みつめてナイト 英語版Wikipediaの翻訳


海外のWikipediaには日本のゲームの記事が掲載されている事があり、その中にみつめてナイトの記事がある事をご存知でしょうか?
ここではその記事を(英語力には全く自信のない)管理人が頑張って翻訳してみました。
(翻訳がおかしい部分もあると思いますが、その場合は出来れば連絡していただけると助かります。)

※このページは「みつめてナイト」が海外ではどのように見られているかを調べてみようと言う目的で作られました。
 誤りと思われる部分も見受けられますが、そういう部分も含めて、海外の方はどういう部分に関心があり、
 どういう解釈がされているのかと言う事を調べる意味でも貴重な資料だと思います。
 決して、誤りをあげつらう目的で作成したのではありませんので、ご了承ください。 (というか、うちのサイトの内容も十分怪しいですし…(笑)。)


英語版Wikipedia"Mitsumete Knight"の記事(http://en.wikipedia.org/wiki/Mitsumete_Knight) 2009年12月16日版の翻訳
※日本語版はこちら (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%81%A4%E3%82%81%E3%81%A6%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88)


みつめてナイト (Mitsumete Knight)

みつめてナイトはコナミとレッド・カンパニー(サクラ大戦で有名、現在はレッド・エンタテインメントに社名変更)の
コラボレーション(※1)によってプロデュースされた恋愛シミュレーション(※2)である。
このゲームは1997年(※3)にPlayStation用としてリリースされた。
このゲームのキャラクターは、過去にサクラ大戦、正しくはサクラ大戦2の敵のデザインで参加した竹浪秀行氏によってデザインされた。(※4)
このゲーム自体はときめきメモリアル〜forever with you〜を変更したものであるが、
背景やより大きいキャラクターを見せるための拡張部分を含んでいる。(※5)
しかし、この2つのシリーズの間のゲームプレイに関しては多くの部分で異なっている。

コンテンツ

1.ストーリー
2.ゲームプレイ
3.続編と発売された関連アイテム
4.トリビア

ストーリー

プレイヤーは東洋から中世ヨーロッパをモデルとしているドルファン王国に旅をしてきた傭兵である。
彼はこの国(ゲーム上の3年間は存続するであろう)の戦争を援助するために雇われた。
そこでプレイヤーは沢山の様々なキャラクターたちと出会い、彼らと関係を築いていく。
3年間が終わり戦争が終わった後、ドルファンは国内にいる全ての外国人に国外退去を命じるが、これはプレイヤーにとって突然の別れを意味している。
もしプレイヤーが一人の女の子と有益な関係を築いていたなら、彼女らはプレイヤーに会い、彼と共に国を去るだろう。 (特定のキャラクターを除く)

ゲームプレイ

かなり「ときめきメモリアル」(ゲームプログラムはこれを基礎としている)に似ており、
プレイヤーは平日と土曜日を過ごすために剣修行や乗馬のような戦争関係のタスクなど、いくつかのオプションのうち1つを選択する。
日曜日にはプレイヤーは今まで会った事のある女の子を探し、その後の日曜日にデートを取り決める事を選択出来る。
あるいは週末はいつもの訓練で過ごす事も出来る。
プレイヤーの目立った成績を審査し、キャラクターに印象付ける、定期的な剣闘、乗馬、美男子コンテスト(※6)がある。
種々の通称はプレイヤーに、その強さや弱さによって与えられる。
このゲームの2つ目の部分はドルファンのための戦いにある。
敵国の十将軍(※7)の一人が別々の機会に戦いを挑んで来て、合計約6回の戦闘がある。
プレイヤーは敵将とシンプルなRPGのような戦闘をする事になる。
失敗はゲームオーバーという結果にはならないし、戦争の結末が変わるわけでもないが、プレイヤーは満身創痍で入院させられることになる。
プレイヤーが全ての戦闘に勝利すると、最後に国王から名誉ある通称を与えられるが、
これはメインキャラクターの一人であるプリシラ王女のゲームを終了させるのに必要な条件となっている。

続編と発売された関連アイテム

PSのRPG"みつめてナイトR"がリリースされた。このゲームの多くのキャラクターがストーリーの中で再び出演した。

オリジナルサウンドトラックに加えて、4つのドラマCDがリリースされた。
これはゲーム中で起こる爆弾テロの裏の真実のような、手がかりはあるが明らかになっていないストーリーを多くの視点から明らかにした。

トリビア

・このゲームでプレイヤーが街で出会うことの出来るポッサム(※8)のロケットナイト、スパークスターはカメオ出演である。
 彼に会った上でゲームを終了すると、ゲーム中に使える特別なアイテムを売る秘密の店が開店し、スパークスターはそこで店員をしている。
 彼のこのゲーム中の出演は彼の声が聞ける唯一の例である。(※9)
・ストーリーのルートによって、キャラクターの多く(メインキャラクターの数人でさえ)が死亡するが、これはプレイヤーの行動に強く依存している。
 これは恋愛シミュレーションではかなり珍しい。
・プレイステーションマウスに対応した数少ないタイトルの一つである。

カテゴリ:1997年のビデオゲーム|恋愛シミュレーション|コナミのゲーム|レッド・エンタテインメントのゲーム


注釈

※1 原文:inconjunction
※2 原文:dating simulation
※3 1998年の誤り
※4 サクラ大戦2はみつめてナイトの後発作品であるが、竹浪氏は1にも設定協力で参加している (竹浪氏のサイトより)
※5 そうなんだ…(笑)
※6 原文:beauty competitions 勿論、ナイスガイコンテストの英訳
※7 原文:ten generals 10人に増えているが、当然八騎将 (eight generals?)の事 (ジョアンとカルノーも数に入っている?)
※8 原文:Sparkster, the possom rocket knight ポッサムとは、オーストラリアに生息している動物の名前(らしい)
※9 日本国内だとメガドラ版の1作目のCMで喋っていた(らしい) 声優は別人で多分女性 (※我王様からの情報より)


管理人の雑記

マイナーゲームのみつめてナイトのページがあると言う時点で驚きなのですが、ときメモとサクラ大戦の流れでそこそこ知名度はあるみたいですね。
某動画サイトで外国人の方がプレイされたものを投稿されているのを見た事はあるのですが、ファンとしては嬉しい事です。

内容を見てまず気づいたのが、英語では恋愛シミュレーション(公式には純愛シミュレーションと言う事になってますけど)の事を
「dating simuration」(デートをするシミュレーションという意味?)と記述している事です。 なんと言うか、言い得て妙ですね…。
あちらに同ジャンルがあるとは思えないので、日本製のゲーム固有のジャンルなんでしょうね。

話はそれますが、国内でも男性向け恋愛ゲーム(狭義のギャルゲー?)というジャンルは、18禁からの移植を除くと、思いの他少ないんですよね。
シリーズとして続いたのはときメモ系、TLS系、メモオフ系、センチ系くらいでしょうか? あとは単発作品(良くて2まで)ばかりだったと思います。
理由は本家のコナミのときメモの続編の製作が遅れた事、購買層が競合するPCの18禁から18禁部分を除いた作品(ToHeart以降)が大量に出回った事、
センチメンタルグラフティの失敗とか色々あると思いますが、最近になって息を吹き返してきたと言うのは興味深いです。
アイマス系、キミキス系、ラブプラス、ときメモ4、ドリクラ(?)…etc. この勢いでみつめても続編が作られると良いんですけどね…。

…話を戻します。

あとは、みつめてナイトはプログラムレベルで「ときメモ」のシステムをベースに作られているように誤解されているようですね。
絶対無いとは言い切れないのですが、大枠は同じに見えても全く違うシステムですし、開発も別チームなので別物でしょう。
多分、日本の記事で「みつめてナイトはときメモのシステムと同じである」とか書かれていたのを誤解されたんじゃないかと思います。
海外ゲームの場合、安定した基盤システムに新しいソフトを乗せてバージョンアップさせていくという考え方は自然そうな気はしますが、
もしかしたら、日本のようにシリーズごとに一から作り直す(一部語弊あり)方が珍しいのかも知れませんね。

キャラクター面では、ヒロインで名前が挙がっているのはプリシラだけでした。
あと、ヒロイン死亡は海外でもセールスポイントになるらしいです。(笑)

また、スパークスターの所に出てくるポッサムという単語は私は初耳でしたが、ネット検索してみるとどうもこういうのがいるらしいです。
ポッサム(possom) (Welcome to Australia's Outback様)
これは…、やむをえないのかも(笑)。 でも、日本ではネズミと言う認識だと思いますが、彼がネズミだとは多分どこにも書いてませんしね。
それに、こういう単語がスッと出てくるあたりも文化の違いを感じます。 (単に私が無知なだけかもしれませんが)
…あちらの動物園とかには普通にいるんですかね?

そしてそれ以上に、スパークスターってそもそも何者?という部分がすっぽり抜けているのが気になりませんか?
つまり説明不要? 実は海外では結構知名度があるんでしょうか?
ロケットナイトアドベンチャーはもろに海外向けの絵柄と内容なので、みつめてナイトよりよっぽどメジャーというのは充分ありえる話ですが…。
と思って上記記事のSparkstarのリンクを辿ったらこんなのが。 なんか盛り上がってる(笑)。
ちなみに、"Sparkster, the possom rocket knight"という文に何か見覚えあると思ったら、ライバルのソニック(Sonic The Hedgehog)と同じ構文でした(笑)。

そして、誰もが存在を忘れているであろう(?)PSマウスに触れられているのにも微妙な文化の違いを感じたり…。
ときメモにもありましたけど(PSのは限定版の特典でしたね)、聞いた所によるとミニゲームが操作できないので不便だったとか。
そのうち、みつめてナイトをマウスで操作してみるという企画をやってみようかなと一瞬思いましたが、…やっぱりやめときます。(笑)


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