ヘルシオ公への使者を派遣した模様。
※旧公王のフィンセン公は既にゲルタニアに亡命しています。 同14日のプロキア会談とも整合性がありません。

D28/10/16・同23 ステラ王妃エリス王妃
※ステラは劇団アガサのオーディションで準ヒロイン役になった人物です。

D28/11/19・同20 デュノス国王デュラン国王
※デュノスは敵軍ヴァルファの軍団長です。


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