※以下の内容には重大なネタバレがありますのでご注意下さい
以下は電撃プレイステーションと電撃G'sマガジンで公開された脚本の田村純一氏による裏設定になります。
電撃プレイステーションは、同誌内で人気投票があり、人気のあったキャラから優先的に裏設定が明かされるという企画でした。
電撃G'sマガジンにも4回に渡って「おしえてナイト」という特設ページで裏設定が掲載されました。
(こちらも第1、2、4回の掲載誌を入手できましたので、公開します)
NTT出版の攻略本にも裏話が載っていますが、こちらは比較的入手し易いと思いますので、省略させていただきます。
※2009/3/01 ヴォーカライズのドラマ部分の台詞ログを追加
2010/1/18 電撃PS Vol.76王女暴走部分追記
2010/12/23 電撃PSライズ&冬馬さん対談ログ追加
物語に隠された秘話1 「最後の八騎将」
ライズ・ハイマー。
本名をライズ・ヴォルフガリオ・サリシュアンという。
全欧最強と名高い傭兵騎士団ヴァルファバラハリアン八騎将の1人で、「隠密のサリシュアン」の通り名を持っている。
ドルファン=プロキア戦争は、プロキアの内乱が起きた時点で、ヴァルファ側にとって敗色濃厚であった。
彼女の父であり軍団長でもあるヴォルフガリオは、愛娘ライズを、玉砕必至のこの戦争から離脱させるため、
あえて安全な敵地ドルファン首都城塞へ潜入を命じたのである。
その父の意図を知らないライズは、任務の必然性に疑いを抱くこともなく、残暑のドルファンへと潜入する。
彼女は剣士特有の指の柄傷(剣を握ることによりできる傷)を隠すため、常に手袋を装着。
そして、冷静な観察眼を保てるように、自ら感情の起伏を制御している。
その姿は、とても15歳の少女とは思えないほど冷淡で、ある種異様とも言える。
また、ライズの父であるデュノス・ヴォルフガリオは、現ドルファン国王のデュラン・ドルファンとは双子の兄弟である。
それゆえ、ライズも王家の血を引いており、プリシラ王女とはいとこの間柄になる。
だが、父の王家へ向ける憎しみを、いつしか自分が持つ憎しみであると彼女自身が錯覚し、それがプリシラ王女暗殺未遂事件を引き起こす。
しかし、ライズには若さゆえの甘さというべきか、少女としての心の揺らぎがあった。
使用された毒物は致死性が低く、ライズが非情に徹しきれなかったことを如実に物語っている。
自らを使命で束縛した少女ライズ。
彼女の明日は、まだ見えていない……。
物語に隠された秘話2 「残りし情念の果て」
アン…自分自身も、その名前しか覚えていない。
自分がかつてどこで何をしていたのか、自分の生い立ちすらも覚えていない。
ただ、忘れがたい記憶は、心の中に強く根づいている。
それは自責の念、後悔の念…愛する人を助けられなかった忌まわしい記憶。
人はときに、楽しく輝かしい思い出よりも、辛く凍てついた思い出ばかりを心に刻むことがある。
精神的外傷――トラウマ……
彼女は、その哀しい記憶を引きずり今まで生きてきた……いや、存在し続けてきたのである。
アンにはかつて、恋人がいた。 アルビア皇国の海軍将校、名はヴァイルという。
ドルファンとアルビアの海事安保条約が締結されたのが、約70年前のこと。 2人が出会ったのは、その条約締結の年の7月である。
ドルファン港に停泊していたアルビア軍船の乗員であったヴァイルが、波止場でチンピラに絡まれてたアンを偶然助けたのが、きっかけだった。
そして、お互いがかけがえのない存在になるまで、そう時間はかからなかった。
条約締結の翌年7月。 アンはヴァイルから求婚されることになる。 それを承諾したアンは、ヴァイルとともにアルビアへと向かう。
だが、運命は2人に非情であった。
彼女らを乗せたアルビア軍船は、エドワーズ島沖でハリケーンに見舞われ、乗員の半数がこの世を去る海難事故にあってしまうのだ。
そして、その犠牲者のなかには、ヴァイルも含まれていたのだった……。
事故直後、アンの名前は戸籍上から消えている。
しかし、アンは今も存在し続ける。
彼女にとって、無意味な"止まった時"の中で……。
物語に隠された秘話3 「家族の肖像」
ソフィアの家族は、父と母、そして弟……自分を含めた4人である。
父のロバートが、かつてドルファン騎士団(軍部陸戦担当兵団)の騎士であり、
ダナン駐留部隊所属であったため、ソフィアは首都でなく地方都市で生まれ、幼少時代を過ごしてきた。
母が病弱なせいで、ソフィアには母に遊んでもらった記憶がない。
それゆえか、かえって父と過ごした時間の方が長く、なかでも強く印象深く残っているものの1つに、オルゴールの話がある。
母の医療費のため、家計は非常に苦しかった。
だから誕生日プレゼントを買う余裕などあるはずもない……と、ソフィアは子供心にそう思っていた。
しかし、彼女の7歳の誕生日に、父はオルゴールをプレゼントしてくれたのである。
古びた木製の箱のふたを開けるとメロディーが奏でられ、幼い彼女を感激させた。
ふたの裏には手彫りで「愛しのソフィア」と刻まれており、その不器用な彫り方に、父の愛が強くにじみ出ていた。
今でもソフィアは、そのふたを開けるたびに目頭を熱くする……。
ソフィアが10歳のとき、ゲルタニアとプロキアとの間で軍事衝突が起こった。
父、ロバートが所属するダナン駐留部隊はプロキアの援軍として出撃したが、その際にロバートの指揮する小隊は壊滅、彼自身も脚に重傷を負ってしまう。
そして、後送されたロバートは責任を取らされ、軍からも除籍されることに。
そのことでロバートは自暴自棄になり、酒に溺れる生活を送る。
家計はますます貧窮し、ついには借金を重ねる状態にまで陥った。
それがソフィアの不幸の始まりであった……。
前回のライズ、アン、ソフィアの公式サイドストーリーに引き続き、コナミから届けられたプリシラ、メネシス、クレア、レズリーの4人分のストーリー。
今回は、この4人に焦点を当てて、シナリオの裏の部分を検証していく予定でした。
が、前回のキャラコンの順位に不満を持ったプリシラが突如乱入! 紙面を奪ってしまったんです…。
異議あり、異議あ〜〜〜りっ! なんで私が6位なんかなワケ?
仮にも王女である私がよ。 それもこれも、すべて今までの紹介記事がダメダメだったせいでしょ。
せめて、攻略記事を載せて償いなさいよねっ、さあ!
と、いうことで攻略編ね。
まず、私とのグッドエンドを迎えようと思ったら、全パラメータ50以上と、"聖騎士"の称号(レベル60以上、騎士勲章 100以上)が必要よ。
ま、私の相手を務めるなら、これくらいは当然でしょ?
あとは、以下のイベントをキチンとこなしていれば、私の心も傾いちゃうかも……?
キーイベント1 プリシラ登場
D26/8/12に発生する、私との最初の出会いイベント。非常召集でお城へ向かうあなたに、私が声を掛けるわけなんだけど……。もちろん相手してくれるわよね?
非常召集に応じないなんて、もってのほか。
あと、このときに馬術が15以上あると、私の印象度もアップ!
翌週のデートの待ち合わせでは、"必ず"最後まで待っててね。……私は行けないけど。
キーイベント2 誕生日パーティー
D27/10/26、キーイベント1をちゃんとクリアしていれば、私から招待状が届くはず。その席では、必ず"知らん"以外の答えを選んでね。
そうすれば、以後は教会で私のことを調べられるようになるわ。
CG絵:感激(?)の再会
▲ここが、実質のスタート地点と言えなくもないかな。
キーイベント3 誘拐事件発生
D29/2/8、好感度が♥4つ以上のときに発生。この日、私からお茶会の誘いの手紙が届くはずだけど、なんとそこで私が謎の道化師にさらわれてしまうの!
私の身の安全を考えるなら、まずはおとなしく道化師の言うとおりにすること。そして、改めて道化師を追いつめ、一騎討ちに勝利してね。
ここで負けてしまうようなことになれば、2度と私に会えなくなるわよ。
プリシラの奇行にはこんな理由が…
物語に隠された秘話1 「偽りの王女」
プリシラ・ドルファン……ドルファン王国の第一王女である。
しかし、現ドルファン国王デュラン・ドルファンは子どもが作れない体であった。
その事実は王室の禁忌となっており、知る者は少ないが疑いなき真実である。
つまり、プリシラは実子ではない。
彼女は、王室会議の筆頭であるピクシス家の当主アナベル・ピクシス卿の手によって用意された"偽者"であった。
プリシラ自身、自分が偽者である事を知っている。
だが、自分の本当の両親が、どこの誰なのかは知らない……。 というよりも、知る術がなかったのだ。
黒幕であるピクシス卿は全てを闇に葬り、ことを運んだのである。
かつてデュラン国王の双子の兄、デュノス・ドルファン(破滅のヴォルフガリオ)を国外へ追放したのも、また彼である。
「怪老」の異名を持つピクシス卿は、国家存続、国家安泰のためには手段を選ばない。
彼は、それほどの愛国者であった。
プリシラは、自らが偽りの王女であることに、正直嫌気がさしていた。
彼女は、ピエロに甘んじるには余りにも能動的すぎ、自我が強すぎたのだ。
そのため、城を抜け出すなど、ときに常軌を逸した行動に出る。 そのフラストレーションのはけ口として。
しかし、彼女は義理の父であるデュランの自分への愛情を肌で感じ、それに対して応えようと努力はしている。
それが、王女としての責任と職務を果たそうとする意思の現れである。
例え"偽り"だとしても――。
プリシラ王女、気は済みましたか?
さて、気を取り直して、こっちのページではメネシスたちのサイドストーリーを紹介しよう。
彼女たちには、ライズや、プリシラのように、シナリオ自体に大きな動きはない。
だが、今回のストーリーを読んだあと、改めてゲームをプレイすれば、そのセリフの裏に秘められた彼女たちの想いを感じ取ることができるだろう。
化学だけを愛し続ける彼女が見せる意外な一面
物語に隠された秘話2 「化学の使徒」
メネシスが生まれたのは、スィーズランドのローザンヌという地方都市である。
誕生年月日は正確にはわからない。 なぜなら、彼女は教会の前に置き去りにされた孤児だったからである。
教会の福祉施設で育てられたメネシスは、物心ついた頃から、学問に異常なまでの興味を示した。
年を取るにしたがい、孤児であるコンプレックスも相まって、彼女は全身全霊を学問に傾けた。
その甲斐あって、名門・リーデン学術院に奨学生として受け入れられたが、ただし、その代償として人格は極端に歪んでしまう。
あまりに学問一筋であったためか、そのほかの精神的な部分での成長が伴わなかったのだ。
メネシスはリーデン学術院において化学(リバイテック)の存在を知る。
化学の開祖であるガリレア・ガリネシスが自ら開いている講義に出席し、化学の創造力と新時代を担う力に魅せられた彼女は、化学者になることを志す。
そして更なる精進により、ついにはガリレアの直弟子にまで上りつめ、彼の下で懸命に研究を続けた。
だが、そんな優秀な彼女を上回る人間が学院にはいた。
名をミハエル・ゼールビス……
のちにテロリストとして国際指名手配を受けることになるこの男は、メネシスにとってライバルであり、また憧れでもあった。
彼女はゼールビスの存在により、自分にも恋愛感情があることに生まれて初めて気づくが、
自らを化学の使徒と思い込むことで、懸命にその感情を否定しようとしたのだった。
そう、そして今もなお――。
青春時代……クレアの過去に秘められた三角関係物語
物語に隠された秘話3 「夫との出会い」
クレア・ウインストン、これが彼女の結婚前の名前である。
ハンガリアのボルクにある学術院に通っており、夫となるヤングと出会ったのも、その頃であった。
2人の出会いの場は、ハンガリア陸軍兵舎に近い馬術練習場である。 この練習場は民間人だけでなく、軍関係者も利用する。
クレアが19歳の時、当時ハンガリア陸軍の兵卒であったヤングと、のちにヴァルファバラハリアン八騎将の1人となるセイル・ネクセラリアの2人に出会った。
このときにヤングが発した言葉というのは、「女が馬に乗れたところで…」のひとことであった。
よって、クレアのヤングに対する第一印象は正直言って良くないものだった。
粗雑で意外と奥手のヤングに対し、逆に多少影があるものの紳士的に接してくれたセイルには、今後の展開を期待させる何かを感じていた。
この時点で、すでにセイルに軍配が上がっていたと言えよう。
そして、クレアを巡るヤングとセイルの三角関係は、セイルが勝利することになる。
しかし、セイルは軍で上官刺殺事件を起こし、クレアの前から突如として姿を消してしまう。
クレアは失意のあまりしばらくは誰とも口を利こうとはしなかった。
だが、ヤングは待った。 クレアとの距離を置きつつも、彼女を慰めたり、力づけたり……。
そして、出会いから6年、クレア25歳、ヤング27歳の年に、2人は結婚。
ヤング、忍耐の逆転勝利の瞬間である。
レズリーに影響を与えた叔父とはどんな人物?
物語に隠された秘話4 「絵画のある風景」
レズリーが絵を描くようになったのには理由がある。
それは、叔父の存在。 マークス・ブリングスという男が彼女に多大なる影響を与えた。
叔父・マークスは、レズリーの母の弟である。 レズリーが10歳のとき、マークスは29歳。
多少、風来坊的な感のあるこの叔父は、絵をたしなみ、旅をしては各地の風景をキャンパスに描きとどめていた。
レズリーの両親は、軍部情報局の人間であった。 非常に多忙で、家を空けることも珍しくなかった。
そのため、幼いレズリーは、いつも1人で留守番をしていた。 そんな彼女の心の拠りどころは、叔父の存在であった。
マークスもレズリーをかわいがり、彼女の家を訪ねたり、ときには自分のアトリエに呼んだりして、彼女の孤独な心を癒してくれていた。
そんな叔父に対して、レズリーは恋愛感情にも似た想いを抱き、自らも絵を描いて叔父の物の見かたや考えかたに近づこうとする。
だから、一生懸命に絵を描いた……。
だが、マークスとの別れが来る。
レズリーが12歳のとき、彼はスィーズランドのヒュッケンホルンへ旅立ち、そして二度と帰らぬ人になってしまう。
しかも、その直前、レズリーの両親はダナンへと転属している。
つまり彼女は、両親に置き去りにされただけでなく、同時に心の支えであった叔父にも去られてしまう形になる。
今、レズリーは叔父のアトリエに1人で住んでいる。
ただ、ひたすら絵を描きながら……。
Vol.76の王女暴走部分を追加しました。 確定ではないのですが、この部分のテキストも田村氏のような気がします。
Vol.75では各キャラに1ページ割かれており、裏話は下部に掲載。 上部はヒロインのイラストと、電プレのライターによる攻略記事、読者のコメントとイラストでした。
ちなみに人気ランキングは以下のようになっていました。 (Vol.76の4人はランキングは(あまり)関係ありません。)
1 | ライズ・ハイマー | 214P |
2 | アン | 156P |
3 | ソフィア・ロベリンゲ | 112P |
4 | ロリィ・コールウェル | 108P |
5 | レズリー・ロピカーナ | 86P |
6 | プリシラ・ドルファン | 62P |
7 | ハンナ・ショースキー | 56P |
8 | セーラ・ピクシス | 52P |
8 | クレア・マジョラム | 52P |
10 | ジーン・ペトロモーラ | 48P |
11 | リンダ・ザクロイド | 42P |
12 | スー・グラフトン | 37P |
13 | キャロル・パレッキー | 34P |
14 | テディー・アデレード | 33P |
15 | メネシス | 31P |
16 | ノエル・アシェッタ | 28P |
女の子のヒミツと世界の謎に迫る! みつめてナイトファンページ
おしえてナイト
今回から連載するこの『おしえてナイト』は、『みつめてナイト』に登場する女の子たちの、
ゲームではあまり語られない裏話やヒミツを Q&A形式で紹介していくコーナーだ。
世界観についての気になる疑問や裏設定なども紹介するぞ。 緻密に設定された奥の深い『みつめてナイト』の世界を堪能してほしい。
記念すべき第1回目は、ドルファン学園に通う4人の女の子が登場だ!
Q
学園では有名人ってホント?
A
ソフィアはおとなしくて、あまり目立たない女の子。なのに、学園内では有名な存在だったりする。その理由はジョアンのせい。
バラを口にくわえた怪しい男が連日のように学園前で、「愛しのソフィア〜」などとさけんでいれば、一般生徒たちは「ソフィアって何者?」と思ってしまって当たり前だよね。
修学旅行のイベントでレズリーと出会った場合、レズリーはソフィアと顔見知りのような発言をする。
しかし、実際に2人は話をしたことがあるわけではなく、上のような理由でレズリーのほうが一方的に、有名人であるソフィアのことを知っているだけなのだ。
Q
ソフィアと父親の関係は?
A
かなり不遇な家庭環境に置かれているソフィア。
まず母親は病弱で、心臓を患っている。 さらにミールという弟がいるのだけれど、その弟も心の病に犯されている。
そのためもともと家があまり裕福でないということもあって、母親は弟の世話にかかりっきりで、ソフィアにまで愛情を回す余裕がなかった。
そうした事情から、ソフィアと母親はあまり仲が良くない。 というか、しっくりいっていない。
そのためかソフィアは、お父さんっ子だ。
幼いころから父親と接することが多かったため、たとえ酒に溺れてしまっているような父親であっても、彼女は大好きなのだ。
CG絵:「思わず平手打ち」
▲おとなしい彼女も、大好きな父をけなされるとさすがに怒る!
Q
姉がいるそうだけどどんな人なの?
A
ゲーム中には直接登場しないけど、じつはハンナには姉がいる。
ハンナとは正反対のキャピキャピした性格の、乙女チックな女性だ。
そして妹のハンナが大好きで、いつも彼女にべったりしている。
従姉妹のキャロルとハンナはお互い性格がサバサバしているので気が合い、
たまに2人で遊びに出かけることもあるが、そのときハンナは必ず、姉には黙って出かけるらしい。
というのも、もしバレたら姉がすごく落ち込み、なだめるのに苦労するから。
妹をキャロルに奪われるような気がして、姉としては面白くないのだろう。
CG絵:「花屋でバイト」
▲ハンナが花好きなのは、じつは姉の影響。 姉が花好きなので、自然と彼女も好きになったのだ。
Q
ロリィが誘拐された理由は?
A
ロリィの両親は普通の庶民。特に金持ちというわけでもない。 とすれば、身代金目的だったとは考えにくい。
そこで思い出されるのが、ロリィ&レズリーと知り合うシーン。
レズリーに殴られて2人と知り合った場合、以前からロリィに変質者がつきまとっていることが言及される。
この変質者と誘拐犯はじつは同一人物。 とすれば、ロリィがさらわれた理由も想像できるのでは?
ちなみにこの誘拐イベントで、ロリィを助けに行かず誘拐犯の好きにさせると、事件の結末がウィークリートピックスに掲載される。 一度は見てみよう。
CG絵:「幼女誘拐緊縛監禁」
▲助けなかった場合の結末はかなりショッキング。
Q
レズリーが水を嫌いになったのはなぜ?
A
レズリーを夏のビーチに誘っても、彼女は絶対に泳ごうとしない。
策を弄して泳がせようとしても、彼女が溺れるイベントが発生してしまうだけ。
彼女はとにかく水が嫌いなのだ。
幼いころ、彼女は両親と船でエドワーズ島まで旅行したのだが、そのときはしゃいでいて船縁から海へ転落してしまった。
ところが両親はあわてるばかりで、彼女を助けてくれなかったのだ(結局、船員が助けてくれた)。
そして、海で溺れたということより、両親が助けてくれなかったことがトラウマになって、彼女は水を恐れるようになってしまったのだ。
CG絵:「海だってば!(レズリー)」
▲泳げないけど、のぞきイベントには登場。
この『豆知識』では、上のQ&Aに関連した事柄をいくつかピックアップして解説。
いままで知らなかった、意外な事実が判明するかも!
●ドルファン学園について
ドルファン学園は、国民の文盲率を下げ、学術レベルを上げることを目的に、文化部(日本の文部省のような機関)が設立した公立の学校。
6・3・3制(初等部・中等部・高等部)になっていて、共学。ただし男子部と女子部に分かれている。
ドルファン首都城塞内にある唯一の公立の学校である。
建前上は強制義務ではなく半義務だが、上記目的達成のため、首都城塞内の子供たちは国の命令でなかば無理やり通わされている。
なおマリーゴールド地区にドルファン学院(リンダが通っている)という学校があるが、これはドルファン学園を模倣して創設された私立の学校。
CG絵:「あたしが守る」
▲ドルファン学園の校門前は、女の子たちとの出会いの場。
●ソフィアの父親について
ソフィアの父親は元軍人。かつては陸軍部隊に所属し、プロキアとの国境に近いダナンに駐留していた。
プロキアとゲルタニアが軍事衝突を起こした時、ダナン駐留部隊はプロキア側について参戦、ソフィアの父親も小隊を率いて出兵するが全滅してしまう。
父親は生き残るも脚を負傷し、さらに敗北の責任をとらされて軍を辞めさせられてしまう。
このことが原因で、彼は酒に溺れるようになってしまったのである。
ゲーム中、D26年10月7日〜D27年3月31日の期間にソフィアをデートに誘おうとすると、父親が登場するイベントが起こる。
このイベントで、選択肢「不愉快〜」を選ぶと、ソフィアを傷つけてしまうが、かわりにCGが見られる。
●修学旅行イベントあれこれ
ゲーム中にソフィアが登場している場合、D27年11月17日、ソフィアたちが修学旅行に行くことをピコが教えてくれる。
この修学旅行についていくと、いろいろなイベントが見られる。
選択肢で「三歳児すら〜」を選んでジョアンを追えば、ソフィアとのイベントが発生。
ハンナが登場しているなら、湖へ行けば彼女のCGが見られる。
レズリーが登場しているなら、ホテルに向かえば、彼女と会える。
CG絵:「ソフィアの危機」
▲修学旅行はいろいろなCGが見られるので、見逃すな!
●レズリーが溺れるイベント
夏休みのビーチでレズリーとデートすると発生するイベント。
レズリーに対して「足がつった」と真剣に助けを求めてみよう。
ただしレズリーの恋愛度が低い場合は、レズリーではなく監視員が助けにくるので注意。
そしてレズリーが溺れたら、必ず彼女を助けること。
なおランダム発生なので、このイベントが見られるかどうかは運しだい。
彼女と夏休みのビーチでデートを3回以上すると、比較的発生しやすい。
CG絵:「悪夢は再び」
▲発生させづらいイベントだが、一度は見ておきたい。
ゲームで語られなかった真実がここに! みつめてナイトファンページ
おしえてナイト
『みつめてナイト』に登場する女の子達の、ゲームでは語られないヒミツを紹介していくこのコーナー。
第2回目となる今回は、不思議な過去や経歴を持つ4人をピックアップしたぞ。
Q
ライズがスパイとして送り込まれた理由は?
A
全欧最強の傭兵騎士団ヴァルファバラハリアンの八騎将の1人「隠密のサリシュアン」の異名をとるライズは、ドルファン首都城塞内に送り込まれたスパイだ。
だが彼女が首都城塞へ潜入するよう命じられたのには、ある理由がある。
彼女の父デュノスは、初めから負け戦と承知の上で、自分を追放したドルファンへの憎悪から、ドルファン=プロキア戦争に参加した。
だが愛する娘を自分のエゴの犠牲にはしたくなかった彼は、娘を首都城塞に送り込むことを思いつく。
負け戦だからおまえは逃げろと言っても、父を慕うライズは承知しないだろう。
そこでスパイ活動という名目で、娘をいちばん安全な場所、つまり敵の本拠地である首都城塞に潜入(避難)させたのだった。
ライズはそうした父の意図を知らぬまま、ずっと潜入捜査を続けていたのだ。
CG絵:「珍しい笑顔」
▲愛する娘の笑顔をデュノスは守ろうとしたのだ。
Q
普段のノエルってどんな女性なの?
A
エンディングで意外な事実が判明するものの、その素性についてはほとんど謎のままで終わってしまうノエル。
じつは彼女、モデルさんなのだ。
もちろん主人公とは、直接面識があったわけではない。
ただ彼女は夢遊病者であったため、そこを利用されただけなのだ。
CG絵:「見ちゃイヤン」
▲このプロポーションを見れば、モデルだってのも納得だよね
Q
アンが主人公を好きになった理由は?
A
アンには、ある悲しい過去がある。
かつて彼女には恋人がいた。 アルビア皇国の海軍将校で、名はヴァイルといった。
ドルファン港に寄港していたアルビア艦の士官であったヴァイルが、波止場でチンピラにからまれていたアンを助けたのが、2人の出会いのきっかけだった。
2人は強く愛し合うようになり、結婚の約束をする。 そしてヴァイルの故国アルビアへと2人は向かう。
だが2人を乗せた船は途中嵐に見舞われ、ヴァイルを含む大勢の乗組員とともに海の藻屑となる。
その事故で、アンがどうなったかの記録はない。
ただ確実にいえるのは、その後も彼女はこの世界に"存在"し続けたということ……。
ドルファン港でソフィアがチンピラにからまれていたあの日より、50年以上も昔の悲しい出来事である。
そしてソフィアを助けた主人公の姿が、かつてのヴァイルの姿に重なり、アンは主人公が好きになったのだった。
CG絵:「わたし…感激です」
▲主人公と出会い、止まっていた彼女の時間が再び動き出す……。
Q
メネシスとゼールビスの関係は?
A
メネシスは、スィーズランドのとある教会の福祉施設で、孤児として育つ。
孤児であるがゆえのコンプレックスからか、彼女は全身全霊を学問に傾け、名門リーデン学術院の奨学生となる。
そこで化学の開祖ガリレアの講義を聴き、化学の可能性に魅せられ、ガリレアの直弟子になった。
そのとき出会ったのが、すでにガリレアに師事していたゼールビスだったのだ。
ゼールビスはメネシス以上の天才であり、彼女はそんな兄弟子に、ライバル意識とは別に、憧れと恋愛感情がごちゃまぜになったような思いを抱くようになる。
だが学問に専念する代償として人格が極端に歪んでしまった彼女には、化学の使徒として生きる以外に道はなく、そうした思いを心の奥底に封印するしかなかった。
だからゼールビスがテロに走り、後に主人公との一騎討ちに敗れて死んでいった時、封印したはずのそうした感情が一気によみがえり、泣き崩れたのである。
もうこれで、彼が悪事に手を染めることはないのだと……。
CG絵:「楽しい爆弾解体」
▲ライバルでもあっただけに、ゼールビスへの思いには複雑なものがあったようだ。
●ライズの手袋について
別に潔癖症というわけでもないのに、ライズはいつも手袋をしていて、絶対に外そうとしない。
その理由はじつはすごく単純で、八騎将である彼女の手には剣ダコがあるからなのだ。
ドルファン学園に通うごく普通の少女を装っている彼女が、剣ダコを他人に見せるわけにはいかない。
だから手袋をしているわけである。
ちなみに、ライズにのぞきイベントがなかったり、デートでビーチに誘えないのも、これと似たような理由による。
というのも彼女には、胸の谷間や背中、太股の裏など、体のあちこちにザックリとした傷あとがあるのだ。
学校でも体育の授業は、体操服に着替えたりしてその傷を他人に見られるわけにはいかないので、いつも見学している。
CG絵:「雨宿りの午後」
▲肩や腕には傷がないので、ノースリーブの服を着ることはできる。
●アンとソフィアの出会い
ソフィアがテロに巻き込まれて入院する一連のイベントで、ソフィアとアンが知り合いであることが語られる。
ではいつ、どうやって2人は知り合ったのか?
それは、ソフィアの父がまだ軍人としてダナンに駐留していたころにさかのぼる。
当時、ソフィアの家族もダナンに住んでいた。
ある日、まだ幼かったソフィアは1人でダナンの街を出歩き、迷子になってしまう。
そして、途方に暮れて泣いていた彼女に声をかけてくれたのが、アンだったのである。
アンは、ソフィアの父親が探しに来るまで、ずっとソフィアを膝の上に抱いて、歌を聴かせながら励ましてくれたのだった。
ソフィアが歌好きになったのは、このときの経験が大きく影響している。
CG絵:「恋を歌う少女アン」
▲アンの歌に励まされ、ソフィアは歌が好きになったのだ。
奥深い世界設定を教えます! みつめてナイトファンページ
おしえてナイト
『みつめてナイト』に登場する女の子達の、ゲームでは語られない裏話などをQ&A形式で紹介していく『おしえてナイト』。
第3回目となる今回は、王侯貴族の世界にご招待!
一見華やかに見える上流社会も、その陰では権謀術数が渦巻いている。
そんな世界に生きている3人の少女のヒミツに迫る!
Q
ドルファン国王の実の娘でないって本当?
A
現ドルファン国王デュランには子供ができなかったため、ピクシス卿がどこからか女の赤ん坊を連れてきて、王女にすえた。
それがプリシラだった、というのがことの真実。
プリシラ自身も、物心ついたころには自分が父王の実の娘ではなく、ドルファン王国を存続させるための道具でしかないことを理解していた。
が、同時にデュランが自分を実の娘のように愛してくれていることも承知していたので、
自分の立場や境遇について、彼女なりにずっと悩んでいたらしい。
CG絵:「自然は大切に」
▲城を抜け出すなど、ときどきとんでもない行動をするのは、自分の立場への抵抗なのかも。
Q
カルノーとはどんな関係だったの?
A
セーラの兄のカルノーとプリシラは、かつては恋人同士の関係にあった。
といってもプリシラのほうは、周りに年の近い男性がほかにいなかったことと、カルノーがそこそこ美形だったことから、
「ま、付き合ってあげてもいいかな」という程度の感覚で付き合っていた。
だから国外追放されて自分のもとを去っていった男にいつまでも執着したりはしなかった。
一方、カルノーのほうはプリシラにベタ惚れ状態だったので、シベリアに逃れたあとも彼女のことをずっと想っていた。
だから任務遂行のためドルファン城に潜入したついでに、プリシラをさらってシベリアに連れて行こうとしたのである。
Q
クラシスの花って効果はあったの?
A
セーラファンには残念だけど、クラシスの花の薬効成分はゼロ。
万病に効くというのは単なる迷信で、実際は何の効果もない。
もともと「みつめてナイト」の世界は非常に現実的で、魔法だとか神様の奇跡とかいったものは存在しないのだ。
ならば彼女の病気は治るのかというと、その可能性は低い。
「みつめてナイト」の世界に存在している医学は化学から分化したものであり、薬学や内科の分野では発達していても、
手術などの外科的な技術はほとんど進歩していないからだ。
CG絵:「嬉しいのに涙が…」
▲いつか彼女には元気になってほしい。 けれど現実は……。
Q
天下のザクロイド財閥があっさり破産した理由は?
A
ザクロイド財閥は、国家の重鎮であるオーリマン卿と手を結び、国内の燐鉱石を独占供給することで財産を築いた。
だが事業の手を広げすぎたため、燐鉱石の独占だけではどうにもならないほど、経営状態は悪化していた。
だから、海外からの安価な燐鉱石が流入するのを阻止してきたオーリマン卿がテロの犠牲になり、
燐鉱石の取引が自由化されたとたん、一気に破産してしまったのである。
成金ということで上流階級の評判が悪く、なんらかの救済措置がとられることもなかった。
CG絵:「栄光は我が為に」
▲成金ゆえに受ける中傷に打ち勝つために、常に自分を磨いてきたリンダ。 じつは努力家なのだ。
●ピクシス卿について
ゲーム中、名前だけは何度も耳にするピクシス卿は、本名をアナベル・ピクシスといい、王室会議の筆頭である。
王室会議はドルファン王国の政策を決定する最高機関であり、ピクシス卿はその王室会議で、デュラン国王以上の発言権を握っている。
ドルファン王国の陰の支配者で、"怪老"の異名を持つほどの人物なのだ。
ただし決して、権力におぼれた利己的な人間ではない。
ドルファン王国を心の底から愛するあまり、王家存続と国家安泰のためならどこまでも非情になれる人間ではあるのだが……。
例えば彼は、プリシラがデュラン国王の実の娘でないという事実を隠すために、プリシラの本当の両親を暗殺している。
また彼が女の赤ん坊をさらって王女にしたのは、もし男の赤ん坊をさらって王子として育てた場合、その王子が国を継いだ時、
万が一にもピクシス家に反旗を翻すのを恐れたからである。
孫のカルノーがプリシラと恋仲になったのは、ある意味ピクシス卿にとっては理想的だった。
カルノーがプリシラと結婚して王位を継承すれば、国家も王家も安泰となるはずだったからだ。
しかしカルノーが思想的に急進派、いわゆる左派寄りの人間であることが判明すると、ピクシス卿は彼を国外へ追放してしまう。
わずかでも国家争乱の火種となりそうなものは、例えそれが実の孫であってもあっさり切り捨てる。
ピクシス卿とはそういう人間なのだ。
CG絵:「やっぱ、これよね」
▲すべてが闇に葬られたため、彼女は実の両親がどこの誰かは知らない。
CG絵:「セーラを守る影」
▲追放されたカルノーにとって、妹のことは気がかりだったに違いない。
●城に潜入したカルノーの任務とは?
ドルファンを追放されたカルノーは、かつてシベリアの特務部隊スペツナズの人間だったグスタフ(現セーラの屋敷の執事)の力を借りて、シベリアへ亡命する。
その彼がスペツナズの一員としてドルファンに戻ってきたのは、ドルファン城のどこかに眠っているはずの、ある古地図を入手するためだった。
その地図には、ドルファン国内のどこかにあるダイヤモンド鉱山の位置が記されていた。
採掘技術を持たないドルファン王国にとってはたいして価値のない地図であったが、
永久凍土に覆われたシベリアにとっては、ダイヤモンドの発掘によって得られる利益はきわめて魅力的だった。
地図さえ手に入れれば、あとは鉱山を見つけだし、発見者としての立場から採掘権をドルファン政府に要求すればいい。
そう判断したシベリアは、ドルファン城の内部をよく知るカルノーを、古地図奪取の任にあたらせたのだった。
なおシベリアは、自国で採掘された燐鉱石をドルファン王国へ輸出することも狙っていた。
ザクロイド財閥が破産する原因ともなったテロ事件は、じつは無差別テロに見せかけてオーリマン卿を暗殺するため、
シベリアがゼールビスに依頼して行われたものである。
CG絵:「こりゃピンチだわ」
▲サーカス団に化け、カルノー一味は城に忍び込む機会をうかがっていた。
女の子達の素顔と過去がここにある! みつめてナイトファンページ
おしえてナイト
『みつめてナイト』に登場する女の子達のヒミツを、Q&A形式でお届けしてきたこのコーナーも今回が最終回!
トリを飾るのは、ドルファン城砦内で自立して生きている、ちょっぴり(かなり?)オトナな5人の女性達だ!
Q
どうしてお城に転職したの?
A
恋愛度がハート3つ以上になると、突然キャロルはお城のメイドに転職してしまう。
本人はその理由を、給料が1.5倍だからだと言うけど、本音は別にある。
お城で働けば、毎日主人公に会えると思ったからなのだ。
お城にいても、傭兵である主人公に会えるわけではないけれど、そういう勘違いをするあたりが、いかにも彼女らしい。
確かにイベントで、何度か会うこともあるんだけどね……。
CG絵:「似合うっしょ!」
▲おちゃらけているけど、じつはけなげな女の子なのだ。多分……。
Q
彼女が結婚にこだわるのはなぜ?
A
スーの両親はおしどり夫婦で、毎日いちゃいちゃと幸せいっぱいに暮らしている。
そんな両親を見て育ったスーは、いつしか結婚に憧れるようになった。
ただし彼女は結婚を理想化しすぎているため、どうしても自分の理想ばかりを相手に押しつけてしまい、結果的にフラれてしまうのだ。
CG絵:「私が五月の花嫁よ」
▲彼女の場合、結婚すること自体が目的で、相手のことは二の次なのだ。
Q
ヤングとネクセラリアと彼女の関係は?
A
クレアがヤングとネクセラリアに出会ったのは、彼女が19歳の時。
当時彼女はハンガリアにある学術院の学生で、ヤングとネクセラリアはハンガリア陸軍の兵卒だった。
2人の男は、すぐクレアに好意を抱くようになった。
だがヤングは粗雑なわりには奥手で、つい強がって「女なんて……」といった女性差別的な発言をしてしまう、そんな男だった。
そのためクレアの、ヤングに対する最初の印象は非常に悪かった。
一方のネクセラリアは紳士であり、女性にはマメ。
クレアもそんなネクセラリアにひかれ、つき合うようになる。
ところがある日、とんでもない事件が起きる。
ネクセラリアが上官を刺殺し、逃亡してしまったのだ。
クレアは失意のあまり心を閉ざし、誰とも口をきかなくなってしまう。
そんなクレアを、少し距離を置きつつも辛抱強く慰め、力づけ続けたのがヤングだった。
そしてヤングがクレアと出会って6年後、彼はようやくクレアの心を開くことに成功し、彼女の信頼を手に入れたのだった……。
CG絵:「悲しみの未亡人」
▲ネクセラリアにヤング、主人公と、つくづく軍人に縁の深い女性である。
Q
化学の開祖ガリレアの孫娘だってホント?
A
ジーンは、まぎれもなく化学の開祖であるガリレアの孫娘。
とはいえ彼女は幼いころに両親とドルファンに来て、そのまま帰化しているので、祖父についての記憶はほとんどない。
あるとしても、典型的な学者タイプで家族を顧みなかった祖父への悪印象ばかりである。
むしろそうした祖父への反発心が、彼女を化学と対極にある自然を慈しむ女性にしたのかもしれない。
ちなみに彼女の将来の夢は牧場経営。
動物好きの彼女にとって食肉処理はつらい行為だが、やむをえないことだと日々、自分を納得させているらしい。
CG絵:「犬とたわむる……」
▲ちなみに彼女の両親はドルファンへ帰化後、船の事故で死亡している。
Q
看護婦のような重労働をして大丈夫なの?
A
テディーはセーラと同じ心房中隔欠損症という心臓の病気を患っている。
といってもセーラに比べればずっと経度のものであり、軽度の場合は肉体が成長するにともなって、自然に治ることもある。
だから、必要以上の無理をして働くようなことさえしなければ、看護婦として働くのに何の問題もない。
事実、格闘大会のイベントでは、他の観客以上に興奮しても平気だったしね。
もっともデート中にいきなり発作に見舞われることもあるので、絶対に大丈夫だというわけでもないんだけどね。
CG絵:「心臓はどうした?」
▲格闘大会でのはしゃぎっぷりは、見ているほうが心配になるほどだった。
・城で起こるキャロルのイベント
お城で発生するキャロルのイベントは2つある。
1つはプリシラがゲームに登場していて、なおかつプリシラの恋愛度がハート3つ以上のとき、D28年8月24日に起こる幽霊騒動イベントだ。
このイベントは、通常はプリシラと一緒に幽霊退治に向かうことになるが、キャロルの恋愛度がプリシラより高い場合は、キャロルと一緒に行動することになる。
さらにこの幽霊騒動イベント、ハンナが登場していて、かつハンナの恋愛度がプリシラやキャロルよりも高い場合は、ハンナと一緒に行動することになる。
またプリシラと行動した場合は、幽霊と遭遇後、気絶したプリシラを放っておくことで幽霊の正体が明らかになり、事件は解決する。
事件の犯人のその後は、後日ドルファンタイムズに掲載される。
かなり残酷な結末だが、興味のある人はチェックしてみよう。
お城で起こるもう1つのキャロルのイベントは、セーラの恋愛度がハート4つ以上のとき、D29年1月18日に発生するクラシスの花イベントだ。
このときキャロルが転職している場合のみ、独力で城に乗り込むことができ、さらにキャロルを同行させることで、彼女のイベントを見ることができる。
ちなみにクラシスの花を入手したいなら、キャロルを同行させてはダメ。
おもしろいのは、幽霊騒動イベントもクラシスの花イベントも、キャロルと一緒に行動すると、ロクな結果にならないこと。
まだこの2つのイベントを見てない人は、ぜひ見てみよう。 笑えるから。
CG絵:「暴れん坊メイド壱」
▲このあと証拠は無事隠滅でき、キャロルにおとがめはなかったらしい。
CG絵:「暴れん坊メイド弐」
▲空中庭園でくつろぐキャロル。この後彼女は予想外の行動を……。
※聞いたものをただ文章化したものなので、正確性は保証出来ません。
台詞はゲーム中のものがベースになっていますが、若干のアレンジが加えられているようです。
(市街/小鳥の鳴き声)
プリシラ「ねえねえ、そこの外国人のお兄さん!
貴方よ、貴方 ほら、そっぽ向かないの!
ねえ、あそこのお店のアイスが食べたいの 買ってくださる?
…えっ、ホントに?
貴方ポイント高いわ きっと女の子にモテるわよ
…う〜ん、今日は朝からツイてるわ
なんかいい人と出会っちゃったみたいだし」
(背景音:OFF)
ソフィア「偶然出会った二人… 出会いはいつも突然やってきます」
(海辺/カモメの鳴き声)
レズリー「あたしさ… 昔っから素直じゃないんだよね
いつだって片意地張って、自分を押し殺してばっかり…
でも、何故なんだろうな あんたの前じゃ、いつの間にか本音を吐いてた気がする
あんたとロリィぐらいのもんだよ あたしが気を許せる相手ってのはね
…ふっ、なんなんだろうな、あたし達って 親友ってやつか? それとも…」
(背景音:OFF)
ソフィア「恋もまた、突然やってきます 何の前触れもなしに…」
(トラック2「恋は突然」へ)
(波の音)
※以後、アンの台詞
わたし…わたし、勇気を出してよかった… (BGM:「想い出は波のように…〜アンのテーマ〜」)
貴方に、この想いを受け止めてもらえるなんて… 夢みたいです
でも…、出来る事なら貴方と…貴方と同じ時を過ごしたかった…
…バカな話ですよね 人と同じく生きられないなんて
なのに人を愛するなんて…
どうして…、どうして神様は人としての生を与えてくれなかったんですかね?
わたし…、貴方と同じ時を過ごしたい!
ずっと、ずっと一緒にいたい!! (BGM:フェードアウト)
…このまま終わるなんてイヤ…
このまま消えるなんてイヤ…
やっと…やっと想いが通じたのに
わたし…貴方を、ずっと…愛し……… (波の音)
(トラック6「恋をすると」へ)
(シアターに響く足音)
※以後、ソフィアの台詞
この舞台に立つのが、夢でした
大勢の人の前で歌いたい
今日まで、そう思い続けていました
でも今は、貴方の為だけに歌いたい
聴いてください
貴方がくれた、明日を…
(「明日を夢見て」の伴奏が流れ、歌へ)
(騒がしい波止場 近づいて来る2人の足音)
(BGM:「そして、素直になれる」)
※以後、ソフィアの台詞
貴方がいてくれたから、私、明日を見つける事が出来たんです
ありがとう…ございました 本当に……
私、頑張ります
夢は叶わないかもしれませんけど、でも、やれるだけやってみようと思います
だから、歌い続けます
これからも (BGM:フェードアウト)
ずっと……
※Web上での読みやすさを考え、一部原文を再編成しています。 (適当に改行、英数字の半角化、誤植の修正など)
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