みつめてナイト スクリーンセイバーをWindowsXPにインストールしてみる


かなり今更なんですが、みつめてナイトのスクリーンセイバーを先日中古(1500円)で購入しました。
そこで、このソフトをWindowsXPにインストールしてみた様子をレポートしたいと思います。
※このレポートを参考にされる方が万一おられる場合、当然ですが正常な動作補償外になりますので、ご注意下さい。

この商品の名前は正確には
コナミ&レッドカンパニーコラボレーションコンテンツ
みつめてナイト◆スクリーンセイバー 聖少女艦隊バージンフリート◆シークレットファイル

…という異様に長いものです。
1998年3月19日、みつめてナイト本編と同時発売。 開発は本編のKCE東京ではなく、Rを開発したKCE新宿です。
商品はB6サイズと、想像していたより小さいものでした。(ポストペットのパッケージ版のような…)

動作OSはwindows95日本語版(98ではありません)となっていて、事前にネットで調べてみた所、
XPでの動作不可との事でしたが、インストール自体は問題なく終了しました。

それでは、画面のプロパティからスクリーンセーバーの一覧を見てみます。
…やはりみつめてナイトの名前がありません。
C:\Windowsフォルダも見てみましたが、設定ファイルらしきものがあるだけで、スクリーンセーバー本体が見当たりません。
最近更新されたファイルを検索しても、.datファイルと不明な拡張子(.plyなど)のファイルが追加されているのみ…。

CDの方を見てみると、MKNIGHT.scrというファイルがあったので、適当なフォルダにコピーしてダブルクリックすると、
ソフィアの水着画像が出て、スライドショー(本編の「海だってば」の画像集 但し何故かアンだけはいません)が開始されました。

…でも、説明書によると海だってば以外に6種類あるはずですし、出来ればスクリーンセーバーとして起動出来るようにしたいものです。
そう思って、画面のプロパティにあるスクリーンセーバーのサンプルをぼんやり見ていると、
実は「MFC Screen Saver」という名前のがみつめてナイトのそれでした。 (MFCで作ったんですね…(笑))
どうして名前が変わっているのか分かりませんが、これでスクリーンセーバーとしての体裁は一応整いました。

しかしまだ問題が。 画面のプロパティのスクリーンセーバータグの「設定」のボタンに反応がありません。
つまり、設定の変更不可。 やはりさっきの海だってばのスライドショーしか見られないと言う事に。
海だってばのスライドショースクリーンセーバー(アンも入れたバージョン)を作ろうと思えば簡単に出来るので、これでは意味ありません。
(改めてプログラムを組まなくても、特定フォルダ内の画像をスライドショー形式のスクリーンセーバーにする方法は色々あります)
ネットで古いスクリーンセーバーをXPで無理やり動作させる方法を検索してみましたが、これという解決法がありませんでした。

なので、最終手段。 さっきの設定ファイル(MKNIGHT.INI)をメモ帳で開いて、どうにかならないか見てみる事にしました。
MKNIGHT.INIの中身は

[SCREENSAVER]
SCRIPTSEL=0
FIGURESEL=0
DATAPATH=c:\Program Files\Konami\みつめてナイト
STRETCH=0

となっていました。
ここでSCRIPTSELとFIGURESELというのが怪しいので、まずSCRIPTSELを1に変更。
すると、キャラの絵が印刷されたピクチャーCDの様なものがあちこちに現れては消えるものに変わりました。
2に変更するとキャロルのCDが1箇所で回転するものに。
ここでキャラ選択はFIGURESELが怪しいので、1に変更……変わりません。
2に変更するとジーンに変わりました。 SCRIPTSELが種類、FIGURESELがキャラ選択で間違いないようです。
以下、設定値のまとめです。

SCRIPTSELの値

0:海だってばスライドショー(複数キャラ)
1:CDあちこち(複数キャラCDがフェードイン/アウト CDのキャラ背景は白(自作CD-Rのイメージ?))
2:CD回転1枚(上記CDが1箇所(下中央)で回転 時々縦回転で絵柄変更)
3:CD回転4枚(回転式CDチェンジャーのような動き CD様のものは次々入れ替わる)
4:トランプ回転1枚(1箇所(中央)で回転 時々絵柄変更 トランプは単に表側にキャラ絵が入ったもので、特別な意味あいはないと思われる)
5:トランプ回転4枚(画面4隅、4箇所に置いたトランプで神経衰弱っぽい事(同じ数字が出ても取らない事あり)をする)
6〜:トランプ右から左へ(マジシャンがやるシャッフル風の動きをゆっくり)

FIGURESELの値

0〜1:キャロル
2:ジーン
3:スー
4:ソフィア
5:テディー
6:ハンナ
7:メネシス
8:ライズ
9:リンダ
10:レズリー
11〜:ロリィ
※表情は好感度が高いもの(のみ) ライズは目そらし修正前バージョン

…でも、このキャラの並びって何なんでしょうね。 もしかして新しい謎が? …と思ったらアイウエオ順でした。(笑)
何でわざわざ整列させたのか良く分かりませんが。
また、FIGURESELで選択出来るヒロイン数が11人しかいないというのも気になります。
ちなみにいないのはプリシラ、セーラ、クレア、アン、ノエルの5人。
設定値をどうにかすれば…とも思ったんですが、キャラが全員出ている(と思われる)1番のスクリーンセーバーでもこの5人は出てないようなので、
最初からいなかったと考えた方が良さそうです。
発売直後でこの5人は秘密だった…はないですね。 発売前の雑誌記事に16人出てますし、本編の説明書にも16人しっかり出ています。
発売時期を合わせる為にごたごたしていたんだとは思いますが、少しお粗末な気が。
うっかりロゼッタも入れてしまいました…だったら良かったんですけどね。(笑)
FIGURESELの初期値が0で、ヒロインの番号が1からというのもなんだかこなれていない感じがします。

結局、個人的には目そらしなしバージョンのライズ以外は本編で見たことがあるものばかりで収穫はほとんどありませんでした。
(目そらしなしバージョンも何故かどこかで見たような気が…)
表示も画面中央に(多分)640×480サイズなので小さいですし、(上記INIファイルのSTREACHの数値をいじってみましたが反応なし)
バックの宇宙空間も意味不明で、世界観を表しているとは言い難いです。 ドルファンの全景とかだったら少し印象も違ったと思うのですが…。
それにインストールしたファイルの合計容量が3.29MBと言うのはいかがなものでしょうか?(笑)
ちなみに私はインストールしていませんが、バージンフリートの方のフォルダをのぞいて見ると、 動画ファイルなんかが複数入っていて、
CD容量の99%位はバージンフリートなのではという印象を持ちました。
説明書によると兵器の設定資料集などが多数収録されているようで、この商品はむしろバージンフリートの宣伝に力が入っていたのかなと言う気がします。
(QuickTimeのインストール必須とシステム要件にあるのは、明らかにバージンフリートのためですね)
まあ、事前からそうだろうという前提の上で購入したので別に良いんですが、原価で購入していたら違う印象を持っていたかも知れません。

後日談ですが、
なんとなくさっきのMKNIGHT.scrを右クリックしてみると、メニューに「テスト」、「構成」、「インストール」という項目があることを発見。
「構成」から設定ダイアログが難なく開けました。 ヒロイン数はやはり11人だったようです。
スクリーンセーバーの正式名は「うみ」、「ピクチャーCD1〜3」、「トランプ1〜3」だそうです。 (半角カタカナがなんだか懐かしい感じですが)
「テスト」でスクリーンセーバー起動テスト。 「インストール」…はやめておいた方が良いですね。
スクリーンセーバーははっきり言って実用上、自宅パソコンには全く必要ないんですが、ファンとして時々思い出して見る分には良いのかなという気がしています。

以上、みつめてナイトスクリーンセーバーのインストールレポートでした。


雑多図書館徹底攻略みつめてナイトデータ集> スクリーンセーバー